みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
20.《ネタバレ》 2024年パリ・オリンピック開催中に、1924パリ・オリンピックの映画を観る…いやいつでも観られる映画より歴史的瞬間のほう観ろよ!って思いつつ、映画観ちゃうんだなこれが… “Chariots of Fire”『炎の戦車』。戦車というのはベン・ハーに出てくる競争用の馬車です。『我が炎の戦車(Chariot of Fire)を持て』という詩をモトに、イングランドの国歌の一つ『エルサレム』の歌詞の一部になっています。エルサレムは、1919年当時の愛国心高揚の歌だそうです。 有名なヴァンゲリスのテーマソングが美しい。このサントラのカセットテープ持ってましたよ。私の中でオリンピックの音楽といえば、この『タイトルズ』と'84ロスオリンピックの『ファンファーレ』です。ロスの方はジョン・ウィリアムズ作曲だったのか。だから、自分好みな音楽だったのかなぁ? さて、映画の背景を見ると、公開は'81年。前年'80年はモスクワ・オリンピックがありましたが、ソ連のアフガン侵攻を受けて。西側諸国の大量ボイコットがありました。日本もアメリカも、この映画の製作国のイギリスも不参加でした。その前の'76年モントリオールも、南アのアパルトヘイトを理由にアフリカ諸国がボイコット。その前の'72ミュンヘン・オリンピックでは映画にもなった事件が。平和の祭典がどんどん、国家間の政治問題に利用されていた時代だったんですね。そして'84年が西側の雄アメリカで開催のオリンピックです。盛り上げなきゃいけません。それでこの映画です。 映画の舞台を'24年にしたのは、製作国イギリスが、第一次大戦の大きな傷跡から立ち直ったキッカケとなった大会だったからでしょうか。駅でハロルドが、勲章を付けた負傷兵が荷物運びをしているのに驚くシーンが印象的です。 炎のランナーといえば、海辺を走るオープニングの、純粋に走ることを楽しんでいる選手たちの美しさ。この映像に、この映画の伝えたいことが全部詰まっているように思えました。この映像は、インドア派の私でも気分が高まりますよ。公開当時モスクワのボイコットで辛い思いをしたアスリートたちも、再び闘志が湧き上がったことでしょう。そしてその闘志をぶつける舞台は、3年後のロス・オリンピック。この地味で美しいオリンピック映画はアカデミー作品賞を受賞します。アメリカも後押ししたんですね。娯楽超大作のレイダースに受賞させるより、3年後のロス・オリンピック。 ナイキとかスポンサーが全面に出てて、スケボーとかブレイキンとか娯楽要素の強い新しい競技が出てきて、いろんな人種の人がいろんな国に所属して出場し、日常生活とセットでタレントのような取り上げられ方の現代のアスリートたち。 中東の宗教問題、人種問題、東西冷戦に翻弄されつつも、ショー・ビジネスと宣伝広告の媒体となっていき、代理戦争の如く国家の威信を背負って競技に挑んだ'80年代のアスリートたち。 自身の肉体・精神の競技を象徴するように、無地の白いシャツ。シンプルな国旗のワッペンを胸に、裸足で海岸を走る100年前のアスリートたち。 舞台の100年前と、この映画が制作された43年前との、時代の変化を感じますね。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2024-08-11 12:57:55) 19.かなり前に観て、久し振りに。 映像はいい、音楽も素晴らしい。それでも、感動が多少表層的になってしまう。複雑な現代において、この内容がどうしても心に深く入ってこないからかもしれない。 【simple】さん [地上波(字幕)] 6点(2017-11-03 17:14:24) 18.二人のランナーを視点に置いたところが面白い。そのぶん話が分散され、 人物背景の描写はちょっと薄かったかな。ドラマとしては特別妙味はなく、 いかにも実話の映画化といった内容で、淡々としたストーリーの流れが印象的。 80年代前半と古い映画ではあるけれど、映像演出、音楽はよかった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-03-06 02:58:39) 17.《ネタバレ》 この音楽ってこの映画のテーマ曲だったのね!?ってのっけから軽くビックリよ。 実在した陸上選手たちのお話ってことだけど、メイン2人が差別を撥ね返そうと必死なユダヤ人と宣教にすべてを捧げる生真面目青年ってことで…アタシたち日本人にはなかなか感情移入しにくいのよね。 そもそも陸上競技は短・長距離ともに1ミクロンも興味がないアタシ…最後まで見れるのかしら??