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【クチコミ・感想(7点検索)】
4.《ネタバレ》 原作をほぼ忠実に全編映画化したこの作品、本当に惜しいと思う。この映画の良さを理解するためには、原作の長編小説を読むことが必須の条件のように思える。そうでないと物語があたかもダイジェスト版かのように進んでしまうので、どうして?なぜ?という疑問が残ってしまうと思う。
私はマーガレット・ミッチェルが書いた「風と共に去りぬ」もエミリ・ブロンテが書いた「嵐が丘」もすばらしい小説だと思っている。共通点はどちらも女性が書いた小説だが、片方はクラーク・ゲーブル、ヒビアン・リーで不朽の名作となっているのに、こちらの映画はローレンス・オリビエの映画もこのジュリエット・ピノッシュの映画もまだ小説の真価が発揮されていないと思う。
「風と共に去りぬ」のような途中休憩を挟む4時間近い大作にするか、「戦争と平和」のように前編と後編の二つの映画にするくらいにしなければ、肩を並べられないのかもしれない。
「他人を憎んでは決して幸せにはなれない」という事と共に、最後に残ったへアトンとキャサリンに希望の光を託す映画なのだろう。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-20 10:09:00)(良:1票)
3.初見は「嵐が丘」らしくないと思えた。 薄く寂寥感が強いのは坂本龍一のムーアを吹き渡る風のような美しい曲のせいでもあるけれど、それが品ともなっていて原作のグロテスクなまでに濃厚な愛憎劇とはちがい、このあまり重たくないコズミンスキー版が好きな人もいると思う。 このヒースクリフ(レイフ・ファインズ)はイザベラ(ソフィー・ワード)を甘言でつったりはせず、財産狙いのならず者であることを隠そうともしないのに、イザベラは彼に屈してしまうのが面白い。 ジュリエット・ビノシュは火のようなキャシーと水のような娘キャサリンを演じわけ、ジェレミー・ノーサムは「エマ」のナイトリーとは対照的なヒンドリー。 3組のカップルから3人の子供が生まれ、その結びつきも通常の感覚とは異なるもの。 舞台はヒース生い茂る荒野(ムーア)だが、あえて石灰岩を敷きつめたような野にキャシーとヒースクリフを置いた画が、すでにこの世のものではないかのような幻想美。 シンニード・オコナーが作者エミリー・ブロンテに扮し、物語の外苑を歩む。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-26 20:44:57)
2.男女の仲って、ああも切ないものかとしみじみと感じることが出来ました。金髪のレイフファインズもいいけど、薄汚れたヒースクリフ役も良かったです。てか、やっぱ音楽やんね!あれであの作品の良い部分をほとんどカバーしてる(気がする)。原作読んで勉強します。 【まっきー】さん 7点(2003-06-09 16:40:40)
1.私も原作の大ファンなのですが、映画は映画でまあいいのではと思いました。レイフファインズはイングリッシュペイシェントの繊細な男のイメージが私の中で抜けないので、ヒースクリフにはマッチしなかった。 【中野】さん 7点(2003-03-30 13:08:31)
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【点数情報】
Review人数 |
25人 |
平均点数 |
6.20点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 2 | 8.00% |
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4 | 3 | 12.00% |
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5 | 3 | 12.00% |
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6 | 7 | 28.00% |
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7 | 4 | 16.00% |
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8 | 4 | 16.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 2 | 8.00% |
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