みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
14.《ネタバレ》 製作サイドに黒澤オリジナル版を超えようという意識は無かったと思う。映画関係者なら尚更わかると思うが黒澤版にはそれほど隙がない。 森田氏は「今の若い人にあの脚本の素晴らしさを知ってもらいたい」と言ったらしい。最初から白旗を上げてるようだけど、森田版を観終わった後に実感したのはまさにその点だった。中途半端に脚本に手が入っていないおかげで、自分は安心して役者の違いと演技の違いを楽しみ、役者が変わっても全く退屈しなかった脚本の出来の良さに改めて感心した。ちなみに織田裕二には「四番バッターではなく一番バッターの三十郎を演って欲しい」と言って口説いたらしい。三船敏郎のあの演技に比肩し得る役者がイメージできず、方向性を変えるしかなかったのだろう。そう考えると、菊井側の侍を大量に斬殺するシーンのもたつき方も頷けるし、三十郎初心者には筋の通ったキャラクターに見えたはずである。自分はこの映画を楽しんだ。黒澤版との違いも楽しめた。おそらく森田版は目的を達していると思う。 だから、改めて言っておきたい。この映画を観たからといって、黒澤版を観ずに「椿三十郎」を終わらせているとしたら、それは大間違いです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-11-09 00:19:15)(良:2票) 13.《ネタバレ》 黒澤時代劇の中でもユーモアのあるオリジナルに比べ、 森田監督らしいシティ派のユーモア時代劇。 そうとなると、ポイントは城代家老が誰か、ということと、 ラストの斬り合いになる。 この二点を上手くさばいてると思います。 織田裕二の三船さんへのリスペクトが感じられ、好感持てます。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2023-07-13 00:09:01) 12.《ネタバレ》 黒澤明版とまったく同じ脚本を使って、カメラアングルもほとんどそのままにリメイクした意味は何なのだろう。何せ脚本が抜きん出ているために映画そのものは見ていて飽きさせない、そして、面白い。ただ、こうなると役者の差が顕在化してしまう。不世出の天才三船敏郎と織田裕二では勝負にならない。頑張った織田裕二には悪いが、月とスッポンだと思う。仲代達也と豊川悦治も月とスッポンだ。でも、脚本の面白さで2時間飽きずに観れてしまう。ぐいぐい引っ張っていく脚本はやはり素晴らしい。黒沢版の突っ込みどころである何故あそこで椿三十郎を切り捨てずにわざわざ手間暇かけて縛り付けるのかという点がそのまま突っ込みどころとしてあるが、それよりも俳優陣の貧弱さゆえにかえってその突っ込みどころが目立たないという珍現象が起きている。何はともあれ脚本に7点。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-01-25 00:17:38) 11.《ネタバレ》 ほぼ黒澤版に忠実に作られています。面白さも損なわれることなく楽しく鑑賞することが出来ました。ただ、熱演はしているんですが織田裕二はどう見てもミスキャストと言わざるを得ませんね。やはり、黒澤版は三船敏郎あっての椿三十郎でしたから、どうしても違和感を感じてしまいました。どうせだったら、織田裕二に合わせた椿三十郎像を作り上げて欲しかったですね。あと個人的には、最後の決闘シーンで飛び散る鮮血が無かったことが残念でした(あのショッキングな鮮血が殺し合いはグロテスクなものであり決して格好良いものではないことを示してくれているように感じていましたから)。 【TM】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-09-06 22:56:20) 10.《ネタバレ》 やはり、脚本力がものを言った。脚本は面白い!これがそんなに昔に書かれていたものをそのまま使っている、なんて言われなくては分からないくらい、時代を超えて生きているのは「脚本」だったなあ。オリジナルは見た記憶があるけど、オリジナルより少し長いですね。織田三十郎も、思った以上に好演。9人の若侍が稚拙で笑えるが、それが「本当にいい刀は鞘に入っているもの」につながる辺りが上手い。今時のキャストになっているが、ぞれはそれで評価できると思う。ただ・・・、オリジナルの記憶が忘却の彼方だから何とも言えないけど、9人の若侍がでて来ると、皆を画面に入れる為の苦労がありあり。