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【クチコミ・感想(7点検索)】
2.冒頭の娘の結婚式。その幸せの宴の席、どこか思いつめたような表情を見せる父。演じるのは名優マストロヤンニ。
その日、彼は長年務めた教師の仕事を辞め、家族とも別れ、教師をしながら営んでいた養蜂業の蜂と共に旅に出る。
孤独、老い・・・。本作のマストロヤンニの姿からはそんな言葉しか思い浮かばない。
これまでの人生において家族と何があったのか、過去に何があったのかにはほとんど触れていません。
あのラストシーンが旅の目的だとすれば、かつての仲間を訪ね歩いたり、離れて暮らす家族の顔を見に立ち寄る彼の行動があまりにも悲しい。
ラストシーン、彼は指で地面を打つ。その指で彼は一体何を語っていたのでしょうか。
マストロヤンニはこの後、「こうのとり、たちずさんで」再びアンゲロプロスの作品に出演します。
両作品とも、思いつめたようなあまりにも寡黙な姿が印象に残りますが、
やはりマストロヤンニには寡黙よりも陽気で饒舌な男の役が似合いますね。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-09-15 18:16:26)
1.この監督で見た中では、一番ピンと来なかった作品として記憶に残っている。現代史の息苦しさと正面から渡り合うのをちょっとやめてみたような映画で、いつものように下向きの無力感とそれに抗おうとする上向きの意志との衝突はあるんだけど、全体に詠嘆が強まってしまい、意味ありげな雰囲気に溺れてしまったような感じがある。芯が抜け落ちてしまったような。もちろんダンスはあり、霧も流れ、海岸も出てくるし、映像的には十分味わえる。かつての充実し意味がはっきりしていたモールス信号の時代と現代との対比という点では、たしかに現代史の検証にはなっている。でも切迫した息苦しさがない。この人の映画では、詠嘆よりも、あの息苦しさを味わいたい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-08-09 11:55:56)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
6人 |
平均点数 |
6.17点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 16.67% |
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5 | 1 | 16.67% |
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6 | 1 | 16.67% |
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7 | 2 | 33.33% |
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8 | 1 | 16.67% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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