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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(7点検索)】
4.《ネタバレ》 友達にはおススメしないかな。だって、とりたててストーリー的におもしろいってわけじゃないし、映像的にも目新しくはないし。でも、僕はなんでか、最後まで集中して観れました。悪に手を染めると、もっと凶悪な悪に食われてしまうって事をイソップや日本昔話みたいな寓話調に表現した感じだったです。詳しい背景を描かない部分が特に寓話っぽくて。前半の会話が後半、現実になっていくという構成だけど、損失と人質の価値観がまさに具現化された部分はゾッとした。主人公はたとえ生かされても、もはや人生に意味はないのだろう。だから、もはや殺す価値すらないのだろう。ブラピの殺され方が一番、嫌かも。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-23 20:18:05)
3.《ネタバレ》 麻薬組織と繋がりのある企業の顧問弁護士として、今まさに引き返せない悪の道へと手を染めようとしている男。何も知らない美しい彼の妻。金と女のためならどんな手段でも平気で行う強欲な経営者。淫乱で謎の多い怪しげなその彼女。そして、何もかも分かったように斜に構え全てを冷笑的に見つめる男…。果てしない欲望と愚かで醜い性欲を抱えたそんな彼らが互いに騙し騙され破滅へと向かってゆく姿をシニカルに描き出すピカレスクロマン。「エイリアン」や「ブレードランナー」といったSF映画の名作を数多く残してきたものの、「グラディエーター」辺りから世間での高評価とは裏腹に僕の中では確かにその映像の美しさやスケールの壮大さなどは認めるものの、いまいち心に響くものが乏しい作品ばかり撮ってきたリドリー・スコット監督。現代アメリカ文学の重鎮マッカーシーの原作を映画化したという今作も、やはり哲学的で難解な作品でありました。でも、この華がありながらちゃんと実力も兼ね備えた豪華な役者陣が織り成すミステリアスなストーリーと、 淫猥な雰囲気がこってり濃厚に漂うこのダークな世界観はけっこう良かったかも。特に、フェラーリのフロントガラスに無毛つるつるのあそこをねっとりぐっちょり擦り付けて絶頂を迎えちゃうキャメロン・ディアスの文字通りのカーセックスシーンはめちゃくちゃエロかったっすね~。久し振りに、映画を観ながら僕の股間がエキサイトしちゃいました(笑)。まあ、見事なまでに最低の人間ばかりが登場する、胸糞悪~い後味最悪な映画ではあったけど(最後に送り付けられるあのDVDの中身なんか、想像しただけで吐きそうやし笑)、全ての人間の根源には必ず悪があるという事実を冷徹に見つめながらもどこかコミカルでエネルギッシュに描いたこの作品、うん、けっこう見応えあったっす。リドリー・スコット、ちょっぴり見直したよ! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-07-01 08:40:18)(良:1票)
2.《ネタバレ》 チーターに狩られる野うさぎを見て、「可哀想」と思う人は少なからずいると思う。ただ、チーターは生きる為に獲物を捕食するのであって、それは自然の摂理だ。キャメロン・ディアス演じるマルキナはどうだろう?生きる為に『彼ら』を捕食したのだろうか?一切の素性が分からず、『悪女』だと言える程に描かれていない彼女には全く感情移入など出来ない作りになっているので(映画自体そうだけど)、これは観た人それぞれが解釈するんだろうが、これはチーターとはまた違う、マルキナの生き様の本質なんだと思う。損も得も、欲も無い(ただ得や欲が付いて来る)、『マルキナ』という女の本質。欲に駆られた男たちは苦悩し、欲を支配した女は笑みを浮かべる。この役を演じるにあたり、良い意味で良い年齢になったなぁ、と思わせるキャメロン・ディアスは凄みを効かせた貫禄ある女性像がとても良かった。ドラゴンタトゥーのリスベット同様、強い女が輝く映画は面白いなぁ、と感じた次第。映画自体はそれほど悪い出来とは思いませんが、相当に陰惨なお話の割りには映像が明るく綺麗で、後味の悪さなどは思いの外小さい。酷評のストーリーテリングもそれ程悪いとは思わなかったし、この脚本の会話劇でこれだけ魅了出来れば中々じゃないですか。ただ、あからさまな台詞の伏線が後半にキッチリ回収される辺り、ローラのスナッフDVDが届いたシーンは崩れ落ちるカウンセラーのカットで締めとけば良かったのに。何もご丁寧に廃棄場に遺体を捨てるシーンを見せなくても…。印象的な台詞も多々。「真実に温度などない。」うーん、言葉の意味はよく分からんが、とにかく凄いcoolだ。 【miki】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-15 14:35:03)
1.《ネタバレ》 本作品は確かに不親切というか、あえて描いていないところ非常に多いと思うのですが、このために「描かれていない」部分に対するイメージが膨らみ、恐怖感が煽られます。そもそも、「カウンセラー」がバイカーの弁護士に選ばれたことが全ての発端ですが、どうやって彼が「国選弁護士」に選出されたのか。その背景を鑑賞後に想像したらおぞましい余韻がこみ上げてきました。映画はストーリーのテンポが速すぎてついていくだけで精いっぱいですが、「あのシーンはどういう意味だったのか、どういうメタファーだったのか」を後で思い返したり議論をすることで味わい深くなる類の珍しい作品かと。ハビエル・バルデムがかませ犬的なポジションだったのも観客の期待をうまい具合に裏切り、絶望感を味あわせるのに一役かってくれたかもしれません。邦題の『悪の法則』というのはあまりピンときませんでしたね。そもそも悪には法則自体が存在しないことを描いた作品だと思います。原題の『カウンセラー』が最初は弁護士先生のことを意味していたのが、最終的には弁護士先生自体が助けを求めるクライアントになってしまうという構図が興味深かったので、原題のほうがテーマ性があるように思われますが、日本語で表現するのは難しいですね。 【もっこり八兵衛】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-12-26 22:02:27)
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
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【点数情報】
Review人数 |
38人 |
平均点数 |
5.55点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 2 | 5.26% |
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2 | 2 | 5.26% |
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3 | 2 | 5.26% |
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4 | 5 | 13.16% |
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5 | 7 | 18.42% |
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6 | 9 | 23.68% |
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7 | 4 | 10.53% |
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8 | 2 | 5.26% |
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9 | 4 | 10.53% |
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10 | 1 | 2.63% |
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【その他点数情報】
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