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モーリス

(モーリス/Restored Version)
Maurice
(モーリス/Restored Version)
1987年【英】 上映時間:140分
ドラマ青春もの学園もの同性愛もの小説の映画化
[モーリス]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-11-01)【イニシャルK】さん


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監督ジェームズ・アイヴォリー
演出木村絵理子(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
キャストジェームズ・ウィルビー(男優)モーリス・ホール
ヒュー・グラント(男優)クライヴ・ダーラム
ルパート・グレイブス(男優)アレック・スカダー
ビリー・ホワイトロー(男優)ホール氏
デンホルム・エリオット(男優)バリー医師
サイモン・キャロウ(男優)デュシー氏
ベン・キングズレー(男優)ラスカー・ジョーンズ
バリー・フォスター(男優)ディーン・コーンウォリス
ジュリアン・ワダム(男優)ハル
ヘレナ・ボナム=カーター(女優)クリケットの観客(ノンクレジット)
宮本充モーリス・ホール(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
関俊彦クライヴ・ダーラム(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
林延年アレック・スカダー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
有本欽隆バリー医師(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
稲葉実デュシー氏(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
塚田正昭ラスカー・ジョーンズ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
久川綾クリケットの観客(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
渡辺美佐〔声優〕(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
久保田民絵(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
定岡小百合(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
大川透(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
津久井教生(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
田中敦子〔声優〕(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
梶裕貴モーリス・ホール(日本語吹き替え版【ムービープラス】)
島﨑信長クライヴ・ダーラム(日本語吹き替え版【ムービープラス】)
内田雄馬アレック・スカダー(日本語吹き替え版【ムービープラス】)
原作E・M・フォースター「モーリス」
脚本ジェームズ・アイヴォリー
音楽リチャード・ロビンズ〔音楽〕
撮影ピエール・ロム
製作イスマイル・マーチャント
配給日本ヘラルド
美術ブライアン・アックランド‐スノウ(プロダクション・デザイン)
ピーター・ジェームズ〔美術・1924年生〕
衣装ジェニー・ビーヴァン
日本語翻訳岸田恵子(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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7.《ネタバレ》 原作の小説が書かれたのは100年以上前。それを考えれば、この小説が先進的で本質を捉えた優れた著作だったことに疑いは無く、そしてまた、これを映画化する意義が製作当時でも全く失われていなかったのも間違いの無いところだろう。特に、登場するふたりの人物描写に見られる「相違」、モーリスに対してクライヴがより適応力が高いというか、自分の感情・本能と社会的自己との整合をより器用にこなせるという風に描かれる点には、原作者のこの事柄に対する的確で深い理解を伺わせる(クライヴが、LGBTとしていわゆるバイセクシャルに該当するような個人であったのか、それともこれは彼の恋愛当事者としての特性・個性だったのか、という点は定かである訳では無いとも言えるが)。 ただ、話の内容自体は、昨今のより高度なLGBT映画に比べればだいぶ普遍的、かつシンプルなものだと言える(それが良いのかも知れないが)。その意味で言うと(同様のテーマの作品が他にもあるという意味で)これを鑑賞することの社会的意義が製作当時よりはやや薄れたであろう現在では、実際に本作を観た人々の作品自体の評価もある程度変わってくる様にも思われる。 しかし、時代的で文芸的な雰囲気の素晴らしさに加え、この時代のこの事柄を描いたという史料的な意義からも、その部分での本作の価値は決して今後も損なわれることは無いだろう。むしろ、同性愛に対する偏見が少しずつでも薄れつつある現在の方が、本作の恋愛映画としての純粋な良さというものは、よりコレクトリーに感じ取ることが出来ると言えるのかも知れない。 Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 7点(2020-07-25 18:33:21)

6.《ネタバレ》 同性愛と階級差を扱ったこの映画だけど…イヤー、切ないわ。 上流階級出身で将来政治家になる予定のクライヴ、保身のためにモーリスを棄てたようにも見える彼だけど…アタシはクライヴの「愛」に偽りはなかったと思うのよね。 だって「モーリスには彼女がいるはず」って奥さんが言ったときのアノ淋しそうな顔…モーリスには「安心したよー」みたいなこと言ってるけど、内心とっても複雑だったんじゃないかしら? モーリスの妹と結婚しようかっていう話も、そうすればせめてモーリスと家族にはなれると彼なりに悩み抜いた結果のような気が…。 結婚って言っても世間体を考えての偽装結婚みたいなもんだし、お互いに別々の家庭を築きながらも、モーリスとは友達以上恋人未満な関係を一生保っていきたいって漠然と望んでたんだと思うのよね。 でも…乙女なモーリスは、身分とか世間体とかどうでもいいからちゃんと愛してほしい!と望んだわけで…難しいわね。 クライヴの「大人」な対応にずっと振り回されてきたモーリスの心にスッと入り込んだのが、下流階級出身ゆえに失うものもほとんどなく直情的な使用人スカダーなわけだけど…アルゼンチン行きの船に乗らずにモーリスとの未来を選んだスカダーは確かに彼を愛してはいるんだろうけど、アタシからすると「モーリス、クライヴに振り向いてもらえないからって…アンタ本当にいいの??」みたいな。 …なんか自暴自棄になってるだけのような気がしないでもないのよね。 ラストで窓の外を眺めるクライヴも、永遠に失われてしまったモーリスとの関係を心底悔いてるみたいにも見えるし…結局2人とも幸せにはなれないような気がするわ。 それもこれも「風紀紊乱罪」なんていうわけのわかんない刑罰のせいよね。 他人に迷惑かけてるわけじゃなし、別にいいじゃないのよ!ってなもんで。 梅桃さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-25 18:03:27)

5.《ネタバレ》 耽美的なイギリスのクィア映画。退屈にもなりそうですが、渡る世間は枷ばかりであり、面白くなる要素は満載です。社会的秘密、宗教、身分の差、親への良心、法律、結婚、自分との葛藤など、周りのほとんどが恋の障害となるものばかり。それを乗り超えて、対処していく過程をみせてくれるので、必然的に面白く見れました。ちょっと展開が足早な気も・・・。美しいイングランドの風景も良いですね。生理的嫌悪のある人向けに、どう主人公を魅力的に描くかもポイントなんだろうなあ。自分はすんなり入れましたが。 Nujabestさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-24 17:19:22)(良:1票)

4.実はこの作品で初めてヒュー・グラントが出演しているのを観ました。特に気持ち悪いということもなく芸術映画って感じで観ましたね。これもまたひとつの美学でしょう・・・とか言ってる自分は「ヘドウィグ~」や「イン&アウト」とか観ても特に”気持ち悪い”と感じないのは常識的価値観から見るとちょっとヤバイんかなとも思いますが、ひとつの価値観(ゲイの世界)を否定したら人生の”面白み”が減るような気がするのでこういう人達を否定はしません。なんて言ってる私はもしかしてこういう潜在的なものが備わっているかもしれませんね。そうただそれを発揮する”きっかけ”が今までに無かっただけかもしれません。まったく何を語っているのだろうか tetsu78さん 7点(2004-06-04 22:45:43)(笑:1票)

3.愛している事を他人に隠さなければならない苦しみは同性愛だけに限らず切ない。自分にとって何が一番大切か、モーリスとクライブはそれぞれ選んだ道を進んでいった。正しかったのはどちらかという答えはないと感じた。 The Grey Heronさん 7点(2004-05-09 19:46:44)(良:1票)

2.ヒュー・グラント、苦手~と思いこんでいたのですが、これに出てたとは! 後で気づいてびっくりしました。役者は、あくまでその映画の世界に合っているかどうかが最も重要、という典型例ではないでしょうか。あまり大きな声では言えないけれど、根本的なところで恋愛至上主義の私にとっては、この世界観は実はきらいじゃないのダ。・・と思ったら、最近のレビュワーの皆さんの採点、辛いんですねえ。こういうダラシない人たちがいたっていいじゃない、って、私は思ってしまうんだけどなあ。どうせ人生なんてあっというま。いわゆる刹那的であろうがなかろうが、刹那ですよ。 おばちゃんさん 7点(2004-03-27 00:25:12)

1.公開当時は、ホモセクシュアルをテーマにした映画、という割とスキャンダラスな部分がクローズアップされがちだったような気がする。でも、実際には、映像がすごく綺麗だったり、同性愛者の苦悩が上手く描かれてたりして、観終わった後、先入観で映画を判断してはいけないなあ、と反省しまくった。観たのはまだ十代なかばの時。あの映画を観た、というとあらぬ誤解を受けてしまいそうなので、友達には内緒にしていたのを思い出す(笑)。 トリスタンさん 7点(2001-11-27 22:09:49)

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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.91点
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526.06% line
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7721.21% line
839.09% line
9515.15% line
1013.03% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1987年 60回
衣装デザイン賞ジェニー・ビーヴァン候補(ノミネート) 

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