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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(7点検索)】
7.《ネタバレ》 フアンを演じた俳優がかっこいい。
渋みがあって人間味のある表情。
心をなかなか開かない少年の面倒をみる役に、見事ハマっていた。
今気づいたけど、この俳優、アカデミー賞助演男優賞を取ったんだね!
確かにその通りの味のある演技だった。
黒人監督が黒人だけを起用して作った映画。
黒人が黒人音楽をかけながらアメ車をゆっくり走らせるシーンが好きだ。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-13 20:19:18)
6.《ネタバレ》 静かな、きれいな映画だった。LGBTやゲイを汚いものを見るかのように見る人には必見だろう。
一人の黒人のゲイの人生を追った映画だったが、特に何も事件はない。
ただ普通の人と同じように思春期にちょっとしたことがあるだけだ。
後は同じだ。
差別などできるわけがないよ・・。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-01-20 12:03:31)
5.《ネタバレ》 気の滅入る映画には近年消極的だ。
ましてやトランプ大統領への抗議票による作品賞に違和感はあったが、鑑賞後、これ以外にありえないと思った。
描かれる物語は、貧困、麻薬、売春、育児放棄、イジメとネガティブイメージが並ぶ。
それでも思った以上に暗澹な気持ちにならなかったのは、主人公の美しくも繊細な精神世界にシンクロされたから。
同性愛の映画とは思えない、むしろ自分みたいに生き辛さを抱えた者たちの映画かもしれない。
重要な部分をあえて省いたのも、誰もが人に知られたくない秘密を抱えているように思える。
どこにでも起こりうる普遍的な現実。
フアンとケヴィンがいなければ、彼は異端者を排除する社会に立ち向かえなかったかもしれない。
たとえドラッグディーラーに身を落としても彼の人生はこれからも続くだろう。
残酷な世界でも強く生きていく。
華やかな世界とは程遠い日蔭者でも月光に照らされるだけで生きていると実感できる価値がそこにある。
本作はウォン・カーウァイに強い影響を受けており、元ネタの作品群を見るきっかけになったことを感謝する。 【Cinecdocke】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-01-01 00:57:27)
4.第89回アカデミー賞を例のドタバタの中で勝ち獲った本作。先ず何と言っても、ポスターのビジュアルデザインが秀逸だと思う。
一寸、一人の男の表情を色彩を変えた切り込みを入れて写しているように見えるが、よく見ると3人の男の別々の表情がモンタージュされて一つの表情が構成されていることが分かる。
この映画が、一人の男の人生を年代別に描き出す構成であることを示すと共に、各年代の人生の連なりが一人の男の人格を形成していることを如実に表す素晴らしいデザインワークだ。それに何よりも、美しくて、格好良い。
一人の男が抱え続けた苦悩と葛藤、それに伴う純真な想いが、あまりにも美しい映像美の中で、辛辣に、残酷に描きつけられる。
決して、特別なドラマがあるわけではない。描き出される物語は極めてミニマムで、普遍的だ。
現代社会における一方的な常識や価値観の押し付けにより、“マイノリティ”の立場で生きざるを得ない主人公の生き様は、極めて哀しく、叙情的に映し出される。
けれど、きっと同じような苦悩や葛藤を抱えて生き続けている人達は無数に存在していて、この映画の主人公の姿は、その一つの象徴にすぎないのであろうことを、今作の普遍性は物語っている。
前述の通り、この映画は三幕構成になっている。主人公の少年期、青年期、成人期が、それぞれ“痛み”と一抹の“救い”をもって映し出される。
少年期を描いた第一幕、青年期を描いた第二幕は、本当に素晴らしい。
まさに月光に照らされた刹那を切り取ったように美しく、儚く、だからこそ辛辣で残酷な人生模様に包み込まれる。
ただ、第三幕への連なりがやや唐突過ぎるように感じてしまったことは否めない。
成人期を描いた第三幕自体の出来栄えが悪いわけでは決してないけれど、物語の展開と帰着を強引に詰め込みすぎているように感じてしまった。
茶化すつもりはないのだが、青年期から成人期への変遷において一気に変貌した主人公の“筋肉量”の過剰ぶりが、その唐突感を如実に表しているようだった。
あのような変貌を遂げなければ、あまりにも大きな傷を抱えて、打ちのめされた主人公の青年が、その先の己の人生を繋ぐことが出来なかったのであろうことは十分理解できる。
しかし、10年の年月を飛び越えて、やせっぽっちのティーンだった主人公が、突如としてマッチョな麻薬ディーラーになっているという展開は、少々類型的過ぎやしないか。
彼が“ブチ切れた”後に、どのような道程を辿って、人生を踏み外していったかを、もう少ししっかりと描き出すべきだったのではないか。
もしくは、第三幕以降の余生までを描いて、もっと丁寧に彼の人生の帰着を紡ぎ出してほしかった。
なぜならば、この第三幕の描写のみでは、彼が麻薬ディーラーとして成り上がっている様が、哀しき傷を負った者の運命として安直に肯定されているように見えるからだ。
