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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 作品の舞台はケネス・ブラナーが少年時代を過ごした出身地である北アイルランド、1960年代末。
冒頭からこの時代を描いたアイルランドの映画らしい不穏な空気が漂いますが、
子どもの目線で当時の日々をとらえたユーモアと、ブラナーが少年時代を振り返る郷愁や哀愁がいい具合に入り混じる。
巨匠のこの種の映画は少なくないですが、長いこと生きていると、たまに子どもの頃を妙に懐かしく思い出す時がある。
決まってそんな時には色んな感情が入り混じる。そんな時、やはり映画人はこんな映画を撮りたくなるのだろうか。
テレビでは「リバティ・バランスを射った男」や「真昼の決闘」といった西部劇をやっている。
家族で映画館に見に行った映画は、お父さんが見たかったのかな?ラクエル・ウェルチの「恐竜100万年」に、
子供には楽しくてたまらない「チキチキ・バンバン」。ケネス少年が当時夢中で見ていたのであろう映画が次々登場する。
厳しい日々の中、こうしてブラナーは映画の世界に夢を膨らませていったんだろうな。
僕が初めて父親に連れて行ってもらった映画も「チキチキ・バンバン」だった。楽しかったなあ。
そういえばこんなことがあったなあと、自身の思い出と重なるのもこの種の映画の良さだと思います。
作品に響く、不穏な時代に生きる北アイルランドの庶民の強さとも重なるような、
ブラナーと同郷の偉大なシンガー、ヴァン・モリソンの力強い歌声もまた良かった。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2025-02-05 17:08:31)
1.《ネタバレ》 少年が生きるごくごく狭い範囲の視点から描かれる複雑な世界の物語。
小さな街のコミュニティの中に宗教の対立があって破壊と暴力があって、家族の葛藤があって、でももちろん少年の等身大の、恋や楽しみや勉強や悪さ等々、様々な事柄があって。少年なりに捉えた社会と個人との関わり、成り立ちが楽しかったり切なかったり悲しかったりするわ。少年の、周囲の状況に流されやすいカンジがコミカルで愛らしいの。
画作りはちょっと作為的に過ぎる気もするの。モノクロとカラーの使い分け、余白をたっぷり取った、被写体を偏らせた構図、フレームの中に更にフレームを作った画、ぐーっと仰瞰でひとびとを捉えた画。それらは少年の視点とはちょっと違う、多分にゲージュツを意識した感があって、もう少し抑えた方が良かったかも、と思ったわ。
でも『宇宙大作戦』や『真昼の決闘』『恐竜100万年』『チキチキバンバン』といった作品が散りばめられていて、少年が生きた時代を示すと共に少年の生きる現実と対比された夢のカタチとしてノスタルジックに機能してたわね。
ベルファストという土地に縛られた一家が状況に追われるカタチで呪縛から解き放たれてゆく、でもそこに希望が垣間見えるのが救いね。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-04-10 19:37:42)(良:1票)
マーク説明 |
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
12人 |
平均点数 |
6.25点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 8.33% |
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5 | 2 | 16.67% |
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6 | 5 | 41.67% |
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7 | 2 | 16.67% |
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8 | 1 | 8.33% |
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9 | 1 | 8.33% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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