みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
12.ドイツ軍人を共感できる人物として描いていても「親衛隊=ナチ」はやっぱり悪者になってますね。中世の騎士道精神のようなものが漂う戦争スパイ映画ですが、適度に緊張感もあってなかなかよかったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-06 22:36:12) 11.原作未読です。原作を読まれた皆さんのレビューを見ると、原作に触れているかどうかで評価が変わる典型的な作品でしょうか。 冒頭の連行されている途中のユダヤ人女性を助けようとするシーンが効いている。 任務遂行にあたり、ポーランド軍に偽装しているが、その下にドイツ軍の軍服を着込んでいる。 ドイツ軍将校である軍人としての誇りと、1人の人間としての高潔さを併せ持つドイツ軍将校を演じるマイケル・ケインがいいんです。 この冒頭のユダヤ人を助けようとする際の部下達のとった行動からも、シュタイナーの人間性がよく分かります。 彼らがドイツ軍であることが発覚するきっかけとなる出来事もまた、シュタイナーと彼の部隊をよく表していました。 人質を解放した時点で彼も覚悟を決めたのだろうし、彼の運命もまた見えてしまうのですが・・・。 ケイン以外のキャストも素晴らしい。IRAの活動家を演じた曲者ドナルド・サザーランドの存在感が際立っている。 出番は少ないですがドナルド・プレザンス。スタージェス監督の代表作「大脱走」では収容所の良心というべき男を演じていた彼が 何とヒムラーを演じているのですが、これが驚くほどヒムラーに似ているではありませんか。 ジェニー・アガターもまた印象的でした。「美しき冒険旅行」から5年経ち、あの少女もすっかり大人になっていました。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-05 23:13:27) 10.《ネタバレ》 原作未読。映画としてはまとまっていたし、なかなか楽しめました。正体がばれてからシュタイナーが脱出するまでがもっとも面白かったのですが、その前後ももちろんよかったと思います。作戦発動までのプロセスもちゃんと追っていましたし。ポーランド女性を助けるエピソードはよくわからないのですが、親衛隊嫌いということなのでしょうか。何にせよ、無茶な作戦を実行しそうな向こう見ずな人物であるということは、よく表れていると思います。最後の落ちも、よく考えればドイツ側に情報が簡単に漏れたというのが伏線になっており、なるほどと思わせます。「ドイツ兵を主人公として公平に描いている」と評価される作のようですが、今見るとやはりイギリス作家の原作をイギリスが映画化したな~と思わせる部分がチラホラあります。とはいえ、マイナス点にはなっていません。何にせよ、戦争娯楽映画としてよくできていたと思います。ただ、マイケル・ケインやロバート・デュヴァルは、やはりドイツ人という雰囲気ではありませんね。 あと、セリフで明らかに"Father"と言っているのに、字幕で「牧師」となっているのは完全な誤訳ですね。イギリスでは、カトリックかプロテスタントかの違いは重要だと思うのですが。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-05 21:07:21) 9.お馴染み、ジャック・ヒギンズの大々出世作『鷲は舞い降りた』の映画化。小説の内容上、必然的にアノ俳優もコノ俳優も、ドイツ軍人役として出てくるのが、妙に面白かったりします(普通ならドイツ軍人役なんて、ただの殺され役)。さらにその中で、普通なら一番ワルそうなドナルド針の目サザーランドが、ドイツ人ではなくIRAのリーアム・デヴリン役を何とも楽しそうに演じております。さて主人公のシュタイナはといいますと、何でも屋ことマイケル・ケインが演じている訳ですが。逃亡しようとしたユダヤ人女性を彼が助ける場面が印象的。部下たちがさっと武器を構え、彼を援護するシーンのカッチョよさ。この場面、小説ではもっとシュタイナの個人的な活躍が強調されていたように思いますし、ユダヤ人女性も一応は逃亡するんですよね? それが映画では、部下による支えが強調され、空気が引き締まるシーンになっていますし、結局女性が射殺されてしまう、という顛末も、本作の徒労に満ちた物語を暗示していて印象を深めています。ただ、映画の最後までこの調子で行ければよかったんですが・・・何だかだんだん、シュタイナの影が薄くなっていくのが残念。シュタイナを「観る」という部下の視点がもう少しあれば、良かったかも。何せ、ただでも「マイケル・ケイン」なもんで、いかにも頼りないんですから、もう少し周囲が盛り上げてあげないとね。最後まで、デヴリン=サザーランドの活躍ばかりが目立っちゃったかな。でもまあ全体的には、手堅い感じが好感のもてる、シブくまとめた映画でした。