みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(6点検索)】
28.《ネタバレ》 カッコいい先輩をまねて処世術を身につけ、ボスに気に入られ、ちょっと頑張ったら10代の若造だって大金が稼げる。主人公ヘンリーが夢見たアメリカンドリームはマフィアの世界だった。その特殊な世界には独自のヒエラルキーなんかもあって、生粋のイタリア人でないと幹部になれないとか、中でもシチリアの血が上位で、アイリッシュやユダヤは後続だとか、この辺はおもしろい。 スコセッシは歴史をそのまま映像化する。事実として多くの鑑賞者に伝承し、そこに私情を挟まない。盗みと薬と殺しを職業としている男と、それに養われて贅沢な生活をする家族たち。こんな世界があるんだぜと。そもそもこんな世界のヤバい奴らに共感できるわけないし、できた奴はヤバい。マフィアに夢を見るな。夢を見るなら目を覚ませ。少なくともそんなメッセージはあったように思う。 あきれるほど散々悪事を働いといて、ヤバくなったら警察(善)に協力して、仲間(悪)を裏切る。マフィアに共感はしてないが、なぜかコイツが一番クズに感じる。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-11-22 13:54:09) 27.《ネタバレ》 “GoodFellas”『気の置けない奴ら』。日本のヤクザ界の『兄弟』っぽい意味でしょうか?男同士の友達に使われるようです。 マフィアが日ごろ遊んで、好き放題やって暮らしている訳ではなく、きちんと仕事をする対価として、一つ格上の上質な暮らしをしていることがよく分かる。上下関係やルールはもちろんあるし、イタリア系かそうでないかで出世出来るかも決まる。ヘンリーの立場はマフィアの中でもチンピラの部類だと思うけど、人気のレストランで予約なしに席を作ってもらえる立場というのは相当優越感を感じられそう。 ファミリー内での付き合いが多くて、やれ結婚式だのお祝いだのとパーティの連続。これって夏のBBQとか冬のスキー泊とか強制参加させられる、時間外の付き合いを強要するブラックな会社みたいで私には無理。インドア派の私はお家帰ってボーッとしていたいって思ってしまいます。 そして家族同然の付き合いをしていながら、殺し殺されも日常に組み込まれている異常さ。警察の腐敗ぶりも、彼らが増長する原因になってましたね。 この映画といえばジョー・ペシ演じるトミー。この映画の印象がとても強くて、私の中ではジョー・ペシは、どこでキレるか解らない怖い男。トミーは仲間目線でも一般人目線でも、どの立場で鑑賞しても怖い。この映画の血生臭さはトミー絡みがほとんど。バッツ殺しが最後まで付きまとうのが、またマフィアの世界の怖いところに思えました。 だけどトミーのアクが強すぎて、ヘンリーは板挟み状態で右往左往するサラリーマンのようにも。これで真面目な性格なら(マフィアに真面目もクソもないが)良いけど、別宅に女囲ってるし、ボスに禁止されている麻薬に手を出すし、結局は自分が一番なところがクズらしい。で最後は証人保護プログラム。まるで借金して遊ぶだけ遊んで自己破産するダメ人間。エンディングのシド・ヴィシャス版マイウェイが印象深い。 【K&K】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2024-03-11 23:01:53) 26.《ネタバレ》 先日観た「ブロウ」に通じるものがある。どちらも犯罪者の実話に基づく映画で、いまいち盛り上がりに欠ける。人生なんて、映画の題材になるような人でも、映画のようにドラマティックではないということでしょう。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-18 11:35:03) 25.《ネタバレ》 よくあるきれい事物語ではない裏社会の人間臭さがとてもリアルで、実話らしい実話作品。イカレタ男トニーを演ずるジョー・ペシの助演男優賞も納得。マフィアのやりたい放題を他人事として観るのも悪くはないが、当事者目線になると生きた心地がしない。裏切らないことで認められた主人公が最後に恐怖から仲間を売ってしまう。中味は殆ど感じられないけど、ある種の人間に本能の赴くままに行動させると一直線に破滅に向かう事がよく分かる映画だった。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-04 20:04:19) 24.マフィアって何?という質問はこの映画を見ればわかる。 