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霧の波止場

Port of Shadows
(Le Quai Des Brumes)
1938年【仏】 上映時間:91分
ドラマモノクロ映画犯罪ものロマンス
[キリノハトバ]
新規登録(2003-07-27)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-27)【にじばぶ】さん


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監督マルセル・カルネ
キャストジャン・ギャバン(男優)ジャン
ミシェル・モルガン(女優)ネリー
ミシェル・シモン(男優)ザベル
ピエール・ブラッスール(男優)リュシアン
脚本ジャック・プレヴェール
音楽モーリス・ジョーベール
配給新外映配給
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2.女はどんな女なのか、男はどういう過去を持つのか、台詞の断片から想像はつくものの映画の中では説明はほとんどない。それこそ霧に包まれ重苦しさだけが漂う。そしてその霧が晴れようかという寸前に悲劇が起こり、恩を受けた犬が主人?の元へと走る。理屈でなく感覚で見て感じとる映画で深く印象に残る。少女にはおよそ見えない大人びたミシェル・モルガン、30代前半にして中年の渋さが光るジャン・ギャバン、この独特の雰囲気がたまらなく良い。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2015-06-05 21:20:00)

1.《ネタバレ》 ジャン・ギャバンの登場シーンがいちいちかっこ良い。相変わらず男としてのかっこ良さ、それも大人の中年男にしか出せない渋さというものが滲み出ている。冒頭の夜の街道を走るトラック、主人公ジャン(ジャン・ギャバン)ともう一人、とても十八には見えない大人の色っぽさ十分の少女ネリー(ミッシェル・モーガン)の二人が歩く後ろの風景、どれもが詩にでも出てきそうな感じの美しさ、話そのものは特別面白いとも感じないし、犯罪映画にしてはそれほど緊張感も感じない。しかし、作品全体の雰囲気、舞台設定の美しさと登場人物が皆、人間臭くて良い。あの犬もどことなく愛嬌があって良い。最後、殺されてしまうジャン・ギャバンのもとへと駆け寄る犬の姿が何とも悲しい。あの波止場の景色、タイトルにもある霧の立ちこむ美しさ、ジャン・ギャバンは「望郷」という映画でも同じように波止場によく合うそんな俳優だと改めて思ったと同時にこういう役柄、脱走者の役がピタリとはまる。 青観さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-08-17 18:00:30)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.20点
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