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ボッカチオ'70

Boccaccio '70
1962年【伊・仏】 上映時間:165分
ドラマオムニバス
[ボッカチオナナジュウ]
新規登録(2004-01-10)【おばちゃん】さん
タイトル情報更新(2021-11-07)【イニシャルK】さん


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監督マリオ・モニチェリ第1話「レンツォとルチアーナ」
フェデリコ・フェリーニ第2話「アントニオ博士の誘惑」
ルキノ・ヴィスコンティ第3話「仕事中」
ヴィットリオ・デ・シーカ第4話「くじ引き」
キャストアニタ・エクバーグ(女優)第2話「アントニオ博士の誘惑」
ロミー・シュナイダー(女優)第3話「仕事中」
トーマス・ミリアン(男優)第3話「仕事中」
ロモロ・ヴァッリ(男優)第3話「仕事中」
ソフィア・ローレン(女優)第4話「くじ引き」
パオロ・ストッパ(男優)第3話「仕事中」(ノンクレジット)
富永美沙子(日本語吹き替え版【TBS】)
広川太一郎(日本語吹き替え版【TBS】)
脚本マリオ・モニチェリ第1話「レンツォとルチアーナ」
ジョヴァンニ・アルピーノ第1話「レンツォとルチアーナ」
フェデリコ・フェリーニ第2話「アントニオ博士の誘惑」
エンニオ・フライアーノ第2話「アントニオ博士の誘惑」
トゥリオ・ピネッリ第2話「アントニオ博士の誘惑」
ブルネッロ・ロンディ第2話「アントニオ博士の誘惑」
ルキノ・ヴィスコンティ第3話「仕事中」
チェザーレ・ザヴァッティーニ第4話「くじ引き」
音楽ピエロ・ウミリアーニ第1話「レンツォとルチアーナ」
ニーノ・ロータ第2話「アントニオ博士の誘惑」、第3話「仕事中」
アルマンド・トロヴァヨーリ第4話「くじ引き」
撮影アルマンド・ナンヌッツィ第1話「レンツォとルチアーナ」
オテッロ・マルテッリ第2話「アントニオ博士の誘惑」、第4話「くじ引き」
ジュゼッペ・ロトゥンノ第3話「仕事中」
製作カルロ・ポンティ
トニーノ・チェルヴィ
美術ピエロ・ゲラルディ第1話「レンツォとルチアーナ」
マリオ・ガルブリア第3話「仕事中」
衣装ピエロ・トージ第3話「仕事中」(ノン・クレジット)
編集マリオ・セランドレイ第3話「仕事中」
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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3.《ネタバレ》 基本的に、この手の話ってあんまり好みじゃないんですよね。つまらないというわけではありませんが。
印象的だったのは2話・4話。2話はお堅い人たちを揶揄しているバカバカしい話かと思っていたのですが、看板のモデルとの妄想あたりから雰囲気が変わってきて、かえってつまらなくなってしまいました。ミニチュアセットはよくできていたと思います。4話がいちばん楽しめました。あの若い男は物語の展開上必要なのでしょうが、演じている俳優のためか、あまり魅力的に感じられません。ソフィア・ローレンがなびくぐらいだから、もっといい男でないとね。しかし、彼女の仕事仲間の奥さんやクジに当たっちゃう気の弱そうなおじさんなど、それ以外の人物はなかなか魅力的でした。
1本約50分程度ですから、1時間ドラマを一ヶ月分続けて見たような案配ですね。そのせいか、長さの割にはボリューム感とか重厚さとかを感じませんでした。そもそも題材がそういう種類のものだと思いますし。 アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-04 21:00:51)

2.《ネタバレ》 「どこがボッカチオやねん!」と言いたくなるのですが、そもそもボッカチオ風とはどういう感じなのでしょうか? と言う愚痴はさておき、それぞれのエピソードは楽しめましたよ。どれが面白いかとなるとどうしてもフェリーニが目立っちゃうのですが、個人的にはマリオ・モリチェリの『レンツォとルチアーナ』が良かったですね。なんか昔のネオ・リアリズモ風で若いカップルが生き生きとしてるのが好きです。それにしても最初にリリースされたビデオ版ではこのエピソードが丸ごとカットされてたそうですが、いくらなんでもひどすぎますね。 フェリーニ編はもうフェリーニ御大が遊びで撮った様な風情ですが、Z級SF映画『妖怪巨大女』なんか足元に及ばない出来ですよ(そんなもんと比べるのはちょっと失礼が過ぎました)。 ヴィスコンティ編はラストのR・シュナイダーの涙、デ・シーカ編はS・ローレンの歌が印象的です。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-15 19:43:06)

1.デ・シーカ、ヴィスコンティ、フェリーニという豪華な監督陣によるオムニバス映画。
なんと、上映時間はあわせて“204分”という超豪華版。
しかも長いだけでなく、個々の監督の個性が十二分に発揮されており、かなり「濃い」内容となっている。
私はビデオをレンタルしたのだが、上巻・下巻を二日に分けてやっと観終えることができた。

この4作品の中で、巷で一番評判がいいのが、第1話のモニチェリによる作品だ。
私も“面白さ”という基準だけで選べば、この作品が一番。
主人公夫婦の働く工場での「人、人、人」の混雑ぶりも圧巻だし、新婚夫婦の奮闘ぶりや、貧乏だけどひたむきな暮らしぶりなどは共感が持てるし、観ていて楽しい。
この作品だけでも観る価値はおおいにあるだろう。
しかし、このオムニバス作品の凄いところは、そこに更に巨匠3人の作品が加わることである。
1話目のモニチェリのライトな良作を楽しんだ後、二話目にはフェリーニの渾身の一撃を食らうことになる。
フェリーニのは55分なのだが、彼のその他の長編と比較しても勝るとも劣らない、凄まじいエネルギーを放っている。
はっきり言って見終えた後は、“グッタリ”だ。
開始早々から「フェリーニ節」全開で、飛ばしまくる。
そしてアニータ・エクバーグの不気味なボディと笑い声。
そんでもって、相変わらずの“乱痴気騒ぎ”。
たった55分でも、ものの見事に観てる者を「フェリーニ・ワールド」へと誘ってくれる。

そして、その後の3話目にくるのが、ヴィスコンティの短編。
これもまた容赦はしてくれない。
短編なのに、相変わらず“豪華絢爛”だ。
そして「貴族的退廃ムード」も全開である。
フェリーニ作品みたいに疲労はしないが、これはこれでお腹いっぱいにさせてくれる。

最後の4話目は、デ・シーカの短編。
フェリーニやヴィスコンティに比べれば、まだ“薄い”ものの、そこは巨匠。
ラストに到るまで、ぬかりは無し。

フェリーニやヴィスコンティの作品を既に何個も観たことがあり、それぞれの監督の個性とアクを知っている人にオススメしたいオムニバス映画だ。
そういった人ならば、この作品のボリュームと豪華さに、必ずや大満足できるであろう。 にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-01 20:46:47)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.00点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 2.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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