【さわき】さん [地上波(字幕)] 6点(2016-10-26 19:03:22) 23.脇役だけどギャングのデニーロはいつ見てもかっこいいなあ。 ほぼノンフィクションというから驚きだけど展開に刺激が足らない気もした。 【mighty guard】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-03-23 12:30:10) 22.《ネタバレ》 『ゴッドファーザー』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のようなものを期待していたが、そういうのとはちょっと違っていた。 実話物のためか、ドラマ性はそれほど高くはなく、ドライで淡々とした印象。 平気で仲間を裏切り、堅気にも手を掛けるのも躊躇しない。 仲間との友情や義理人情、堅気には迷惑を掛けない任侠なんてのは、本当はこういう世界には存在しない、美化された嘘っぱちなのだろう。 下手にそういう甘さを持っていると、足元を救われて命を落とすだけというシビアな世界。 そんな世界で生きる三人のギャングを、デニーロ、ペシ、リオッタが熱演。 ギャング連中のクズっぷりがエグくて、ジミー、ヘンリーもそうだけど、トミーが最も印象的。 狂犬のようで手に負えない。 トミーの気まぐれで足を撃たれたバーテンダーは災難だった。 ケガをさせた謝罪もない上に嘲笑したトミーに、思わず一言返しただけで無残に射殺される。 こんな理不尽な死に方はない。 虫けらのように命を奪う者は、虫けらのように殺されても仕方ない。 トミーは殺されて当然のクズだった。 が、そういう連中をしっかり取り締まるべき警察や刑務所にも、腐敗した人間がいて連中の便宜を図っているという嘆かわしい構図。 正直者がバカを見て、力を持つ者が好き放題できる、力こそ正義の社会。 リアルなマフィア像が描かれるので、好きになれる人物がいない。 それが上記作品との大きな違い。 皮肉のこもったタイトルに騙されたが、もう一度見たいとは思わない。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-11-18 01:08:49) 21.《ネタバレ》 衝撃的なシーンが多すぎると、感覚が次第に麻痺してしまい、観終わった後に「盛り上がりに欠けたかな~?」と錯覚してしまうタイプの映画。実話に準じているだけに、「ここで盛り上げる」という意識より、「観客にこれだけは見せたい」というシーンを挿入し続けたという印象が強い。 ヘンリーという若者がギャングの世界に憧れ、使いっぱしりから始まり、(結局は使いっぱしりで終わったような感じもしますが)右肩あがりに組織の中で成長していく様子に、中盤までは高揚感のようなもので満たされます。ですが、初めての殺しを手伝ったシーンから、次第に「殺し」「麻薬」「浮気」の破滅3大要素が物語りの大部分を占めていきます。振り返ってみれば、冒頭にわざわざあのシーンを持ってきたのも、物語のターニングポイントだったからかもしれません。 憧れだった世界は、少しずつ現実世界の厳しさや恐ろしさを見せ始め、純粋だった少年ヘンリーが、その現実に毒されていく様子が痛々しいほどに伝わってくる後半は、正直見ていて楽しいものではありません。ですが、それでも救われたのは、お互いに「グッドフェローズ」と呼び合えるファミリーがいたこと。ヘンリーは終始、このファミリーのことだけは大事にしていました。 ところが、トミーは気に入らないこと、自分の名誉をほんのわずかでも傷つけられるようなことがあれば見境なく仲間を殺します。ジミーはジミーで、密告を恐れ、いつも疑心暗鬼状態ですぐに「殺して口封じ」という結論を出します。 この二人と距離の近かったヘンリー。仲間だけは大事にしたかったヘンリー。最後は、「死にたくない」という理由で、ジミーに、ポーリーまで巻き添えでFBIに売り渡します。グッドフェローズというタイトルは痛烈な皮肉のようなもので、彼らの世界では言葉だけの存在でした。もともとそんなものは初めからなかったのですね。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-29 11:32:14)(良:1票) 20.《ネタバレ》 印象強いのはもはやパターン化したジョー・ペシの無軌道なキレっぷりとレイ・リオッタのヒキョー顔。チンピラであっても、自分の立ち位置に哲学があれば他者に訴えるものがあるだろう。しかしレイの場合はいい扱いを受けたい、まともに働くなんてバカだって考えだけで挙句禁じ手のドラッグにまで手を出して生き方が安い。