みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
7.《ネタバレ》 チャチな特撮ものとして槍玉に挙げられることが多いけどなかなかどうして悪くない。 ガッパの動きがヤヤ固いのと目つきが変なところが難点なくらい。茹でダコは咥えてても別にいい。 しかし南方描写は時代のことを考えても苦しい。黒塗りの少年に物の哀れを感じてしまう。欲の深い人間たちがガッパの親子愛によって改心するというハートフルなストーリー。親子でのほほんと観る映画なんやろね。川地民夫が綺麗にまとめた後ヒロインがなんとも微妙な決断を下すのに違和感。 【CBパークビュー】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-10-22 20:10:12)(良:1票) 6.《ネタバレ》 半世紀も前の作品。なので「うわ!めっちゃ着ぐるみやん!」とか、「島の住民たち、どう見ても黒塗りしただけの日本人やん!」とか、 いろいろと突っ込みたくなるシーンが多いんですけど、そういう手作り感も含めて楽しめましたね。 子供ガッパのあのなんとも言えない表情や、壊すためだけに作られた街のセットの数々など、当時の職人魂が感じられる。 ストーリーも、これでもかというぐらいシンプルですね。そんで終盤の親子愛みたいなベタな展開も思わず失笑しちゃうんだけど、 基本子供向けですからまぁいいでしょう。とにかく、年代物の怪獣映画ということで興味深く拝見させていただきました。 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-07-09 20:22:13) 5.《ネタバレ》 当時の特撮怪獣映画としてはそれなりというしかない。特に前半の南洋の場面はかったるいので、以前見た時には洞窟探検の前あたりで寝てしまったこともある。それでも改めて全編を見れば、中盤で米潜水艦の近くの海面から親ガッパが飛び立つ場面はなかなか迫力があるとは思える。熱海に上陸した場面では、建物が倒壊して出た塵埃のために、せっかくのタコがほこりまみれになるのではないかと少し心配だった。 ところで、この映画の何年か前に公開されたイギリスの「怪獣ゴルゴ」が親一人子一人の親子怪獣だったのに対し、それを受けた?この映画ではさらに設定を強化して両親+子一人の家族怪獣にしてあり、そのためにドラマ部分でも“家族”をテーマにしなければならないよう運命づけられたともいえる。劇中ではヒロインと社長の娘が子ガッパの心情に共感し、周囲を動かして親子を故郷へ返していたが、またこの2人がそれぞれ核になって人間世界にも2つの家族(踊りの先生を含む)を誕生させたのだろうと想像される。現代ではキャリア志向の女性を家庭に押し戻そうとするかのようなお話を作るなど考えられないが、一方では立身出世を第一義とする男の論理にも再考を促しているようであり、この時代に理想として提案された家族のあり方を改めて現代に示すこともまた有意義ではないかと思われた(誰も見なければ無意味だが)。 一方、この映画で最も感動的なのは何といってもヒロイン役の山本陽子さんであり、撮影時点で24歳くらいかと思うが(設定は22歳)、とにかく可愛いらしいので心なごむものがある。全体としてはすらりとした体型でも、あごの下の肉が少し余って見えるのが何ともいえず愛らしい。ラストでは、相手役の男がヒロインを追いかけて二人が寄り添うなどという場面もあってまことに微笑ましく、ちゃんとした万人向けの娯楽映画になっているのが何より嬉しい。この点はネタ元になったイギリス映画と一線を画すところであり、わが国怪獣映画の美点がこの単発映画にも確実に受け継がれていると感じられた。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-01-06 23:46:28)(良:2票) 4.《ネタバレ》 これは想像です。製作スタッフのほとんどは、裕次郎や旭に憧れて日活に入社した世代だ。