みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
3.東宝創立35周年記念が、こんな流用企画でいいのか! という、「せっかくなのでキングコングでついでにもう一本」な映画。 いや、でも、気合は確かに感じられて、南極やら南の島やら、果ては東京までも舞台にして、大がかりなミニチュアセットがふんだんに用いられてます。特に終盤は、「身長20m」のコングと東京タワーとの絡みだもんで、セットも巨大なものに。 しかし、今回の目玉、コング型巨大ロボ・メカニコングの、この造形。何とかならな・・・かったんでしょうねえ、きっと。 ロボットなのに、どうして顔までこんなゴリラ顔に作り込まないといけなかったのか。ロボットなのに、こんなデカい鼻の穴が必要なのか。生みの親のドクターフーまで、「うははは、とてもロボットとは思えん」とか口走ってたのが、少し自虐的に聞こえてしまいました。 メカニコングはさておき、キングコングの方は相変わらず雑な面相してます。が、対ゴジラの時よりは改善も見られます。アレは本当にヒドかった。 顔はマズくとも、ゴロサウルスやウミヘビとしっかり死闘を繰り広げ、大活躍。たけど、そのせいか、終盤の東京上陸後が何だか物足りない。メカニコングがいきなり東京タワーに登るもんだから、キングコングも付き合わざるを得ないけど、「東京タワー登ります」ありきの展開で、何故登るのかも、登ってどんなアクションを見せるのかも、はっきりしないまめ、とりあえず登っちゃいます。ただ単に不自由な場所で、不自由に小競り合いをしているだけ。 東京タワーの上ならではの見せ場が、欲しかった。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-05-24 23:23:29) 2.《ネタバレ》 「ゴジラよりガメラ」だった私、怪獣映画好きだったクセに、東宝特撮モノってあちこち穴開き状態で、この映画も日本映画専門チャンネルでの放映で今日初めて見ました。『キングコング対ゴジラ』の続編だと思ってましたが、無関係なんですね。コングのサイズが全然違いますし。 007を意識してたりしますね、コレ。悪の科学者ドクター・フーの秘密基地とか、主役の一人がなんとなくショーン・コネリー似とか、浜美枝が出てるとか、っていうか公開時期が浜美枝がボンドガールを演じた、日本が舞台の『007は二度死ぬ』とひと月差っていう。 物語的にはヘンです。ドクター・フーが北極の放射性物質掘りのために(って岩や土がゴロゴロと掘り出されてたけれど北極に陸地があるって事?)開発した自慢の作メカニコングが故障しちゃって、やっぱ生身のコングの方が役に立つわ、ってコングさらってきて、それもコントロールできないとなると、コングと交流のある女性をさらっちゃえばなんとかなるわ、って、おっちゃん、なんかどんどん脇道に逸れてないか?みたいな。 国連の職員が自衛隊に命令しちゃってたり、島の原住民がたった一人しか登場しなかったり、なんか色々とツッコミどころ満載。 どうにも飛びそうにない重たそうなヘリコプターのデザインとか(轟天といい、スーパーXといい、東宝の伝統芸ではありますが)、どこも見てない目のコングとか、ホリゾント前の演技まんまな東京タワーでの脱出シーンとか(あの角度だと夜景映っていいハズ)、特撮も時代を差し引いても微妙な部分があったりします。 でも、身長20メートルって設定から製作された大きなサイズの数々のミニチュアの造形が素晴らしいんですよね。潜水艦とか船とか街とか東京タワー(さすがに全体ではなく部分ですが)とか。 そして、それにも増して素晴らしい浜美枝。いちいち(物語上、まったく意味もなく)着替えてモダンなファッションの数々を披露してくれます。その美しいこと。その悪女な設定も魅力的ですし。峰不二子みたいな、『Mr.インクレディブル』のミラージュみたいな。それゆえ、最期の扱いは残念でしたが。 浜美枝の美しさをフィルムに記録したという功績だけでも十分に評価されるべき作品なのでした(それだと『惑星大戦争』の浅野ゆう子と同じ評価でしかないですが、ミニチュアの造形で更に加点と)。 【あにやん🌈】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-13 22:21:11)(良:1票) 1.《ネタバレ》 面白い。初見は子供の頃のテレビ放送だったけど、再見で見どころが増えた印象です。私のイチバンは天本英世さん。「世界的な指名手配犯、ドクター・フー(who?)」なる変な人を演じています。突拍子もない事件は自分のせいにされる、とほくそ笑む。突拍子もない事件とは、例えばキングコングの誘拐とか。彼と一緒に悪だくみを凝らすのが某国の工作員に扮する浜美枝さん(役名がマダム・ピラニア!)。秘密基地の自室をサロンにして人質を招いてお酒を勧める趣味がある。その時のファッションがキャバ嬢のように蠱惑的。浜美枝は途中で改心してしまう。ここが少しツマラナイ。コングを手なずけるアメリカ人の女医さんが、ハリウッド女優らしからぬトランジスタ・グラマーな体型で萌える。1967年の作品でも狙ってやってますよ。なんで「逆襲」かって言うと、たぶんゴジラと闘った後だから。でもゴジラに恨みを晴らす訳じゃない。そのコングは相変わらずブサイクで、それがチャーミングと言えなくもない。お前「ウルトラQ」のゴローだよな。出色のデザインはメカニコング。後にメカゴジラやメカキングギドラを映像にする東宝が、最初にメカ化したのがこのメカニコングだろう。クライマックス、東京タワーに登りながらのどつき合いは高層表現も含めて良く撮れています。やっぱり、コングは高いところへ登らないとね。今、同じことをやったら馬鹿にされる映画になるけど、ピンポイントの見せ場がたくさんあって和みます。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-05-29 02:16:28)(良:2票) (笑:1票)
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