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【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 独立プロダクションを設立した勝新がその第一作として取り組んだ座頭市シリーズの一篇。これだけで勝新のこのシリーズに対する意気込みが伝わって来るし、監督を社会派の山本薩夫監督にしたのもこれまでのシリーズとは違う作品にしたいという勝新の意図があったのだろう。結果、いかにも社会派監督らしい映画に仕上がっていて「座頭市」シリーズとしては確かに異色作なのだが、考えさせられる内容で映画としてはなかなか見ごたえのある作品だったと思う。理屈で分からない者は斬るしかないという市に対してこの作品ではそれとは正反対の思考を持つ刀を持たぬ侍・大原(鈴木瑞穂)が登場する。この相反する二人であるが、市はこの大原という侍に惹かれていく。この二人の友情にも似た関係がうまく描かれているのがまずいいし、下の方も書かれておられるようにいつもと違い、単なる勧善懲悪ではないあたりや観客に判断を委ねるようなラストに深さがあるのも良かった。ただ、このシリーズらしいユーモラスなシーンもあるものの、やはりシリーズとしては話が重くなりすぎ、そこらへんが評価の分かれるところだとも思う。三國連太郎演じる朝五郎が前半と後半では全くキャラが違い、演じる三國連太郎の演技力の凄さを感じさせているが、この朝五郎の人物描写が不足気味で、もうちょっと前半に後半への伏線を敷いておいたほうが良かったような気がして、そこがちょっと惜しい。とはいえ、この作品、決して嫌いではない。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-04-05 14:43:20)
1.《ネタバレ》 第16作。勝プロダクション第一回作品とかで監督に山本薩夫を始め、三國連太郎・西村晃・石山健二郎・遠藤辰雄・鈴木瑞穂etcと個性的で豪華なキャストを揃えた作品。そしていつものアクション娯楽よりも社会的な感じの座頭市。遠藤辰雄を倒しても三國が成り代わる。三國を倒しても...、純粋な勧善懲悪というわけでもなく考えさせられるテーマ。ただこういった感じのはあまり座頭市では見たくなかったかも。あと個人的に浜田ゆう子に魅力を感じないのがいまいち。 【バカ王子】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2006-03-24 23:35:25)
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【点数情報】
Review人数 |
4人 |
平均点数 |
7.00点 |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 25.00% |
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7 | 2 | 50.00% |
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8 | 1 | 25.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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