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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(7点検索)】
7.《ネタバレ》 こういう時代に、この映画を観る。
ソルジャーブルーと言えば、竹宮恵子の漫画「地球へ」を思い出す。
が、本作は甘くない。
が、だからアメリカ人は、と言ってしまうのも危険である。
本作の位置づけは、ニューシネマである。
ベトナム反戦の意識が高まり、起きたアメリカ映画の傾向のことである。
本作もベトナム戦争後期に創られた映画である。
直接言うのはお上の怒りに触れるので、ベトナム人をインディアンに置き換えて、映画のラストが描かれる。
江戸の戯作家が、お上に観られると怖いので、当時の政治を批判するのに、平家物語など軍記ものを書くように、
作家の反骨精神の手法として、昔からある。
冒頭、この映画は残酷だと言っておきながら、映画の最初から4分の3は、男と女の逃避行である。
ラブシーンまである。
一転、ラストはサンドクリークでのシャイアン族の大虐殺を描く。
どの国民が、というより、戦争は狂気の沙汰なのだ。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-08-12 00:17:22)
6.当時、凄い映画らしいという評判を聞いて以来今回念願の鑑賞。
ラストのスプラッター映画そこのけの婦女子に対する大虐殺に、ご都合主義の正義を振りかざすDNAは原爆投下の判断を下した者たちからソンミ村事件へと受け継がれているのだなぁと思いました。
一方でフロンティアスピリットとやらの本質・恥部を見せつける作品を世に送り出すのもアメリカならではですね。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-08-05 09:36:43)
5.《ネタバレ》 昔話ではなく今も続くアメリカという国を描いた作品だと思います。また、私たちの目には「虐殺」という文字でしか伝えられない事象について、そこで何が起こっているのかを伝えられるのは映画にしかできないことだなと感じました。
内容については、意外にコメディタッチな面もありながらも、アメリカという国が抱える矛盾点を提示してきます。 【TM】さん [DVD(吹替)] 7点(2021-07-11 12:21:45)
4.《ネタバレ》 私たちの世代には『ソルジャー・ブルー』と言えば残酷西部劇の代名詞みたいなものです。かつて一度だけ地上波で放送されたことがあり観ましたが、予想通りラスト20分はかなりカットされていたのは明白でした。今回DVDで再鑑賞して日本語吹き替えにするとどのシーンがカットされたのかが判ります、なぜかというと吹き替え音声が無く原語になっているからです。たしかにこれは当時でも絶対にお茶の間に流せない凄まじい映像ですね。部落中がナマ首ゴロゴロ状態なんですから、これは公開当時に観なくて正解でした。 キャンディス・バーゲンの若いころではこの映画がいちばん輝いていたと思います。前半のロード・ムーヴィー的なパートでは、いかにも原住民と生活をともにしてきた娘という存在感が良く出ていました。監督は西部劇のベテランであるラルフ・ネルソンですからニューシネマという枠に囚われないしっかりした撮り方だと思います。 この映画が開拓史とベトナム戦争の批判になっているのは明白です。でも、史実ではないのは判りますが、もしホーナス二等兵が密売業者のライフルを焼かなかったら、シャイアン族は騎兵隊に抵抗出来てあそこまで悲惨な目に遭うことはなかったんじゃないかという問題提起も感じられます。これは暗にリベラル派に対する当てこすりの意図があるような気がしますが、いかがでしょうか。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-10-12 22:38:44)
3.なんというか、言葉がない。 【センブリーヌ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-04-08 15:30:46)
2.見方によっては、この当時敗色濃厚なベトナム戦に対する批判を、シャイアン族の大虐殺というテーマで表現しようとしたのではないかとも受け取れる作品ですね。キャンディス・バーゲンがまだ初々しく魅力的で、ドラえもんさんお書きの通り、その彼女が騎兵隊の生き残り兵士と淡い恋愛感情を持つようになる過程は青春ドラマと受け取れなくもないが、やがて訪れるカタルシスには何とも言えないやりきれなさがあります。これはベトナムのソンミ村の虐殺(1968年)が前提にあるのではないかと勘ぐってしまいます。 【オオカミ】さん 7点(2003-11-20 12:34:13)
1.いわゆるアメリカン・ニューシネマの中でも、本作はハリウッドの伝統的な西部劇のスタイルを覆し、歴史に埋もれた真実を鋭く暴いた異色作で、公開当時はかなりの衝撃作として物議を醸し出した。とりわけ終盤で描かれる騎兵隊のインディアン大量虐殺シーンの数々は目を覆いたくなるほどの残酷描写であるが、それまでがふたりの男女の青春ドラマにウエイトが置かれていた為に、がらりと画調が変わり一気呵成に見せられる事で、より衝撃度が高まったようだ。そういう意味では実に効果的な構成だったと思う。で、この時代から先住民に対する米国の虐殺の歴史が始まったとも言われ、今日に至るまでの、まさに支配者たる米国の歴史は繰り返されているというメッセージが読みとれ、反戦というテーマが浮かび上がってくる。(もっとも余りに良く出来た殺戮シーンの為、好戦映画と批判も浴びた事もあったが・・・。)バフィ・セント・メリーのテーマ曲とR・バッドの透明感溢れるスコアは、本作により力強さと爽やかさをもたらしている。 【ドラえもん】さん 7点(2003-10-18 23:37:43)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
10人 |
平均点数 |
7.30点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 7 | 70.00% |
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8 | 3 | 30.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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