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【クチコミ・感想(6点検索)】
6.役者が強く喚いたり、強い主張をしたりする黒澤明の演出の一部にはロシア文学の影響を感じます。特にゴーリキあたり・・・この原作は未読ながら、やはり、劇のような台詞回しが黒澤演出を感じさせます。これが、時代劇であれば良いのですが、現代劇とかになるとどうも違和感を持ってしまう。それに、「白痴」でもそうなんですが、ロシアの原作をした場合、舞台設定が消化不良で役者達の巧い演技が作品の質をなんとか高めているような印象があります。山田五十鈴の狂人ぶりなどは、なんか日本・江戸?という設定とは離れているような気がする。面白いのだが私にはなにか引っ掛る作品でした。 私個人の推測ですが山中貞雄の「人情紙風船」を意識しているのかな?と感じさせるシーンがいくつかありました。山中貞雄はさらりとみせている(庶民的な世界)のに対し、黒澤明は力が入り過ぎているような・・・ 【サーファローザ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-11-02 20:36:39)
5.キャラが一人一人しっかり立ってて役者陣のレベルの高さにはただ驚くしかありません。香川京子かわいいです。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-28 05:37:22)
4.『蜘蛛巣城』に続く西洋文学の時代劇化。ただし今度はロシア文学。本作の場合は原作が原作だけにほとんど密室劇と化しているが、それで二時間以上やるんだからちょっと退屈してしまった。今回は三船敏郎があまり目立ってなかったのも減点要因のひとつ。でも最後のどんちゃん騒ぎと、喜三郎の捨て台詞は最高によかった。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2005-11-20 18:28:43)
3.はっきり言ってよく分からなかったけど、あの踊りの部分と、役者の演技には引き込まれた。 【ボーリック】さん 6点(2003-12-24 01:02:35)
2.どん底貧乏宿に集まったいろんな人たちの群像劇。もともと舞台劇なのでこれも長屋のセットで繰り広げられ、役者の芝居を楽しむという舞台を見るような映画。初見は退屈に見た気がするが再見したらそれぞれの人間が浮かび上がって生き様が見えてくるのが結構面白かった。強欲な大家夫婦と虐げられてる妹、陰気な鋳掛やと瀕死の女房、アル中の元役者、開き直ってるような遊び人、自称元旗本の殿様、ちょっといい男の泥棒、飴売りの女、売春婦、その他まだ何人もの中へお遍路装束の老人がやってくる。この左朴全が瀕死の女房にはあの世を説き、誰も取り合わないような売春婦の話を聞いてやり、アル中役者には治療するところがあると希望を与える。善人のようなこの老人とて正体は怪しげで、出てくる人物達皆が人間の持つ悪や弱さといった影の部分を投影している。雁治郎の変身振りに驚き、山田五十鈴の悪女が強烈で、左朴全のひょひょうとした様が味わい深いなど役者がいいが好みではないので65点といったところ。 【キリコ】さん 6点(2003-08-29 16:49:35)
1.映画を観たというよりは芝居を観たという気分になった。そのせいでどん底にひしめく人間達の人生のようなものは感じられなかった。舞台で見たらいい芝居ということになったのかも知れないが、もっと映画らしい黒澤映画を観たい(もう死んだけど)。それにしても千秋実はモト上流階級の人間とはとても見えない。 【アンドロ氏】さん 6点(2002-12-17 16:14:12)
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【点数情報】
Review人数 |
36人 |
平均点数 |
6.03点 |
0 | 3 | 8.33% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 2 | 5.56% |
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4 | 3 | 8.33% |
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5 | 4 | 11.11% |
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6 | 6 | 16.67% |
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7 | 5 | 13.89% |
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8 | 9 | 25.00% |
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9 | 4 | 11.11% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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