みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 極寒のアラスカかどこかの労働現場から、労働者を乗せた飛行機が一面雪に覆われた原野に墜落。 人跡未踏のような原野、しかもそこは凶暴なオオカミの巣窟のような場所。 墜落を生き延びた7人が寒さとオオカミの群れと闘うサバイバルアクション。 町にたどり着くなど絶望的な状況で何のあてもなくオオカミに付け狙われながら原野を行く設定にあまりにも無理がある、 風雪を避けて墜落した飛行機にとどまり狼が入ってこれないよう残骸でバリケードでも作り助けを待つ方が生存確率が高いのでは? と思ってしまうものの、それでは映画にならないから仕方がないんですけどね。 オオカミとの闘いがメインとなりすぎて、厳冬の自然の過酷さの描写はあるものの対オオカミ以外の部分が今ひとつ。 オオカミの群れが相手では、いつものニーソンの映画のように敵をボコボコにするようなシーンはありませんが、 墜落を生き延びた仲間の先頭に立ち、生への道を行く男の人間的強さが光る、といった作品かと思ったのですが・・・。 最後はこんなことになってしまうとは思わなかった。 ニーソン演じる男は妻に先立たれ、妻との日々が頻繁にフラッシュバックされるあたりには、 まだ妻の死から立ち直れていない、いや、冒頭を思い出すと妻の元に行く願望があるようにすら思える。 そして「最強の敵を倒せたら、その日に死んでも悔いはない。」という台詞。最後は本望だったのだろうか・・・? しかし肝心の最後の闘いが中途半端で終わってしまい、鑑賞後はモヤモヤしたものが残ってしまう作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-12-18 17:53:08) 3.冒頭、主人公がボソボソと湿っぽい独白が続いて、一体コレはどういうオハナシなんだよ、ちっともラチがあかんわい、と思おうかとした矢先、唐突に主人公の乗った飛行機が事故を起こし、雪山でのサバイバルに突入。埒が明かないどころか、むしろ性急過ぎる印象。もうちょっと前フリがあってもよろしいかと。 で、外は猛吹雪。よくこんな撮影したな、と思わせるものはありますが、よほど撮影が大変だったのかどうなのか(?)、意外に見栄えがしないのが残念。この後、物語は襲ってくる狼との戦いとなるのですが、この辺りの描写も画面をゴチャゴチャさせて、いかにもゴマカしました、という風に見えてしまうのがますます残念です。そういうゴマカシっぽい描写はその後もあちこちに見られ、さらには、主人公の人となりがあまり描かれていない分、物語にも厚みが生まれず、どうにも淡泊な感じがしてしまいます。 ただ、その路線を最後まで貫いたおかげ、といってよいのかどうかわかりませんが、終盤が近づくにつれて独特の詩情のようなものが生まれてきて、「この物語、最後はどうなってしまうんだろう」というのとは違った着地点にもってきたのは、何だかウマイことやったな、と。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-08-04 21:51:48) 2.《ネタバレ》 敵は寒さと狼。しかしそれ以外の要因で人が死んでいくのが残念。木から落ちて足挫いて歩くのを諦めたとか、何というかこう、色々と残念。なかなか緊迫感があって狼も怖かったのでチョイ甘加点。 【にしきの】さん [地上波(吹替)] 6点(2015-01-28 06:28:16) 1.《ネタバレ》 ジョー・カーナハンは本質的な構成力や演出力は高いものの、直近2作(『スモーキン・エース』『特攻野郎Aチーム』)においては練りすぎ、余計な要素を加えすぎという印象がありました。サービス精神に溢れた娯楽作を作りたいという思いを持った監督さんのようなのですが、残念ながらその路線には向いてないように見受けます。。。 そこにきての本作ですが、”文明から切り離された人間vs狼の群れ”という、徹底的にムダを削ぎ落とした内容としており、『NARC/ナーク』で見せた荒削りのドラマがここに復活しています。自殺願望のあった男が重大な危機に直面して生存本能を剥き出しにするという物語には燃えさせられるし、登場人物の過不足ない配置にはカーナハンの構成力の高さを実感させられました。大自然の容赦のなさを充分に描ききった演出力にも脱帽であり(これが出来ていない映画は意外と多いのです)、『NARC/ナーク』以降の作品の中では、間違いなく最高の出来だと思います。少なくとも、前半部分は。。。 後半部分では、作品が叙情的になりすぎます。90分で一気に描くべき内容を120分に引き伸ばしているため、クライマックスに向けて畳み掛けるべき部分が妙にチンタラしているのです。しかも、クライマックスをぼやかすという構成にも首を傾げます。この映画の骨子は伝統的なマンハントものであり(『プレデター』とまったく同じ構成をとっている)、ならばクライマックスの直接対決にアクションとドラマのすべてが集約されるはず。そこをぼやかしてしまったのでは、映画全体がまったく締まりません。素材は良かったのに、またしても味付けで失敗したようです。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-02-14 22:03:39)
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