みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
11.《ネタバレ》 若き三船敏郎がなかなかいい、ベテランになってからもいいんだが、役者としての型ができすぎているから。内容は本日休診のような感じかと思えば、良い意味でも、悪い意味でも裏切られた。ストーリーはそんなに難しくはない、しかし、この戦後混乱期に、色々試行錯誤が観られ、これからの期待があるのが感じられたので、よかったとおもう。 【min】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-04 20:48:41) 10.《ネタバレ》 ドブ池のあちらにはやくざの仕切る街、こちら側にある診療所でやくざの三船が結核を宣告されるところから物語が始まります。あちらの世界から松永の死を予感させるギターが聞こえてきます。さみしい音色は彼の病死を暗示するのですが、途中から引き手が岡田に交代して、三船は病死ではなく、彼が仕切っていた街を取った岡田によって殺されてしまうのです。ドブ池のあちら側にはやくざの仕切る悪意に満ちた死の街、こちら側は診療所。結局あちらからこちらに生きたままわたってこれたのは、セーラー服の女学生とやくざの街にあって松永に温かく接していた飲み屋のおかみだけ。松永は骨壺に収まって戻ってきます。 松永の死にざまを、ぎらついた演出で、それでも避けられない死を伏流させつつ淡々と進む物語のように感じられました 【とっと】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-02 20:48:05) 9.《ネタバレ》 第2次大戦終戦3年後に作られた黒澤映画。 白黒で画質も悪いのに、この見応えは何なんだろう。 ストーリーは複雑ではないのだが、水溜りのドロドロさに代表されるさまざまな細部の描写や展開の緩急で見るものを引き込む脚本、カメラワークの凄さや、若い三船敏郎の鬼気迫る演技と志村喬の熱血漢ぶりなどの演出の素晴らしさなどが、びんびんと伝わってくる。 むしろ白黒だからこそ、画質が悪いからこそ出せる魅力なのかもしれない。 黒澤映画、凄い!! でも、ちょっと重い(^^; 【nobo7】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-01 02:09:05) 8.飲んだくれの医者と、結核のヤクザの人情現代劇。他にも増して、志村さんの味が強烈でいかしてます。後、ブギを唄ふ女の顔が夢に出てきそうなくらい凄まじい。お話は地味ですが良かったです。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-10-23 14:38:59) 7.《ネタバレ》 志村喬のギラギラした医者っぷり、さらにギラギラした三船先生の尖りっぷり。黒澤映画を象徴するこの二人のガップリ四つの演技合戦に心から酔えました。かつての自分もエリート街道に進めず、ヤクザの松永に若かりし日の自分を重ね、何とか結核を治してやりたいと思いながら、お互い素直になれないサマは、何となく理解できるなあって思いました。ヤクザの兄弟分の人とか、親分の陰がほとほと薄かったのは、それだけ主役二人が物凄かったって事だと思います。しかしながら私はまだ30前の男ですが、こんな男に心から憧れます。空虚な心ながら尖らざるを得ない生き様って凄いなあって。それと昭和20年代を思わせるあの町並み、何ともレトロで微笑ましかったです。黒澤先生は時代劇も現代劇も天才的な演出をされる方なんだなあと今更ながら再認識しました。面白かったです。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-07-30 18:39:12) 6.《ネタバレ》 ヤクザなんか大嫌いな私にとって、この映画はとても気持ちがイイ。そして、腹立たしくも虚しくもあり、悲しくもあり、なのである。人身御供なんざ、日本人の悪い癖だ!と昭和20年代に言い切るのは、見事です。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-05 05:54:56) 5.なんともやりきれない、悲しい話です。卵を投げつける志村の映像が頭に浮かびました。三船の表情がすばらしかった。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-26 04:16:08) 4.松永の瞳に宿るギラギラとした生命力もどこか痛々しく、脆く壊れやすい人間の弱々しい姿がそこにはあった。 【ボビー】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-09 07:51:48) 3.若い三船敏郎がすごくギラギラしていて、後の映画で見せる渋みがかった芝居とはまた違った魅力がある。しかし、やはり全盛期の黒澤作品と比べてしまうとやや物足りなさもある。 【イニシャルK】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2005-05-26 10:34:02) 2.オンナの部屋で、身体を横たえてじーっと影絵を眺めるシーンが好きです。志村喬といい、やはり目ヂカラのある(目で演技できる)俳優さんっていいですね。 【小町】さん 7点(2003-05-19 19:03:40) 1.この映画自体は面白いし、哀しい。だけど、黒澤明の現代劇は必ずダンスホールが出てきて、そこに流れてる音楽が個人的に大っ嫌い。それにしても志村喬は凄い。三船敏郎はどんな役でも「ミフネ」に変える存在感が凄いが、志村喬はどんな役でもそれになりきる。 【C-14219】さん 7点(2002-09-04 02:16:24)
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