みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
7.女流棋士とかいう仕事だか遊びだかよくわからないものに傾倒する姉妹とそれを支える男たちの物語。 序盤は痛い姉を中心に展開するコメディだったけど、弁当辺りからコメディを通り越してサイコスリラーのような怖さを感じた。 そこでちょっと引きそうになったけど、妹が姉を凌駕するキチガイということが発覚して、それまでの姉の所業が帳消しになった印象。 冷静に考えたら姉妹揃って頭おかしいんだけど、どっちもどっちという絶妙なバランスで中和されてしまった。 そこから先はまたコメディとして面白おかしく観賞することが出来ました。 終盤、一方は勝てばA級昇格、もう一方は負ければ降格という大一番を迎えるわけだけど、その決着が余りにも生温い着地点に落ち着いて丸く収まってしまったのが残念。 厳しい勝負の世界を描くなら、そこはどっちかが討ち死にするくらいじゃないと盛り上がらないでしょ。 それにしても、女流棋士だろうと会社員だろうと何かしら悩みを抱えていて苦労しているわけだけど、ヒモは最後まで安定してヒモのままだったなぁ。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-10-04 16:03:35) 6.《ネタバレ》 ちまちまとケンカしたり、食い違ってる夫婦とカップルのお話。なんだかうまくいってないそういう人たちに対する指南のような映画に見えた。さっさとそんな女と別れちまえばいいのに、と思ったり。なかなか面白いけど、セリフ以外で見せる部分がなく、ラストが説明過多でくどい。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-10 00:11:33) 5.wunderlichさまがご指摘の通り、見ていて「ああ、これは小津映画の世界だなぁ」と思いました。いちいちお好み焼き屋を営む実家に帰るあたりは『早春』かな。元ネタの方はおでん屋でしたが。ご丁寧に「ダンナに持って帰りな」って部分も入ってますし。小津映画との大きな違いと言えば、男側が『お茶漬の味』の佐分利信とは違って広い心と言うよりは気が弱いので耐え忍んでおります、ってカンジなところですか。『お茶漬の味』のレビューで書いたように、登場人物がキャンキャンと価値観を押し付ける状態だったりもするのが現代的だったりもして。でも、時代が変わっても結局のところは同じ場所に落ち着くのですね。カメラが落ち着きなくくるくる動くのがちょっと煩わしく、でも、最初の方で3人対1人を交互にパンして瀬戸朝香が芋けんぴをがしがし食べながら「ケッ!」と言うあたりはイイ感じ。大笑いではないけれど、くすっと笑えるようなエピソードが並んでいるのが楽しく、ただ、登場人物全てに画面で見えている以上の奥行きはまるっきり感じられないって点では、まあ軽い映画ではありました。将棋が姉妹にとってどれだけ大切なものなのか、セリフで伝わってくるもの以上の大きさは感じられなかったのが残念。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-08-24 00:37:10) 4.《ネタバレ》 この映画を観ていて思ったのは、「間」を完璧に作り出しているなということです。監督の手腕なのか演じての技量なのか、とにかく間が完璧でした。特に唸らされたのが最後に麻美と一哉が将棋を指しているシーン。考え込む麻美に対して一哉は「将棋に未練がある」「麻美を抱擁しなきゃいけない」という小さな葛藤で悩みます。この、小さな演出が巧い。このワンシーンで一哉の性格の一端をスパッと描いています。残念だったのは、ちょっと将棋の描写がお粗末だったかなということです。麻美と里奈の対局を熱戦にしたいのはわかりますが、10秒将棋ってのは熱戦の描写としては違うんじゃないかと思います。1分のギリギリまで考えて秒読みの10秒ギリギリで指すのが熱戦ってもんでしょう。しかも最後の詰めが笑っちゃうし。あれじゃ50手の局面だーね。瀬戸朝香、これはキャストの勝利。自分勝手な外面のいい美しい勝気な女といえば、彼女は適役。塚本晋也、文句ナシ。市川実日子、村上淳も十分すぎるほどの演技を見せてくれました。男二人を気の弱い好人物に仕立てた事がこの映画のいい所かも。このメンツじゃなければこんだけ単純なプロット、先の読めすぎる展開は弛緩しきってしまったんじゃないかと思います。途中に挿入される橋の画はコミュニケーションのメタファー?抑えた演出で良し。 【fero】さん 6点(2004-03-14 17:06:54)(良:2票) 3.《ネタバレ》 女性雑誌的な映画でした。今はこんな形の夫婦も多いのでは。気が強く家事そっちのけで勝負に没頭する妻、文句言いつつも優しく世話好きな夫(私が妻に欲しいくらいだ)。ギクシャクしつつもかろうじてつながっていく。それでもお部屋はおしゃれでキレイ。結構今時の女性の願望を満たす映画なのでは。最後ついて行かないで何年会わなくても良いなんて言ってしまう所が斬新で良かった。夫婦猶予期間か。それと、セリフが教科書的で状況の羅列だけなのが少し退屈な面ではありました。そんな中で大杉漣はヒゲダンス。 【チューン】さん 6点(2004-02-12 11:09:19) 2.意外や意外。全く期待してなかったのに、結構楽しめました。日常生活のシーンが多くて、そうゆう意味では映像的に楽しめなかったけれど、何故か引き込まれてゆく。あまり共感できないし、姉妹ライバルの心情も私には分からないけど、でもラストを見届けたくなる。怒りのシーンは印象も悪いんだけど……でもなんでかな、結構良かった。 【もちもちば】さん 6点(2003-08-01 19:58:29) 1.女共が子供染み過ぎている嫌いはありますが、この年齢の女性(姉20代後半、妹20代前半?)って実際こんな感じでしょう。私は年相応、若しくは大人びた女性には余り会ったことがありません。また、男共が優し過ぎる嫌いもありますが、相手がこんな美人姉妹なら下手に出てしまう気持ちも解ろうというもの。主人公は女流棋士という特殊な職業ですけど、これはフルタイムで働く既婚女性が持つ共通のジレンマを描くカップル・コメディ。しかし、男には男のジレンマというものもある。この映画はあくまでも女性向けです。ということで、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2003-01-01 15:59:17)
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