ギャングを題材にした映画の中でも一、二を争うレイの結末のかっこ悪さは当然といえば当然。組織の中を泳ぎきることができず、こんなパターンになるケースは実際多いんだろうな、と実録ドキュメントを観てるようだった。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2012-03-13 00:56:53)(良:1票) 19.役者がちょいちょいかぶっているため『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』とどうしても比較してしまいます。ギャングの非常さはリアルで戦慄しますが、スケール感やキャラクターの描き方など、ちょっと足もとにも及ばなかったみたい。しかしあれだけ仲間仲間言っておきながらヤクに溺れ、簡単に仲間を売る。結局そうなんだ、人間て。悲しくなりました。 【カタログ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-16 01:39:17) 18.妙に軽快なテンポ、アンチカタルシスな結末など、所々好みのところはあったのだが、期待していたほど自分の胸に突き刺さってくるような作品ではなかった。 デ・ニーロ、ペシは評判どおりのキレっぷりで凄くいい感じ。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-04-10 11:42:34) 17.トミーの単細胞っぷりがよい。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-02-28 22:18:51) 16.ジミーとデニーロの演技はすごい!ジミーもクレージーだけど、デニーロも負けてないほど怖かった。 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-05-24 08:57:40) 15.ちょっと長すぎるのが気になったが、実話を元にしてるというだけあってやや盛り上がりに欠けるとこもあるが緊張感があっていい。決して成り上がることの出来ない下っ端マフィアに焦点をあてたスコセッシらしいつくり。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-30 23:02:35) 14.《ネタバレ》 実話に基づいているだけあって、話がリアルに感じました(例えば、「ゴッド・ファーザー」のようにスペシャルな登場人物がいないところとか。)。この映画でレイ・リオッタを知りましたが、良い俳優さんだなあと思いました。 【まいった】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-10-08 23:26:47) 13.こういった映画にはまだ私には早かった。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-07-24 22:30:50) 12.ジョー・ぺシを見ているだけで楽しかったです。男たちの絆と家族の絆、いろいろなしがらみがストーリーにからんできますが、ふ~んという感じで見ていました。権力を振りかざす登場人物がストーリーの中心になる映画は見終った後にあまり良い気分がしないです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-02 01:47:39) 11.《ネタバレ》 冒頭で「仲間を売るな」「決して口を割るな」と来た時点でオチは読めました... 【マイケル】さん 6点(2004-07-29 15:01:29) 10.マフィア&デ・ニーロつながりで、ゴッド・ファーザーの直後に観ました。 ゴッド・ファーザーがあまりにもすごすぎて、自分の中ではこの作品の影は薄かったです。もっと違うタイミングで観れば、楽しく感じたのかもしれません。 【しまうまん】さん 6点(2004-07-28 07:10:25) 9.マフィアらしさを前面に出していない風貌であるぺシだからこそ出せるあの迫力。あえてチビ なファニーキャラを崩さず、常人より半オクターブ高い声や地面と90度の角度を保ちつづける 胸を張った良い姿勢。言わなければどうでもいい事のような細かい箇所にこだわりを持って役 を演じてる。まさにマフィアを知り尽くしたプロのミゼット俳優だ。 【膝小僧】さん 6点(2004-02-29 23:28:43)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS