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【クチコミ・感想(7点検索)】
5.《ネタバレ》 ひとりのフランス人青年がロマの音楽に惹かれ、次第にロマの文化や生き様にまで共感してゆく。共に生活してゆくなかで集めていった音楽の記録(テープ)をラストで破棄してしまうのは『僕のスウィング』の死んだ者の持ち物を燃やしてしまう行為と同じで、今を生きる、過去よりも未来よりも今が大事なのだという思想の表れなんだと思う。ロマを描くことを使命としているかのように描き続けるトニー・ガトリフの映画は、ロマと切っても切り離せない「音楽」がこれでもかってくらい前面に出ているので、音楽そのものが趣味に合わない人にはちょっとしつこく感じるかも。さらにロマについてのアレコレをけっこう詰め込んだこの作品はガトリフ作品の中でもしつこさを感じさせる方になると思う。しかし青年が想いを寄せるロマの女のその堂々ぶりというか圧倒的な存在感が映画をかなり魅力的なものにしている。「女=生命の源」ってかんじの女。こんなに魅力的な女を描けるんだから、その後に女を主人公にした『トランシルヴァニア 』が生まれるのは必然と言える。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-18 17:04:13)(良:1票)
4.欧州に旅行した者にとってロマはあまり良いイメージはなく、倫理観で相容れない部分が根底にある。もちろん本作はそれを問う内容ではない。母方にロマのルーツを持つ監督なだけに、排他的なコミュニティで暮らす彼らがどんな文化と歴史を持ち、どんな生活をしているかを知るには打ってつけである。ユダヤ人みたいに豊潤な資金も権威もなく、差別と迫害の歴史を感情豊かに音楽に織り込み、笑顔で今を生きていく力強さを感じる。主人公とヒロインを除くロマは本物で、喜怒哀楽を全身で表現するイジドールは演技の域を超えており、アカデミー賞レベルだった。 【Cinecdocke】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-07-14 09:18:49)
3.《ネタバレ》 これは定住民族の道徳などで解釈してはいけない映画だ。映画の本来持つパワーをこの映画で感じた。異文化の映画に触れる体験の面白さこそ、文化の持つ意味ではないか。後半の牢から出てきた息子の悲劇と、ジブシーの間の排他性は結びついてるのかもしれない。ジプシー民族は分からない。でもそれに触れて、自分も何かを感じた。それは主人公のパリっ子と同じなのかもしれない。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-10 21:45:12)
2.《ネタバレ》 ロマの人たちの情熱的で奔放な姿が描かれています。ただ、彼らには社会から差別を受けている厳しい状況もあり、後半はその状況が悲劇を招きます・・・・・。
ジプシー(ロマ)音楽の情熱的で奥底に哀しみを湛えた旋律が非常に印象的でした。 【TM】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-25 18:31:48)
1.カセットテープで聞いた民族音楽を探して旅する主人公の男性が、人里離れたロマの集落に辿り着きそこで生活する話し。ジャンルはコメディですか?う~ん。どぉかなぁ。音楽と、その音楽とともに生きる魅力的な人々には惹きつけられます。ただこの映画は、トニー・ガトリフ監督特有の泥臭さが他のどの作品よりも強いので、苦手だと思う方も多いかも。私の記憶だと登場するロマの人々はその土地の素人で、主人公の男性と女性は撮影中に恋に落ちて結婚したんじゃなかったかな。 【黒猫クロマティ】さん 7点(2004-08-18 11:17:39)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
10人 |
平均点数 |
6.60点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 1 | 10.00% |
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6 | 3 | 30.00% |
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7 | 5 | 50.00% |
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8 | 1 | 10.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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