みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
5.《ネタバレ》 全然前情報がありませんでしたが、とんでもな内容でしたね。何かしら想定外のオチがあるかと思いましたが、狂気のままエンディングを迎えます。非現実的ですが、映画だからこそこういうのもありかもと思いました。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-11-15 15:15:54) 4.《ネタバレ》 すごく変わったテイストのサイコパス奇譚であります。 供される高級料理の華美なこと、セレブ客らの装い、日常世間と切り離された島という隔絶空間、と舞台装置は満点。こういうのは徐々になんか変、となっていくのがセオリーですけど(ミッドサマーのように)、本作はアニヤ・テイラー=ジョイの目線を借りてシェフの「やべえ奴」具合がわりと早めに露見します。 レイフ・ファインズシェフは初手からかなりの居丈高でクセが強いなどというレベルをはるかに超えてて、なかなかの高サイコ度。アニヤの連れの男がシェフに心酔する塩梅も気色悪く、我々もヒロイン同様げんなりできるようになっています。 崇めるシェフに酷いイジメを受けて自死する哀れな男をニコラス・ホルトが表情も絶妙に演じます。”怒りのデスロード”のニュークスなんですね、彼。どうしたって重なってしまうわ。 かなり粗く、力技で押してくる脚本なので細部はあちこちおざなりではあります。設定に矛盾が生じるほどでない、ギリギリのところ。ですけども、シェフが復讐のために呼んだメンツをもっとキレイに揃えてほしいですよね。浮気された妻や映画スターのマネージャーらはちょっと殺られる資格(?)に足りない感じ。映画スターに至っては”つまんない映画に主演したから”という同情を禁じ得ない理由です(笑)。「俺は監督じゃない!」って叫んでたけど、そりゃそう言いたくもなるよね。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-12-09 17:23:22)(良:1票) 3.《ネタバレ》 高級ディナーに招待された成金どもに、腹に一物おありのご様子なシェフが腕によりをかけてついでに手間もめっちゃかけて究極の料理をお見舞いする話。 いったい何なんだ、というミステリーな感じから、人が死に始めてくるあたり、何が起こるかわからないといった面白さがりますが極論シェフのただの八つ当たりなのでそこでちょっと興ざめ、といったところでしょうか。もう少し「俺の味が分からねー奴は全員クズ」といった某速弾き王者みたいな横暴さというか狂気が欲しかったです。作風変わっちゃいますが。 ただ、主人公がチーズバーガーを所望して、それに応え、最後に「作る喜び」を見出して一人だけ退店することができたくだりはよかったです。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-12-04 19:57:36) 2.《ネタバレ》 正直に言えば、微妙だった。 風刺、ブラックユーモア満載の本作は、予告編からもわかる通り、一見ただの高級レストランのようで徐々に不穏な事が起こっていくというミステリに分類される話ではあるんだが、そのミステリの部分の落とし前、落ちの付け方が非常に面白くない。 確かに支配者階級への批判、その象徴となる人間たちを最後には燃やして作品として完結させるというのはそれはそれで面白いんだが、そういう社会的メッセージだけの部分を高評価する「批評家」には本作はとても良いんだろうけど、僕は生粋のミステリ読者、それも社会的メッセージなどどうでもよい、驚きの部分に特化した「本格推理派」上がりの人間なので、サイコなミステリとして始まった本作をどのような驚き、どんでん返しを用意するかを楽しみにしていたが、その部分は面白みのない終わり方になって残念。 投げっぱなしの伏線(コテージにあった扉と同じ形のレストランにある扉の中は何なのか、シェフのコテージ内の過去の写真とか、放置しっぱなしの母親とか、コテージで襲ってきた女性従業員のセリフ(指示されていない、代わりになる気はない、等)が多く、それらが解明されてズバッと全てが繋がるカタルシスが欲しいんですよね。そこが不満点です。 あと、「食材」となる対象者がシェフの気まぐれ選定で(出身大学と奨学金の有無だけで食材になるなら、ほとんどのジャパニーズは食材対象になっちゃうなぁw)、かつシェフのその行動に至った心情の変化も多くは語られず、「なんでそんなことやったの?」という事について納得感があまりない。 本作が言いたいこと、やりたかったことはよくわかるし、主人公だけが最後解放されるのもよくわかるんだけど、僕の思てたんと違う!って感じで、そのずれが「微妙」という感覚に陥った。 良い点を挙げるとすると、単に社会的メッセージ、風刺のみで楽しむのであれば、本作は非常に面白い。シェフの気まぐれで集められたかわいそうな上流階級人間達だけでなく、彼らを「料理」する側のシェフや従業員たちもまたエゴイストの塊で、押し付けの部分がとても強い。料理の食べ方、客が欲するものを提供しない、従業員から客に対して罵倒を浴びせる等、どっちもどっちという感じではある。 が、それらを纏めて焼却処分とするのだから、ある意味平等、対等な終わり方ではある。消費する支配者階級の人間への批判も、また提供する側のエゴもまとめて描いている。 本作を今年のベスト映画の候補に挙げる人もいるのもわかるくらいだ。 あと、画作りがとても良い。島の風景や料理を提供する時の映像、撮り方がとても良かった。序盤の高級料理?との対比で作られたチーズバーガーなんか最高でしたね。 また役者の演技力も最高である。特に主人公を連れてきた、グルメ通の青年のグルメに対する狂気の執着心とそれを公開の場で晒刑にされてしまった時の彼の演技は素晴らしいものがある。一番印象に残るキャラじゃないかな? 主人公の演技もシェフの演技もとても良かったけど。 とまあ良い点も結構あり、この映画をみてどこに満足を得られるかで評価が大幅に変わるかなと思ってます。 僕はチーズバーガーな感じの、ありきたりなどんでん返しがあった方が面白かったかなと。支配者階級の人間も含めて全てシェフ側の人間で、ハメられているのはグルメ家きどりの相方で、たまたま巻き込まれた主人公によって計画が狂っていくとか、そういうのでも良かったんだよなぁ。 【みーちゃん】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-11-28 16:33:11) 1.《ネタバレ》 以下、ネタバレあるので御注意を。 変形版の「そして誰もいなくなった」ってとこですかね。 尺もそう長くはないし、サスペンス・スリラーとしてはなかなか引き付けるところがあって飽きないのですけど、ミステリーとしては成立していないので、最後まで観てドッチラケという感じでした。 結局、シェフの病的な完ぺき主義が、この異常な話のすべての理由だったなんてちょっと説得力がなさすぎでしょ。 こういう話なら、「そして・・・」と同じように徐々に登場人物を退場させ、最後にシェフと一対一で対峙したマーゴが「お持ち帰り作戦」を発動させ、無事生き残る、というような筋のほうが盛り上がったろうに。 アニヤ・テイラー=ジョイがかなり魅力的で、多用される彼女のアップを見ているだけでも満足度高いのでプラス1点しときます。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 6点(2022-11-23 00:25:29)(良:1票)
【点数情報】
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