どんなに辛い過去があろうが、環境に恵まれてなかろうが、彼が「犯罪者」であることそのものは、彼自身の罪であり、それを取り繕うことはできない。
彼が売り捌いたドラッグで、数多の悲劇が連鎖的に生まれていることは疑う余地もない。
それに対する贖罪の様が皆無なまま、ただひたすらに自らの深い傷心を癒す邂逅を、いくら情感豊かに見せつけられても、素直に感じ入ることは出来なかった。
具体的な落とし前を描かなくとも、何かしら彼が犯した罪に対する贖罪の予兆くらいはあって然るべきだったと思う。
ただし、このマイノリティの普遍的な苦悩を描きつけたインディペンデント映画が、その年の最高の栄誉を勝ち獲ったことの意義は深いと思うし、それを否定するつもりは毛頭ない。
この世界は決して平等ではない。太陽の眩い光はすべての人に満遍なく降り注ぎはしない。
ならばせめて、月の淡い光を浴びて輝くことができる自由を。
今作のポスターに写る“3人の主人公”は、静かな瞳を携え、無言のまま、ただ強く訴える。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-10-15 23:56:20)
3.《ネタバレ》 非常に良かった。
確かに、LGBT設定抜きにすれば、ありがちなラブストーリーだけど、役者が醸し出す緊張感とか、終始楽しめました。
私はLGBTでないけど、それでも楽しめる。
でもゲイの人ならもっとだと思います、ゲイ心くすぐる映画でもあると思います。
ラララ見て感動したけど、本作はそれ以上でした。 【fujicccoo】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-04-18 17:38:02)
2.《ネタバレ》 巻頭で波音が響いてきたかと思う間もなく、カーステレオからの音楽がそれに被さる。それはいいとして、
ラスト近くの二人のツーショットでも波音が静かに二人を包んで響いているところに、劇伴を重ねてしまう。
ダイナーでジュークボックスの曲を台詞の代弁として使っているのも直截すぎてかなり野暮ったい。
そこは作品のスタイルからして、二人が共有するメロディの慎ましい追憶であるべきではなかろうか。
随所にブルーを配置した色彩の設計は終始一貫していて統一感がある。
再会した二人の夜、湯を沸かすためのガスコンロが点火され、青い炎がふっと燃え上がる。そのような細部にも色彩が活かされている。
廃屋の窓を開けてくれたマハーシャラ・アリ。レゲエ男への復讐の意を決して自らドアを開け放ちつつ突き進む主人公。
そして彼を受け入れるガラス張りのダイナー、そのドアの呼び鈴のアクセントと、ドアのモチーフも充実である。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2017-04-07 01:20:05)
1.《ネタバレ》 説明が少なく、想像させる事に重きを置いた演出が特徴。繊細な主人公の心の揺れ動く様が丁寧に描かれており、重厚な人間ドラマとしては傑作。
ただ、私にはこの物語の主人公があまり好きにはなれなかった。ただ、それだけだ。
ホアンが主人公に言ったセリフで「やりたいことは自分で決めろ。周りに決めさせるな」というのがあったが、この主人公は仲間に誘われて売人になり、それで成功している。周りに流されてるやん!これがやりたい事!?嫌悪してたんじゃなかったの?・・・・と、私には全くピンと来なかった。
しかも、売人でのし上がる様を全く描いていない為、あんな気の弱い高校生が急にチンピラになった感じで、一体何があった!?と困惑せずにはいられない。これは想像しろったって無理ってもんでしょう。
2章まではかなり引き込まれただけに、ちょっと残念な終わり方だったかな。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-04-02 18:52:42)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
35人 |
平均点数 |
6.17点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 2.86% |
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4 | 2 | 5.71% |
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5 | 6 | 17.14% |
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6 | 13 | 37.14% |
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7 | 7 | 20.00% |
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8 | 6 | 17.14% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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