みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.2012.12/11 3回目?鑑賞。観る度に評価が上がる。高校生で観たときは血沸き肉踊る作品でなく心理描写も理解できなかったのだろう。ただ黄色人種としては先住民インディアンが悪者扱いされるのは気に入らないが・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-12 00:19:02) 8.《ネタバレ》 ピーカン!ともかく、空。青い、青すぎる。そこにモニュメントバレーと地平線、砂漠の赤土、そして、“Ride Away”する白人。青、赤、白、え?国旗ですか?これぞ、アメリカってことですか?そんな感じでランドスケープ描写にやられちゃいました。狭い画面で見てたけど、見てると目が良くなりそう。名作と名高い映画ですが、実はコメディということに鑑賞して気付く。そして、ラスト。ゴダールが涙したと言われるジョン・ウェインが姪を許し、抱き上げる姿は、胸に迫るものがありました。見て良かった。多分、人生で数回再見することもあるだろう。 【アイランド・ジョー】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-05-15 02:36:05) 7.《ネタバレ》 DVDで見直すと、映像の汚さに本当にがっかりしてしまった。昼のテレビ放送にあったあのすすけた雰囲気が完全に台無しだ。懐かしさを感じる様なたぐいの映画を液晶テレビ+DVDで見るときには気をつけた方が良い。 本作の背景にある、ネイティブアメリカンへの嫌悪や憎悪というのは、1956年当時実在のものだったのだろうか。それともアメリカ人が映画を見るときだけ発生させる一時的な感情なのだろうか。ネット上では英文の資料を見てさえ、書き手の恣意が見え見えでよく分からない。 小学生の時に夢中で見た本作だが、やはり面白い。しかし当時あこがれたあの汚らしさ、美しさ、西部の日常といった部分が大型液晶のせいでかなり台無しになった感があり、そのせいで過去様々な時期、時間帯でみた本作と全く違う印象になってしまった。 ジョンウェインの演じる主人公の性格が、相対的に情報量としての体積を持ってしまったがため、仇敵であるネイティブアメリカンのもつ、古典映画的なネイティブの像と釣り合わなくなってしまった。舞台の美しさがすべてを内包できていたがために、それが欠けてしまうと必然的に憎しみの造形が現実性と描写性とを行ったり来たりしてしまう。そもそもが、一度として私はこの作品を現実的にはとらえていないので、焼き付いていたはずの主人公のキャラクター設定に当惑してしまった。 この映画が持っていたはずの雄大な美しさと、セットが発する劇ですよという安心感。予定調和の中でジョンウェインがジョンウェインらしく暴れるという部分が少なからず失われてしまっていたのは残念だった。 やっぱり西部劇はブラウン管のテレビ放送かBDに限る。いつ何時何がスポイルされるか全く分からない。あと、英語をしゃべるジョンウェインにはいつも違和感を感じる(笑)。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-10-02 19:44:21) 6.イーサンのポーリーやデビーに対する態度が一貫していないこと(どこで彼らに対する考え方が変わったのか不明)、あまりに自己中心的で傲慢なやり方などに違和感を覚えたことは否めませんが、それを補って余りある圧倒的な映像美にまずは拍手。荒野の茶色と抜けるような青空のコントラストが実に美しく、その間を駆けていく馬の「画」がまた絶妙。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-15 09:32:30) 5.《ネタバレ》 ラストのデビーを家に送り届け、それを見届け去っていくジョン・ウェインの後ろ姿はとても印象的でしたね。残酷描写うんぬんという意見がありますが、私はむしろその逆で、惨殺一家の死体は映さない、スカーのとどめのシーンも映さない、イーサンの仲間が殺されるのも音だけで表現するといった様な、残酷に映りそうなシーンは極力見せない、紳士的アート的な見せ方だったと思います。こういう古典には、映画とは単に映しまくるだけではなしに、本来映さないことでよりうまく表現する力があるんだよ、ということを今に伝える要素があるように思えます。