みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
3.《ネタバレ》 だらしの無い見栄っ張りで弱気な父。自閉症気味の長男とマイペースな次男。義理家族に厳しい長男嫁。見離す医者と救う医者。気を使うが所詮他人事な会社の同僚等々、余命宣告を受けた家族とその関係者の物語としてはそれなりのリアリティーというか「あるある感」はあったと思うし役者の演技も総じてよかった。が、認知症で壮絶介護があるわけでもないし、母は基本的に明るくノー天気な人で終わってしまうし、その他悪人がいるわけでもないので話としてはキレイにパッケージされ、盛り上がりもなく終わってしまった印象。世の中もうちょっと世知辛くて、汚くて、厳しいと思うが。教訓としては病院選び・医者選び・セカンドオピニオンは重要って事かな。あとは結婚相手は家族も含めて資産・借金調査をしとけよ。って事か。 【東京50km圏道路地図】さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-03-29 12:41:44) 2.《ネタバレ》 足を引っ張り合って、苦労して、縁を切れたら楽なのに。家族って面倒くさい! 池松壮亮演ずる軽い弟のキャラクターのおかげで少しは救われていたが、とんでもなくシリアスで重ーいどん詰まりなお話。希望が見えてからも、シリアスなことには変わりないので、最初から最後までシリアスで息苦しかった。 石井裕也監督だから、何だかんだでコメディ仕立てに崩しててきてくれるかとおもいきや、正統派難病ものだった。決して悪い作品ではないが、こういう作品が見たいわけではなかった。流石に大げさな泣かせ映画にせずに、妻夫木君を起用しながら、彼に泣きの演技をさせなかったところは偉いと思う。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-03-28 21:07:12) 1.《ネタバレ》 元気に歩け回れる状態で余命一週間の宣告というのがありえることなのか。 あまりにも都合よく設定されているようにも思える。 その反面、怖いくらいにリアルな部分も。 両家の顔合わせの席で母の異常が発覚した場面はゾッとする。 懸命に正常を装う姿が痛々しくて見ていられない。 長男が入院費の負担を妻に切り出す場面では、妻が敬語を使いながら正論で長男を追い詰めていく様子が印象的。 反論を許さないすごい拒絶感が滲み出ていて、親を守りたい長男の孤立感が浮き彫りに。 この映画では、実際に起こりえることであってほしくないこと、見たくないことが次々と突きつけられる。 家族の突然の余命宣告、入院費や借金の発覚等お金の工面でのいざこざ、いざという時の父親の頼りなさ。 普段偉そうなこと言っていた父が、つまらないことで何度も息子に電話を掛けてくるのには本当にイライラさせられる。 長男役の妻夫木もよかったが、一番冷めてていい加減に見えて実は意外と熱くて純真だった次男を池松壮亮が好演。 原田美枝子は相変わらずの安定感。 以前に『愛を乞う人』でも感心したが、やっぱり演技が巧い。 崩壊状態の家族の再生は手垢のついたテーマで新鮮味はないが、役者がいいのもあって最後まで魅せられる。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-01-11 22:37:08)(良:1票)
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