しかし、時代は怪獣ブーム。社長は、他社に負けじと、怪獣映画を作ることを決めた。カイジュウ?戸惑う青春映画が命の面々。しかし、いつかは裕次郎と映画を作ることを心に刻み、社長命令に従うことに。さっそく怪獣映画を何本も見て、オリジナルの怪獣を作ってはみたものの、思い入れやこだわりが無ければ、知識も詰め込みで、出来上がったのはあんな中途半端な変な造形物。そして、この社長の一言が、もやもやしたスタッフの不満に火をつけた。「かっぱみたいやなぁ」。まず題名担当が切れた。かっぱで何が悪い!。怪獣の名前は最後に「ラ」をつけるのが決りなのに、それを無視して「ガッパ」にしてしまった。次に音楽担当が切れた。もう、美樹克彦だ!?そして、その他のスタッフも、この反乱を黙認するという無言の抵抗をしたのだった。かくして、何となく投げやりで中途半端だけど所々妙に力の入った作品がここに完成した。 【パセリセージ】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-04-06 23:27:26) 3.《ネタバレ》 妻投稿■熱海のシーンで怪獣目線で破壊シーンを撮影しているが、あれはミニチュアの出来や爆破破壊のレベルを考えるとあまりにも勿体ない。ここは人間目線中心にすべきだったと私は思う。熱海は狭い平地に高層ビルが密集しているような場所で、人間から見れば巨大な怪獣が迫っているのに、遮蔽物で妨害されて怪獣の全体像が見えず逃げられず、ただ単純に「怪獣の姿とは反対方向に逃げれば良い」という状況とは全く違う怪獣映画の破壊のシークエンスが出来たと思うのに凄く残念だ。■あとタコのシーンでも笑えたが(そういえば両津のアニメでタコばっか食べている熱海の人間を巨大タコが襲撃するというのがあったなあ。あと函館のイカール星人…(^_^;))、あの直立二足歩行で悪そうな眼をした怪獣が親子愛なんて私は認めない。どう考えてもあれは「オルカ」みたいな知的残虐行為をやらかしそうな不気味顔じゃん!!■あと、羽田空港のシーン。滑走路ってマット敷きだよね(笑)皺が入っているし(^_^;) 【はち-ご=】さん [インターネット(字幕)] 6点(2010-11-06 18:58:55) 2.60年代を席巻した単発怪獣映画のひとつ。しかも家族向けに作られた異色作で、見事なまでのB級! ! オープニング早々から演歌調の“ガッパの主題歌?”に強烈な先制パンチ。日活っぽい青春活劇風なノリで進む中、日本人丸出しの珍妙な島民の踊り、たった数日でビル並の大きさに成長する子ガッパ、ゆでダコをくわえながら町を破壊する夫婦ガッパ、親子対面で涙腺が緩む感動のラストシーン等、ガッパの造形はもちろんのこと印象度の高い怪作に仕上がっている。さらに日活初の怪獣映画という事もあり、スタッフ一同笑いをこらえながら、時には笑い転げながら作り上げた様子がヒシヒシと画面から分かるゾ。まぁ、このテの単発怪獣映画が個人的に好きなので、う~ん…6点。 【光りやまねこ】さん 6点(2003-11-03 13:39:12) 1.《ネタバレ》 日活が唯一残したカルトな特撮怪獣映画がコレ。主演が川地民夫に山本陽子ってのが何とも泣かせる。他にも渡哲也の縮小コピー的な存在だった和田浩治、まだヒゲのない無名時代の藤竜也なんかが出演していて如何にも日活プログラムピクチャーの匂いがプンプンw。オープニングとエンディングを飾る美樹克彦の主題歌も違和感バリバリで或る意味凄まじいインパクト!肝心の主役たるガッパだが、連れ去られたヒナを取り戻すために夫婦で熱海に上陸し陸海空を股にかけて大暴れし、改心した主人公たちがヒナを返すや一緒に帰っていく…「仲良く親子故郷に帰る~ガーーーーッパァ、ガーーーーッパァ、ガーーーーッパァ、ガーーーーッパァ~!!」うーーーむ、1作限りで打ち止めになったのも無理もないw。合掌…6点。 【へちょちょ】さん 6点(2003-10-28 12:38:30)
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