みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
4.《ネタバレ》 いやあ、正直言って驚きましたよ、まさか少年が運ばされている爆弾がバスを粉々にしてこの子まで死んでしまうとは!予備知識なく観ていたのであの“初めてのお使い”のシークエンスは、ハラハラ・ドキドキさせてどこかで爆弾が爆発しないか当初の目的を達成できないという良くある展開だとばかり高をくくっていたので、まさに“黒いヒッチコック”がこんなに若い頃の作品で見られるなんて予想もしませんでした。そこからのシルヴィア・シドニーが夕食の配膳をしている最中にオスカー・ホモルカを刺殺するまでの短いシークエンスは、そのピリつくような緊張感は圧巻で本作最大の見どころです。この指令を受けながらロンドンでテロを実行するオスカー・ホモルカが演じる男、もちろん明言はないけど時期的にナチス・ドイツのエージェントであることは誰でも判ったでしょう。でもこの男と妻であるシルヴィア・シドニーとの関係やキャラ設定がイマイチ甘いのも確かです。この怪しげな訛りが強い英語を喋る男は夫婦で米国から移住してきたという設定だけど、いきなりロンドンの中心部で自前の映画館を持てるというのはなんか不自然。まあ雇い主の某国が活動拠点として資金を出して映画館を買い取ったという推理(というか妄想)も成り立つけどね。このあまりに不釣り合いな夫婦だが、妻は彼が真面目で善良な人物だと信じて疑っていなかったのに、弟が爆死した真相を夫から聞かされても弟の死に激しいショックを受けているのに夫の正体にはあまり驚いている風には見えないんですよ。エージェントとしてのホモルカも無差別殺人に繋がるような指令には動揺は見せるが、けっきょく任務を放棄しないところもなんか判りにくいキャラであります。 ラストは辻褄合わせの様な一種のハッピーエンド(なのかな?)としてまとめているけど、最後の爆発はどこから爆弾が出てきたんだ?様子を探りに言ったペット屋が爆弾を持ち歩いていたということなのかな?ヒッチコックの娘がヒッチコックのフィルモグラフィ中でもっとも暗い作品の一つに上げているのは、なんか納得できます。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-12-07 23:37:08) 3.《ネタバレ》 映画館を営み、平然と都会の中に溶け込むテロリストの男。 自分が当局に疑われていることを悟り、幼い子ども(年の離れた妻の弟)に爆弾の運び屋をさせる。 それがいつ爆発するか、見る者には分かっている。早く運ばないと・・・。 しかし、街には好奇心旺盛な子どもの足を止めさせるものがいっぱい。 一刻を争うこのサスペンス。そして・・・。 ヒッチコックを敬愛するデ・パルマの傑作「アンタッチャブル」の冒頭を思い出しました。 弟は夫に殺されたようなもの。食事の支度をする妻。手にはナイフとフォークが。 しかし一瞬ためらう妻と、妻の意思を悟ったような夫。交互に挿入される妻と夫の表情。 中盤までは盛り上がりに欠ける作品ですが、この終盤のサスペンスの組み立てはさすがヒッチコックと思わされます。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2018-07-19 20:47:21) 2.《ネタバレ》 確かに停電にさせるだけじゃ・・・物足りない(笑)男の子が運ぶ爆弾が、なかなかすんなり進まなくて ハラハラしました。古い映画ですが、まとまってるなぁ~って感じがしました。 【うさぎ大福】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-28 18:53:01) 1.《ネタバレ》 んー。どの映画にもいえることだけど、子供を殺すのはやっぱいかんよ。。それなりにスリルがあって面白かったけどさぁ。。。 【M・R・サイケデリコン】さん 6点(2004-02-15 10:39:19)
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