インディアンの差別描写といった意見もありますが、実際にこの当時というのは、白人の人はインディアンに対してそういった偏見というか、考え方があったんでしょう、それをそのまま描いてるだけであって、それは別に差別描写とは言わないような気がします。しいていえば、コマンチのスカー役の俳優が、誰がどう見てもインディアンではなく白人であるという点が気になります。この当時の映画というのは、例えばマーロン・ブランドが某作品で日本人役をやり、我々がそれを見て違和感を覚えるのと同じで、やっぱり先住民族が見たら「ぷっ!なんじゃこいつ」と思っちゃうんじゃないでしょうか。最後まで飽きずに見る事は出来ましたが、私はどうにも主人公イーサン・エドワーズの心理というものがよく掴めなかった。ジェフリーをおとりにするような事をしたかと思えば、彼に財産を託そうとする。デビーはもうコマンチの人間だと言って殺そうとしたかと思えば、最後には抱いて助ける。人間とは複雑なものだよと言われればそれまでですが、やっぱりどうにもよくわからない。私は西部劇の最高傑作とは思いませんが、見所の多い作品であることは間違いないでしょう。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-01 23:04:38) 4.《ネタバレ》 ○久しぶりの鑑賞。○物語の中心にいたイーサンが実は家族もなく、最後にはドアが閉じられ締め出されるようにエンディングを迎える結末。○マーティンがコマンチ族の妻をもらうことになってしまう展開後にデビーがコマンチ族になっているという皮肉めいた展開も興味深い。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-26 13:06:31) 3.鱗歌さんもご指摘しておられるオープニングとエンディングが印象的。真っ暗な部屋の中から切り取ったようなドア枠から映し出される画はまるで映画の中の映画。美しい情景が映され、ジョン・ウェインが馬に乗り颯爽と登場。さぁ始まり始まり~。そしてエンディングもこの逆で、映画の終わりを告げてくれる。憎しみと殺戮の世界が虚構性を強調され、後味の悪い余韻を引きづらせない。映画が大衆娯楽であるための心遣いである。それでも、ハッピーエンディングの中で一人寂しいジョン・ウェインの後姿に、別の余韻を感じずにはいられない。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-01 15:42:50)(良:1票) 2.なんなんだ、この西部劇。インディアンを復讐にかられて追う男の話で、めちゃくちゃ陰惨なもんかと思いきや、変なユリカゴ男が出てきたり、結婚式で女取り合いの喧嘩したりのドタバタコメディーっぽい演出がちらほら、そのくせ、インディアンに捕まった女が狂っていたり、女も容赦なく殺される等のエグイ展開もあり、いっしゅ異様な香りを漂わせてる西部劇やったで。でも、だからおもろいのかも。ちょこっと中だるみはあるものの、悪くはなかったよ。 【なにわ君】さん 7点(2004-05-14 20:59:06) 1.《ネタバレ》 ストーリーはジョン・ウェイン扮するイーサンが兄一家が住む家に戻ってくるところからはじまる。甥や姪たちを抱き上げて「大きくなったなぁ~」などと和やかに久しぶりに対面……いやぁ~温かいなぁ~。ほのぼの……と思っていた矢先、拾いっ子の長男が帰ってくると、とたんに冷たくなるイーサンが。理由は自分とは血が繋がっていないからだそうだが、ああ、ジョン・ウェインが人に冷たくあたるなんて、なんか違う~っっ。もっとホットな、そう『リオ・ブラボー』のような、人間の温かい彼を見たいのよ。そんなにジョン・ウェインものを観ているわけではないけれども、でもニヒルな彼はイヤなんです。血のつながらない甥のマーティを囮にする場面は、「なんてヒドイ奴なんだ~」と声を出して罵ってしまった。ところでマーティ、恋人に対して「愛しているなんて言わなくてもわかっているだろ」はないでしょう。送った手紙が5年に1回だなんて……そんな人待てないよ。女って便りがないと待てないものなんです。忘れられていないってその都度確認したいものなんです。だから『シェルブールの雨傘』のジュヌビエーブも、一概には責められません。ってなんだか話が錯綜してしまった。 【元みかん】さん 7点(2003-10-22 18:22:56)
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