って途中で心配になったけど、信念を持ってなにかに没頭できるってある意味とっても幸せなことよねーとか思って見てたらけっこうアッという間だったわ。 それが反骨精神だろうと信仰心だろうと、なにか絶対的に信じられるものがある人はやっぱり強いのかしら?? ってことでお人好しのモンタギューくんは案の定メダル無しだったわけだけど…アタシ的にはモンティって呼ばれて慕われてた彼が一番好きよ、人として。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-14 16:49:01) 16.《ネタバレ》 パリ・オリンピックの陸上競技で優勝した2人のイギリス人アスリートの苦悩と栄光を描いたスポコン・ドラマですが、信仰や忠誠を語るダラダラした展開が長くスポコンらしい熱い情熱が感じられませんでした。優しいメロディのテーマ曲はあまりにも有名。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-11 01:19:19) 15.《ネタバレ》 以前大学の授業で書いたレポートです(笑) ○2人のランナーの「走る」ことについての意味 「炎のランナー」は2人のランナー、エリック・リデルとハロルド・エイブラハムズの物語である。2人は五輪に優勝し、世界で最速のランナーになるという「目標」こそ同じであったが、その走る「目的(意味)」は違っていた。 まずリデルのケースである。宣教師である父を持ち、自身も敬虔な伝道師である彼は自身の足の速さを「神から授かった才能」として捉え、その俊足を発揮することこそ主を讃えることだと考えた。 そして「神の御名」により走ったのである。だからこそ彼は、自分の才能のままに自然体で走り勝敗は神の意である考えている。最も象徴的なのは「日曜日のレース事件」の場面である。日曜日にレースに出場するのは神の教えに反すると、彼は目標としていた五輪での勝利すら諦めようとしたのだ。彼の走る目的は「神から授かった才能を最大限に活用すること」であるから、神の意に反する場合は走ることは意味を成さないのだ。 一方でエイブラハムズのケースを考えてみる。彼は英国に帰化したユダヤ人である。ケンブリッジ大学で学び、エリート階層に食い込み彼自身もエリートであった。しかしユダヤ人に対する偏見に悩まされる。「水辺に行っても水は飲めない」という彼の言葉が象徴する。 表面的には差別的な態度を取る人間はおらず、周りの英国人も彼の能力は認めている。しかし深層で差別はあるのである。 エイブラハムズはユダヤ人に対し偏見を持つ者を見返すため、自らの俊足を「武器」に走ることを選んだ。だから彼にとっては走る目的は「勝利」なのだ。勝敗は神の意であるというエリックとは対照的だ。 エリックに敗戦したエイブラハムズが言ったように「勝てないなら走る意味がない」のである。だからこそ彼は自らの「走り」を科学的に徹底研究し、トレーニングで向上させることに努めた。プロのコーチを雇い、五輪で勝つためだけに科学的トレーニングを続けた。ここも自らの俊足を神からの才能と受け取り才能をそのまま発揮させようとしたエリックとは対照的である。 これらを纏めると、エリックにとっては「神の御名」に応える手段、つまり走ること自体が意味。一方でエイブラハムズにとっては「人種的偏見」に抗う手段、つまり走り勝利することまでがその意味であることがわかる。これらが2人の走る意味と相違点である。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-27 05:22:44) 14.《ネタバレ》 印象深かったのがリンゼイ卿です。何かの為に誰かの為にという意志は見えないのですが、シャンパングラスを乗せたハードルを越える姿、リデルに出場を譲った姿に、単に何不自由ないボンボンではない、貴族という地位に見合う立ち居振る舞い、心根を見ました。エイブラハムはユダヤに対する偏見を見返す為に、リデルはキリスト教伝道の為に、一途な思いを貫きそれなりに好感が持てましたが五輪での直接対決がなく盛り上がりに欠けました。エイブラハムに「君のやり方は下賎だ」と言った学長が現在の五輪を見れば卒倒してしまうのでしょう。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-05 05:01:46) 13.《ネタバレ》 秀作だと思いますが、あんまり見た後に感動などはありませんでした。 テーマ曲はとても素晴らしいと思います。 エリックの人間関係はよく描けていますが、ハロルドの方はいまいちな感があります。差別と戦っている彼には差別を別段受けているような描写はあまりありませんでした。その点で彼に特段感情移入ができなかったのが惜しいです。 