みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
7.《ネタバレ》 10年後の切腹を言い渡された男とそれを心配する家族、そして約束の瞬間まで傍で静かに見守る侍。そんな分かりやすい構図のはずが、何だかゴチャゴチャ して分かりづらいままお話が進んでいく。引き込まれた終盤。死を前にして武士の本分を貫く潔さ、全てを受け入れたような佇まいは見事。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-01-03 03:48:44) 6.《ネタバレ》 映像や父の実直な潔さと母の物言わず支える夫婦感は美しくて好きだったです。しかし!あれだけの銭ゲバである家老の改心があまりにもあっさりで、、、チャンバラ時代劇の見過ぎなのか、父が切腹した後にお家は家老から襲撃を受けるのでは?とか勘ぐってしまって最後は泣けなかった。それだけが納得いかず。 【movie海馬】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-05-26 19:20:41) 5.岡田君は彼なりによく頑張っていたと思うのですが、やはり役所広司の存在感、偉大さみたいなものを再認識させられますね。 切腹や特攻隊は、もちろん今の常識は考えられないし、あってはならないことなのですが、映画として観る際は、近未来SFやアニメと同じで、舞台設定或いは世界観として受け入れた上で楽しんだ方が得だと考えます。ただ、過去に実際に行われていた事実があるという点でSFとは大きく異なるわけですが。。。 どこかの下衆な歌手や背が高いだけの元議員(もちろんそれらの相手も含め)も世が世なら切腹に値する重罪を犯していたことになるわけですね。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-03-20 11:59:51) 4.《ネタバレ》 美しい日本の四季がとても印象に残りました。物語は私には美しすぎました。殴られた家老が心改めたり、農家の少年が仲間を守って拷問死したり、こんなに立派じゃなくて、もう少し人間弱くてもいいように思うんですよね。こんな立派な人だらけの映画観たら自分が恥ずかしくなりますよ・・・ 【東京ロッキー】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-10-23 15:51:04) 3.《ネタバレ》 ストイックな武士の世界を描いておりますが、今の日本人にも通じるところがあって。 金貸しの播磨屋と通じて年貢の取り立てで農民を苦しめる藩の姿は、まるで銀行や大企業を優遇し増税で庶民を苦しめる今のこの国の政府みたい。 で、そんな世界で日本人としていかに生きるか、日本人の美徳とは何か、というのを見つめさせる映画。不満を漏らすだけだったり、悪行に走ったりするのではなく、侍の姿を通して偽りなき生の在り様を示しているように思いました。 真面目に切り取られた美しい映像と、演者の端正な所作から日本人としての美意識を刺激する作品でした。 ただ、切腹に至る背景がとても判りづらく。「ねえねえ、あのセリフによる断片の羅列から結局何があったのかキチンと理解できた?」ってみんなに訊いてみたいカンジ。 また、キッチリとした映像に比べて物語は散文的でエピソードの繋がりが弱く、そこに到達するまでの各人の気持ちの流れというものがドラマとして、うねりとして伝わりきって来ないもどかしさ、スクリーンとの微妙な距離感が最後までつきまといました。最初から切腹を受け入れているように見える戸田に対して、やや背景がうるさかった気もします。 いつの間にか日本人から失われているもの、それを意識させてくれる映画ではありますが、お客さんはお年寄りばかりな上に、そのお年寄り達の鑑賞マナーがあまりよろしくないと来た日にゃ、なんだか暗澹たる気持ちにもなります。 少なくとも誹謗中傷や差別で溢れかえったネットからは日本人の美徳なんてモノ、失われまくっておりますしねぇ。そんなもの、もはや懐古の中にしかないのかしら? 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-10-12 14:56:34) 2.《ネタバレ》 現代劇ではギラギラした印象しかない役所公司さんですが、時代劇になるとなんとも言えない男の色気を感じます。10年後に切腹を命じられると言うのが現実味があるのかないのかわかりませんが、あれ?なんか、こんな話どっかで観たぞ?と思ったら、同じく役所さん主演の「最後の忠臣蔵」でした。あれは16年後に切腹していましたっけ。 映像がとにかくきれいで、まだ日本にあんな景色があることに安堵。戸田秋谷と言う人の人柄もよく描かれていて、ストーリーもわかりやすく、私には充分でした。 岡田君の演技もよかったと思います。戸田の人柄に触れて、気持ちが変化していく若い侍の雰囲気をよく体現していました。農民寄りの戸田に対し、農民を愚弄する藩士たちの存在も残酷だけれどあの時代では当たり前のことだったのかも知れません。お取調べで殺されてしまった男の子はかわいそうだったなぁ。あの時代、武士の権力は絶対で、町人は泣き寝入りしかできなかったんですね。そんな残酷な面も描いているのはよかったと思います。すべてが善人できれいごとではお伽噺になってしまう。 細かいことを言うと、正室の川上麻衣子に違和感。せりふはなかったけれど、なんだかあの人が出ると2時間ドラマみたいで失礼ですが、映画の格が下がります。また戸田と壇野の衣装はそこそこ着古した感が出ていましたが、薫の着物が2年経ってもバリバリ糊が効いてますみたいな衣装で、違和感ありました。そして意外と肩幅があって、時代劇には向かない女優さんだと思いました。好きなんですけどね、堀北真希。原田美枝子さんの美しさは別格でした。「雨あがる」では女郎の役でしたが、質素なご新造も女郎もどちらも出来るってうまい女優さんなんですね。ところであの卵は、結局どちらが食べたんでしょうね。 【MILA】さん [映画館(邦画)] 6点(2014-10-12 00:40:47) 1.《ネタバレ》 奇麗すぎる。 室礼も所作も振舞も色彩も風合も言葉もなにもかも。 人間誰しも言葉に詰まることがあれば、着崩れることもあれば、部屋が汚れていることもあれば、つまづきそうになることもある。でもこの映画ではそれがない。 あまりにも美しい日本人と美しい自然を追い求め過ぎているせいか、映画を観ていてつくり手の意図が見え隠れして映画に集中できないときがある。何言っているかわからなかったり、何が映っているかよくわからないけど、その世界に引き込まれる黒澤映画とは正反対。 映画の最後、戸田が歩くラストシーンでは、さぁ感動しろと言わんばかりの加古の音楽が流れる始末。緑と光あふれる自然と白装束の印象的で美しいシーンは人間のつくった音楽ではなく、蜩の鳴き声だけが絶対よかった。せっかくそれまでの蜩の使い方はうまかったのに最後の最後で大失敗。 【aimihcimuim】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-10-06 02:14:42)
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