みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
8.ジェフリー・ラッシュの、ジェフリー・ラッシュによる、ジェフリー・ラッシュの為の「ピーター・セラーズ、その生と死」(本作の邦題は、多分本年度ワースト1に君臨するぞ)。きっと俳優なら一度はセラーズの様に、千変万化のキャラクターを演じてみたいと思う筈。ラッシュは本作でその夢を果たした。彼はセラーズ本人のみならず、セラーズの演じた映画の登場人物達、そして主要関係者(例えばセラーズの両親やスタンリー・キューブリック等)まで演じ分けてみせる。様々なキャラクターに成りきったことで自己喪失に苦しんだ俳優の内面的物語を、ドキュメンタリー・タッチで演出してるのが個人的に少し不満でしたけど、映画自体は凄く楽しめました。ところで、私にはタイトル・バックのアニメが横山やすしに見えたんですけど…、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2005-01-28 00:06:43)(良:1票) 7.《ネタバレ》 ピーター・セラーズのことを知らない人はそもそもこの映画を見ようとは思わないだろうし、彼のファンや人物に興味感心がある人には虚像と実像の差異に戸惑いを感じるに違いない。スターの人間性やゴシップなんかは別にどうでも良く芸さえしっかりしていれば十分、と言うのは自分の考えですがこの映画は「特殊な能力を持ったひとりの男の生涯」を描いたバイオグラフィーとしてはとても良く出来ていると思います。ただ注意しなければならないのは、古今の名優と呼ばれる人たちは「どんな人間にも化けられる」能力を大なり小なり持っているわけで、セラーズが「カラッポの容器」だったこととマザコンの性癖は関係がないということでは。「名優」イコール「マザコン」では無いことは言うまでもありません。 そういう部分を除けば、本作の脚本と演出はとてもTVムービーとは思えない水準の高さではないでしょうか。セラーズの元妻たち(リン・フレデリックは亡くなってますが)やブレイク・エドワーズがまだ存命なのに、ここまで赤裸々に映像化出来たことには脱帽させられます。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-17 01:33:08) 6.《ネタバレ》 「博士の異常な愛情」は最初3役ではなくって、4役だったのですね。キューブリックって・・・ほんとひどい監督さん。その「博士の・・・」のようにジェフリー・ラッシュがなんでもやってる大活躍の作品で楽しめましたよ。助演ではエミリー・ワトソンがよかったかな。私は「愛のエチュード」で観て以来ですが、こういうハチャメチャな天才肌の男性に母性で接する役を演じたらピッタリですね。まあ、セラーズには最後まではおつきあいできなかったみたいですが。 【ひよりん】さん [地上波(吹替)] 7点(2007-02-18 12:09:04) 5. 全く予備知識なく、ピーターセラーズをジェフリーラッシュが演じているってことだけで見ようと思った作品です。期待通りジェフリーラッシュは凄まじい演技をしています。ストレンジラブ博士なんかは本物と見分けがつきません。ピーターセラーズかジェフリーラッシュのどちらかが好きならば、見ておいて間違いは無いでしょう。 【5454】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-01 02:27:54) 4.ピンクパンサーのキャラクターが映画から生まれてるとは知りませんでした。 ピーターセラーズは、ただの子供っぽくて、女好き、そしてマザコン、我儘、うぬぼれづよいという、カナリ嫌な印象を受けました 本当にこんなんだったのかな? シャーリーズセロン演ずる2番目の奥さんの時、子供が出来た時「中絶すればいい、子供なら2人いる」って道徳のかけらもないセリフ。。きっとこういう性格だったんでしょうね しかし本当に才能とったらただのダメ人間だとずっと思っていました 【れみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-05 01:23:45) 3.《ネタバレ》 ピーター・セラーズについては今まで映画の中のキャラクターだけしか知らなかったので、こんなプライベートな一面もあったのかと素直に驚きました。クルーゾー警部やストレンジラブ博士など、様々なキャラクターを演じていく内に次第に自分を見失っていくセラーズ。観客にとってはその変幻自在な特出した才能こそ、彼の個性であり特徴だと思っていたのが、実は本人にとってはただの“空っぽの容器”としか考えていなかったというのが興味深いです。占い師云々の件は本当の話なのかどうか分からないけど、最初に初めて映画のオーディションを受けに行って全く相手にされなかったので、次に変装して再度受けに行くところなんかは如何にもセラーズらしいエピソードで面白いです。邦題は評判悪いけど、ピーター・セラーズの良い部分も悪い部分も含めて以前よりもっと彼のことが好きになりました。 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-09 16:46:54) 2.《ネタバレ》 実はピーター・セラーズズの出演作品も苦手なほうで観ていないといっていい。 それがこれを観て、観てみようかな?と思いましたから・・ そんな私がなぜこの作品を観たのか? 主役がジェフリー・ラッシュだからです。 舞台俳優で史劇俳優のお手本のような人がコメディなんか合うのだろうか?? しかも共演があのシャーリーズ・セロンときている(両方オスカーです) はっきりいって、ピーター・セラーズ苦手だった私は揺れています。 これからセラーズの作品を鑑賞する機会があるかもしれません。 セラーズについては全く知らないのでこの作品で判断すると危険なのですが・・ まずオープニングがセンスいいアニメ(ビートルズのイエローサブマリンみたいな) で、プッシーキャット(子猫チャン)の歌が流れます。 幕が上がりコメディのような人生物語が始まりますが・・ 映画の演出も見事で何役もラッシュが演じ分けていて面白い。 現存する役者の中で一番うまい人だと思っていた自分がうれしいです。 これもセラーズという役者がうまかったからうまい役者でないとだめなんですよね。 いや、だからセラーズを誤解して観ていないのもあった。 博士の異常な愛情はリメイクされればこの映像描写で・・ というほど見事な色使いでした。 「チャンス」につながる場面では感動して泣きそうになりました。 空っぽの俳優だから何にでもなれるというのは痛いですよね。 自分がないんだから。 こういう映画を観るとありきたりな言葉が浮かんできます。 人生は自分探しのたび・・セラーズが自分を見つけたのは最後の「チャンス」 あの池を傘をさし歩くシーンがとてもいいですよ。 エンディングが最高にいいのが後味が微妙に残りいいです。 こういう自伝は泣かせ系に走ったほうが感動作として成功しやすいものですが、 逆にこのエンディングは品を感じさせ今でもセラーズが生きているかのような切なさも。 ところで・・「博士の異常な愛情」について大変な誤解をしていました。 私がいかにピーター・セラーズを知らなかったかがわかります。 う~ん・・「ピータ・セラーズの愛し方」この作品に本人はもちろん出てないけれど、 セラーズの人生のメイキングとでもいえるできばえです。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-24 12:41:37) 1.ジェフリー・ラッシュ、そっくりでした。さすが!シャーリーズ・セロンも60年代スタイルがよく似合ってて可愛かったです。内容もなんか凝ってて楽しめました。でもセラーズがただの「病んだマザコン」にしか見えなかったのがちょっと…。「天才」っぷりももっとちゃんと描いてほしかったかな。俳優陣が良かっただけに残念。 【RITA】さん 7点(2005-01-31 23:52:41)
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