鑑賞して損することはないと思いますが、言われるほどの名作ではないような気がします。 【ribot88】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-12-28 21:10:54) 12.2人の対照的なランナーを描いて、人としての生き方の違いを見せてくれました。どっちが良いとか悪いとかではなく、こんな生き方があると提案してくれているようでした。余談ですが、有名なテーマ曲は確かにいい曲ではありますが、この映画には似合わないと感じました。1920年代に電子音は合いません。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-31 20:03:17) 11.世界陸上大阪大会も無事に終了した昨今、それが理由と言うわけでは更更ないのですが、この映画を観てみました。上品な感じが好きですが、なぜか不思議とのめり込めない。選手に速さを感じないところとか…。 【クルイベル】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-06 10:32:31) 10.勉学、スポーツ共に秀でたエリートの青春。どちらも駄目だった若かりし私。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-09 17:48:23) 9.秀作には違いないが、映画として何か物足りない..実話ものにありがちですね~ 時代的にオリンピックの位置付けが良く分からないけど..雰囲気的に時代背景は伝わってきました..時代や歴史的事実を伝える上で、貴重な作品かもしれません... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-13 12:34:18) 8.テーマ曲があまりにも有名。ハードルの上にシャンパングラスを置いたトレーニングシーンが印象的。毒の無い、いい映画じゃないでしょうか。 【マックロウ】さん 6点(2004-06-18 17:34:41) 7.まあ,アカデミー賞っぽい感じがします.まじめな志はわかりますが,宗教的な話が混ざるとどうも理解に苦しむ部分もあります.あの音楽,コナミのゲームで連射した記憶が蘇ります. 【マー君】さん 6点(2004-06-13 18:59:09) 6.やっぱり、皆さんの言うとおり、作品よりもテーマ曲のほうが圧倒的に知名度が高いですね。宗教どうのこうのや国のため、王のためと色々なことが言われてますが、↓黒猫クロマティさんが仰っているように、要は個人個人の信念を貫くって事だと思います。個人的には少し感情移入できない部分もあるのですが、それでも語られてる内容は素晴らしいと思います。冒頭、そして最後の、全員で海岸を走ってるシーンがとても印象深いです。 【クリムゾン・キング】さん 6点(2004-05-02 14:17:58) 5.皆さん書いているようにやっぱテーマ曲ですね。志村けんが良く使っていてような記憶が・・・。 【ゆきむら】さん 6点(2004-04-14 03:42:52) 4.音楽が有名ですね、この映画。テン、テ・テ・テ・テン。さぁみんなで走りましょう。 【ボバン】さん 6点(2004-03-20 14:19:22) 3.中学生の頃、体育の授業で観せてもらった。そのせいか、当分の間(大学生の頃まで)学校教材の教育映画なのかと勘違いしていた。アカデミー作品賞に対して何とも失礼な話デス。主人公2人の顔が同じに見えて区別がつきにくく、感動も薄かったのだが、「友情と信念」というメッセージは当時の自分にも伝わった。ストーリーより、むしろテーマ曲のほうに感動し心奪われた。これじゃ音楽の授業だね。 【やすたろ】さん 6点(2004-02-06 23:56:44) 2.音楽がよいです。 【its】さん 6点(2004-01-07 02:00:09) 1.ぼくはなぜか長距離選手をイメージしていましたが、短距離だったんですね。選手はあちこちで、個人という立場と、所属という立場で対立していました。その辺のドラマは好きです。僕もよくいろいろ考えます。練習が適当で笑えました。当時はあんなもんだったんでしょうか?野原を駆け回ったり、ハードルにグラス置いたりして・・・カンフー映画か?それと、いまいちルールが解りにくかったのがつらい。向こうの常識をさらっと出されてもね。あと、足が遅い。他の選手が主役見ながらセーブしてちゃ駄目でしょ?所々にきらりと光る演出がよかったです。 【幸楽】さん 6点(2003-06-01 23:26:29)
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