みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
8.《ネタバレ》 傑作と誉高い作品だが、個人的にはだめだった。見ている間、長く退屈だった。ラストのヒロインが雑踏の中を進んでいくシーンだけ覚えている。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-01-22 15:03:55) 7.《ネタバレ》 19世紀パリを再現したというセット、特に犯罪大通りの描写、雑踏がリアルに息づいているような人波の熱量には圧倒される。劇場の舞台裏、路地裏、酒場、丁寧に作りこまれた仕事ぶりに制作者の並々ならぬ情熱を感じる。加えてJ・ルイ・バローの至高のマイム。作品に芸術の香りを一段高く纏わせるほどに圧巻。 だけど、私は映画製作時の時代背景等を踏まえて作品を観賞することが苦手で。この名高い作品が公開されたのは70年も前。現在90歳前後のおばあちゃんが「あのころとても感動したのよ」と語るのなら、その思い出は尊重するけれど。現在の感覚から観れば、ガランスの男から男へと、けろりと渡る不誠実さは悲恋物語のヒロインに置くにはそぐわない気がして仕方ない。バティストを想ってるだなんてウソだろ、よく言うぜ。お気楽キャラの台詞俳優の立ち回りも中途半端な印象だし、悪漢ぶっている似非作家もやることなすこと唐突だ。こんなに尺が長いのに、人物の造形を掴みにくくて誰にも感情移入できなくて観ていて困った。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-19 00:20:54) 6.だいぶん前にDVDを買ったのだけど、見るのを途中で止めていた映画。今回ようやく最後まで見た。中断していた理由は、主役女性が好きでなかったこと。映画の中では、美しいと何人もの男から言い寄られるが、私から見れば年配のおばさん、美人という概念は千差万別だからとかく言えないが、もっと若い女性が演ずるべきではないだろうか。ま、それは置いといて、パントマイムはすばらしい。前半のスリの濡れ衣シーンでの演技は拍手喝采もの。ところでまったくの余談なのだが、映画の中で使われていた曲は挿入曲としてスタッフ・キャストに書き込むことができ、皆に紹介できる。映画の中で使われていた劇(いわゆる劇中劇)も、挿入曲と同様に紹介できないものだろうか。誰々原作の何々と原作者で書いても、本来の映画の原作と間違えてしまう恐れがあるし・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-05-21 21:20:26) 5.《ネタバレ》 3時間超の長尺なこともあって途中でダレてしまった。 ガランスにまったく魅力を感じず、感情移入できなかったのが最大の原因か。 ガランス役の女優が別の美しく魅力的な役者ならまた違ったかもしれない。 ただ、フレデリックやラスネール、モントレー伯爵など、登場人物のキャラは立っていておもしろい。 セリフもウィットに富んでいるし、心情表現がうまいと思わせるシーンも多い。 ナタリーがフレデリックに会いに来たガランスのもとに子供を使いにやるシーンなどは、女の心情が巧みに描かれている。 ナチス占領下のフランスという時代的な背景を考えると深い意味があるとは思うが、時代背景を抜きにして作品自体で感動したい。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-05-12 19:54:00) 4.《ネタバレ》 映画館で再映された際に鑑賞。 期待が大きかっただけに、少しがっかりした。まずは、やはりガランス役のアルレッティがそれほど美しくないこと。いや、美しいのだが、少なくとも若くはない。情熱と自由奔放さを表現しきれていない。また、恋とはそういうものかもしれないけれど、彼女の生き方にもあまり共感できない。「自由を貴ぶ」と言いながらも、第一部の終わりでは、誇らしげに伯爵の名刺をちらつかせ、案の定囲われ者になってしまっている。裁判で争ってでも身の潔白を証明すべきで、結局、彼女の主義主張もその程度かと思っちゃった。 また、どうしても尺が長すぎる。役者陣の熱演で、あまり長くは感じなかったけど、もっと登場人物を削って、言いたいことをまとめられそうな感じもした。ただし、演劇に対する役者の思いを撮りたかったのだろうから、ある程度長くなるのは仕方ないのかもしれないが。 一方で、役者陣の演技にかけるエネルギーとセットやエキストラの大がかりさにはびっくりした。特にルメートル役の俳優の演技はすごかったし、バティストのパントマイムも情感たっぷりで胸を打たれた。また、ラストシーンも忘れられない。最初のシーンと呼応しているんだろうけど、僕は漱石の小説「それから」のラストと印象がかぶった。あてもなくガランスを探しに行くという行為が、バティストのこれからの人生の不確かさを暗示していて、何ともいえない気持ちになった。そもそもナタリーと結婚したのが間違いだったわけで、個人的に「自分も妥協してはいけない。本当の愛を貫くことを追求しなければ」と思った。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-08-29 20:07:54) 3.セリフがいちいち気になるセンスの良さで3時間の長丁場を過ごせた。一人の女性と彼女を巡る男たちの情動劇が丁寧にうまく描かれています。「人生とは芝居、演じることさ」といった軽さ、明るさも感じた。ガランス役の女優、江波杏子に似てるなあ・・ 【Mari】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-23 12:47:15) 2.なんといいましょうか。 名画とはこういうものでしょうか・・・とでもいいましょうか。 時代が違うので何とも言えませんが、分かるような気もする映画です。 でも圧倒的なパワーがないので、ある程度映画を見ていないと意味が分かりにくいような気がするのですが。 【やぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-06-16 21:22:21) 1.バチスト、ルメートルは見事な存在感と演技だけれども、その他の役者にはもう一つキレが感じられない。特にガランス。食えないオバサンにしか見えない。女性の魅力を一方向で語ることは出来ないことぐらい理解できるが、数多の男性達を魅了するような、若き熱情の息吹が萌えるような魅力は残念ながら見て取れない。一方のナタリーもカチカチの表情だ。饒舌によってやっと位置づけが理解できる。(中盤の二人の会話を、一度音を消してご覧になるとよくわかると思う)名作との誉れ高いが、時代とともに風化していく部分は否めないと感じた。それとも、カキワリの「天井桟敷の人々」の中で、最後までバチストは「一人芝居」をしていたという意味なのか・・・。 【神谷玄次郎】さん 6点(2004-02-15 01:59:19)
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