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-29 23:15:57) 8.《ネタバレ》 原作を熟読して、脳内補完して見るなら10点だけれども、あくまで映画単独で考えるなら、なにかダイジェストみたいな感じで少し物足りないですね。 尺の都合があったのはわかるけど、グレイやラドル大佐の描写も、もっと踏み込んだものにして欲しかった。特にラドル大佐、あれではデュバルの無駄遣いですよ。 戦闘シーンに物足りなさを感じる人もいるかもしれないけど、最初の戦闘経験の無い大佐との戦い、後の装甲車まで持ち出された圧倒的に優位な敵との戦い、両方ともリアルなものを感じました。 あと、サザーランドが自分が持ってるデブリン(情熱を内に秘めた皮肉屋のアイルランド人)のイメージにピッタリでした。あえて、大胆に言わせてもらえばドナルド・サザーランドという俳優は、この役をやるために生まれてきたかも知れないといったら過言でしょうか?(普通、過言でしょうねw) 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-18 15:08:12) 7.《ネタバレ》 膨大な原作を上手く取捨選択してあって良。シュタイナーとデブリンは微妙にイメージ違う気がするけど、まぁ及第点。ただし最後のオチの改変はいただけない。あまり上手い喩えが思い浮かばないけど、例えば野球漫画「プレイボール」の墨谷-東実戦。11点差をあとちょっとでひっくり返せたのに…という、実現不能な事があと少しで達成できたという無念感、達成感が入り混じった情感が原作の肝だと思う。監督は虚しさ、空虚感なんかを表現したかったのかもしれないが、そもそもシュタイナーがあそこまで来る事は完全に想定外なはずのにわざわざ身代わり使って演技しているというのが不自然。あまりにとってつけた感じで、結果、映画全体が妙に安っぽくなってしまった気がして残念。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-03 15:49:59) 6.原作は未見です。ジョン・スタージェスが監督してドナルド親父やロバート・デュヴァル、マイケル・ケインが出ていながらどことな~く地味に感じるのはどうなんかな。水車のシーンで子供がわざと(??)溝に落ちるシーンが腑に落ちなかったですけどもしっかりとしたストーリーだったと思います。後半以外戦争映画特有の銃撃戦というのがなかったですけど、個人的にはそっちのほうが好きな展開だったのでよかったです。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-26 11:32:06) 5.この映画を見た人は、原作を絶対に読みましょう^^ 原作は10点です。映画の方もなかなか良いですが、私は先に原作読んでしまったので減点3! 同じドイツ軍の小説で「北壁の死闘」もあるけど、それは映画化してないのかなあ・・・ 小説の続編の「鷲は飛び立った(だったかな?)」も映画化してみてほしいなw 【ほ~り~ぐれいる】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-12-09 18:28:34) 4.《ネタバレ》 地味な戦争映画といわれれば確かにその通りなのだが,戦争映画は地味なのが意外に面白かったりするので要注意です。これもその一つ。製作がアメリカ・イギリス共同というのも興味深い。英米人なら『ど畜生のナチ野郎』と罵りがちなところをぐっと抑え,古き良きプロイセン軍人の矜持を漂わせつつ任務に赴く兵士達の姿を誇り高く描いて,観ているこちらはぐっとくる。敵味方入り乱れての大スペクタクルなどは一切ありませんが,戦争映画の魅力とはドンパチだけではないという好個の例になった作品だと思います。 【Roxy】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-18 13:11:39) 3.《ネタバレ》 原作にあって、この映画にあったか記憶が定かではないが、隊員の一人が、村の子供がおぼれかけているのを助けることで、村人にドイツ軍と発覚したところで、子供が健気にも、「おじちゃんたちはなぜ僕たち(連合国軍)の側じゃないのと叫ぶシーンが感動的。 【きつま】さん 7点(2004-11-15 22:12:37) 2.いいですねえ、"おやじ"サザーランド(笑)。映画の発想が面白いし、スリルもサスペンスも満載です。ただ、制服を見せるために水車に落ちたように見える演出がちょっと頂けなかったかも。でも、最後まで息を付かせないテンポで、楽しませてもらいました。 【オオカミ】さん 7点(2002-04-28 16:36:04) 1.原作に完全に負けていますやん、あれ。ま、でもそこそこにまとまってたし。よって7. 【INSIDER】さん 7点(2001-05-13 10:06:57)
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