みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.《ネタバレ》 家族って何だろうねえ。目に見えない情愛のみでスタートする不可思議なまとまり。常に順風満帆とはいかないのが世の常でして、ここに描かれる家族は予期せぬ事故に見舞われる。そしてそれをきっかけに明らかになる家庭崩壊すれすれの内情。ずっと進行していたのに気付かなかった綻びに突如直面した父親G・クルーニーの奮闘ぶりは涙ぐましい。 そりゃぶつけたくもなるわな。憤懣やるかたない思いを。たとえ相手が昏睡状態だとしても。でも別れの時が来たら、涙が頬を伝うのだ。この場面、複雑で多面体な”家族”という感情をリアルに描いていると思った。 家族にKOされつつあったお父さん、自らのアイデンティティを大王の子孫であることに見出し、親族らの意向を却下して再び生活を生き出す。ラストの、やけに生真面目なTVドキュメンタリーを見る親子三人をむしょうに応援したくなった。 今後土地のことでもめるだろうし、長女のしょーもない彼氏のこともやっぱり心配だ。 でもきっと上手くゆく。この世の皆、何がしかを抱えている。ゆったりとした音楽も伴って、しみじみと背中をさすってもらえたような想いが残りました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-09-27 23:41:46) 8.《ネタバレ》 原題の意味は「子孫たち」っていうんですね。つまり単なる家族ものではなく、先祖から受け継いできたものが大事であるということ。具体的には土地なのですが、それとはもう少し違った、目に見えない精神的なものも含まれているように思われます。そうしたものを大切にすることが、家族を大切にするということなのだというあたりが、通常の家族再生映画にひねりを加えていてよかったと思います。長女役のシェイリーン・ウッドリーが好演で、本作でかなりの映画賞にノミネートされたのも納得です(ほかに候補者もいなかったんでしょうけど)。水着姿が多かったから高評価だったわけではないと信じたい(笑)。チャラい彼氏もなかなか面白いです。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-06-30 20:28:15) 7.《ネタバレ》 扱うテーマが多過ぎたのでは?不倫と妻の死だけでも小説一冊書けるようなテーマなのに、そこに土地の売却問題や娘の非行等、2時間に収めるのは厳しいような数のテーマが出てきたと思う。とくに、2人の姉妹は最初こそやんちゃだったものの、映画が進めばむしろ良い子になっていたような、、、。単純に面白かったけど。 【lalala】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-06-21 17:29:38) 6.《ネタバレ》 ジョージ・クルーニーの家族がいい味だしてるなぁ。姉妹の妹のほうはリトルミスサンシャインのあの女の子を思い出しました。あと何気にいい味だしてるのが姉の友達(ボーイフレンド?)のシド、最初はどアホかって思うぐらいのキャラだったけど最後の方は彼が家族と一緒にいるのが当たり前に思えました。最後のエンドロールでソファーで家族がくつろぐシーンがありますが、あそこにシドがフラッと遊びに来るっていう設定でも面白かったかも。 【珈琲時間】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-05-06 01:05:44) 5.《ネタバレ》 ○今まで何度も扱われてきたようなテーマだが、コメディとドラマのバランスが絶妙。ジョージ・クルーニーここにありという感じさえ受けた。○まるで音楽が傍観者のように何があってもけだるい音楽が流れる。ハワイという舞台も良い。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-28 22:02:12) 4.《ネタバレ》 事故で昏睡状態となった妻が余命幾ばくもないと知った夫に、さらに追い討ちをかけるような事実が知らされる。妻が浮気をしていて自分と別れてその男と結婚するつもりでいたらしい。夫は、娘たちを連れてその浮気相手に会いに、死にかけで昏睡状態の妻をほっぽり出してハワイ島を奔走する…。という「おいおい」って設定の映画なのだけど、ハワイの美しい情景と夫役のジョージ・クルーニーのダンディで大人な演技のおかげで、不思議と最後までほのぼの観れるロード・ムービーの佳品に仕上がっておりました。この「トホホ」な家族の雰囲気、僕は結構嫌いじゃないです。でも、これを大阪の岸和田あたりを舞台に岸部シロー主演とかでリメイクしたらとんでもなく鬱な映画になるんだろうな(笑)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-05-30 14:58:12) 3.想定の範囲内。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-02 20:52:11) 2.《ネタバレ》 その期間ときたら、あまりに特異な、非日常的な痛みを抱き続けなければならない訳です。世界はいつもと変わらぬ時を刻んでいるのに、自分達は何故こんな悲しさ苦しさ切なさの中に居るんだろう?って。奇跡を望んだり想いに沈んで孤立したり。そこからなんとか自分と家族が生きるための世界を再構築してゆく、あの感じが上手く表現されていると思いました。流転してゆく人の生とそれを包み込む大自然。空気が匂ってくるような映像は、まるでそこに抱かれるかのような感覚を与えます。すっかりオッサンになったジョージ・クルーニーのくたびれ加減がハワイアンのメロディと共に映画の角を削っております。欠点だらけの人々が自分以外の人々それぞれの痛みをちょっと理解してちょっと進む、そういう「ちょっと」な映画ですが風がそよそよと吹き込んでくるような、意外に心地良さすら感じる作品でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-06-10 15:25:13)(良:2票) 1.《ネタバレ》 母親が事故でこん睡状態から始まる映画にしては、重くならずに観れて余韻が残る独特な雰囲気を持った映画。印象的なシーンはマット(父親)とシド(娘の友人)の会話。シドの境遇を知り、同じ辛さを持った子だと知ると同時に、娘の優しさにも触れる。良いシーンですよね。このように細部にまで丁寧に心理描写が描かれていて、観ていて飽きない良作。個人的に「自分はマットのような大人の対応はできないな・・・」と感心して観てました笑 【honeydew】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-05-20 22:20:01)(良:1票)
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