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オリーブの林をぬけて

Through The Olive Trees
(Zīr-e Derakhtān-e Zeytūn)
1994年【イラン】 上映時間:103分
ドラマロマンス
[オリーブノハヤシヲヌケテ]
新規登録(2003-04-29)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-25)【Cinecdocke】さん


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監督アッバス・キアロスタミ
キャストホセイン・レザイ(男優)
タヘレ・ラダニアン(女優)
脚本アッバス・キアロスタミ
撮影ホセイン・ジャファリアン
ファルハッド・サバ
製作アッバス・キアロスタミ
配給ユーロスペース
編集アッバス・キアロスタミ
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4.《ネタバレ》 広大なオリーブの林が美しい。震災に襲われた事が信じられないほどに物静かなオリーブの林だ。最後はやっぱり振られたのかな。字を読めない若者がまだたくさんいるという事にまず驚いた。国によって文明や教育はここまで違うのか。字が読めようが読めまいが、みんな幸せになってほしいと思う。 ちゃかさん [インターネット(字幕)] 7点(2024-01-28 12:36:35)

3.前作「そして人生はつづく」と同じく作品のベースには90年にイランを襲った大地震があり、 本作でもやはり登場人物の多くは現地の人々が演じており、現実世界とドラマの世界の境界線を行き来する。 本作はキアロスタミ流ラブコメとでも言うべきか。 主人公の若者ホセインは同じ村の娘であるタヘレに恋をしているが全く受け入れられない。 本作の中で進行する映画撮影。この2人が夫婦の役を演じるのですが、 この2人の関係においても本作のドラマの世界と、その中にある撮影中の映画のドラマの世界の境界線を行き来する。 2人が噛み合うことは全く無く、同じシーンが何度も何度も撮り直しを余儀なくされ、じれったい展開が続く。 ホセインはタヘレに延々プロポーズの言葉を繰り返すが、タヘレは全く反応しないまま、ついにラストに・・・。 オリーブの林を抜け、草原を行く2人はもう白い点にしか見えない。 やがて白い点がこちらに戻って来る。その白い点が躍動している。 前作と同じくロングショットで撮られたラストシーンが見事でした。 とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-12 19:33:31)(良:1票)

2.これは何て言うんだ、恋愛映画じゃなくて求愛映画ってのか。映画内映画という枠組みで、演じることと本心とが曖昧にされ、つまり娘の無関心が本心か演技かというスリルがあって、その限りなくややこしい状況の中で、ストレートにひたすら求愛する。その求愛の「ややこしくなさ」、「ストレートさ」が気持ちいい。やたらしゃべるのに、ほれぼれと聞きほれる。車からの視点が前作に続いて光る。バスを追いかける冒頭のとことか、サイドミラーも構図に入れたシーンとか。二つの動きが一つの画面に混在するめまいのような気分。随所にペルシャンブルー。物分りの悪いおばあさん、この人の映画では年寄りはあまりいい役を振られない。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-11 11:53:19)

1.そうだ、ポットとグラスはそこに置いてタヘレを追いかけるんだ。君の人生で最後のチャンスなんだから。なにがなんでも今返事を聞かなくては。ホセインは丘を駆け下りる。オリーブの林を抜けてひたすらタヘルを追いかける。つんのめって転びそうになっても乾いた赤土の小道を走り続ける。やがてタヘレに追いついて、息を切らせながらホセインは聞く。「ねえタヘレ、ハア、ハァ、どうしても君の返事が、ハア、ハァ、欲しいんだ。」「・・・」「タヘレ、ハア、ハァ、お願いだ。」「・・・お茶を飲んだら?わたしものどが渇いたわ。」「!、とってくるよ!」ホセインは今来た道を小躍りしながら戻っていく。・・・ いや、違いますね。ポットは空のはずだし、ホセインが戻ってくると確かタヘレは先に進んでいましたから。でも、ハッピーエンドですよね。デイ・アフター・トゥモローを映画館で見た翌日、偶然テレビで見たんですが、ほっとする映画でした。最後のホセインが追いかけるシーンは、二人に純白の衣装を着せて見やすくはしているのですが、なにせテレビの小さな画面では白い点が動いているだけでやや物足りませんでした。未見の人はぜひ映画館でご覧下さい。デイ・アフター・トゥモローとは違う意味で。 karikさん 7点(2004-07-03 09:38:30)(笑:1票)

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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 6.14点
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