そんなに並ばんでも(笑)。黒澤のオリジナル脚本力に、プラス1点。 【ロボット】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-06-09 16:25:56) 9.なんだかな~ オリジナルより緊迫感が足りない..三船敏郎のような無骨さ、野性味が欠けている分、織田裕二の演技(台詞回し)はモノマネにしか見えない..(元々系統が違うから、無理しないで織田裕二らしい三十郎を演じれば良かったのに..) しかしながら、殺陣に関しては合格点です、予想以上に頑張ってます!特に中盤の大立ち回り、三十郎が肩で息をしながら相手をバッタバッタと斬り捨て、ふらふらになりながら戦うあたりは、とてもリアルでした..(真剣勝負、斬り合いというのは見た目以上に体力を消耗し疲れるもの..) ただ、あのラストの名決闘シーンが忠実に再現されていないのは、如何なものか..(黒澤監督がこだわりにこだわったシーンなのに..) 作品全体のコミカルさが強いのも頂けない..さらにミスキャストが多すぎる、中村玉緒、あの役は天然じゃなくておっとり、上品系でしょ..藤田まこともイメージじゃない、馬は馬でもなんか違う..松山ケンイチは顔が目立たないから、時々見分けがつかなくなるし..等々、オリジナルを知っているだけに、どうしても比べてしまいます..(逆に知らない人は、楽しめるのかも..) やはり、オールドファンを満足させる域には達していませんでしたね~..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-27 10:38:44) 8.《ネタバレ》 オリジナルをそのまま現在の技術や役者で映画化したっていう印象で、追加点などはほとんどありませんでした。 ストーリーや演出がリメイクとしては驚くほどオリジナルに忠実なので本当にビックリしました。オリジナルが面白いのでこの映画も普通に面白かったです。 ただ残念なのは、オリジナルは戦闘で血しぶきが流れていたのに今作では血がほとんど流れないということです。映画なんだからもっと遠慮なくやって欲しかった。いろんな意味で・・・ 【のび太】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-02-12 18:04:21) 7.《ネタバレ》 いじりすぎず、忠実すぎず、いい線だったのでは。三船敏郎が演じていたギラギラした荒々しさはさすがに出ていなかったが、「おもしろくなければテレビじゃない」以降の明るさを感じられた。血しぶきを使用しなかったのはR指定を避けるためか。押入れの捕虜は、荒川良々に演じて欲しかった。小林桂樹の味を出せるのは彼しかいないのでは。 【チューン】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-01-28 20:21:13) 6.《ネタバレ》 オリジナルは既に見ての鑑賞です。結論から言うと監督の技量差が出ています。映画のテンポ的には”織田三十郎”に歩があり、映画の表現では”三船三十郎”に歩があります。オリジナルを見ていなければ余計な「比較」をせずに見ることが出来たでしょう。時代劇エンターテイメントとしては上出来と感じますが、織田裕二が演じることで上品かつ幼く感じてしまいます。前提としている脚本、台詞をいじらないことが却ってマイナスになっています。そしてコミカルに描くならば徹底的な部分があっても良かったのでは。(やや中途半端)さて、ラストの決闘シーンですが面白い描き方と思います。好感が持てました。繰り返し別角度の映像がなければ。そして織田三十郎の背中は、少し小さく感じました。織田裕二はがんばっている(殺陣)ので+1です。 【プライベートTT】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-01-06 18:10:25) 5.《ネタバレ》 しかし本当にいい脚本ですね。リメイクでなく、もしくは三船敏郎が演じてなければ10点取れた作品になったのでしょう。日本映画製作陣にこのような練られた脚本を期待します。 【ジョウオンズ博士】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-12-29 17:54:05) 4.いいんです!これは織田ファンのための映画ですから!(きっぱり)ちょっと腹が出た感じの織田さんもまた貫禄があってイイ!!大好きなマツケンも出てたので、ファンにとっては感涙モノでしたよ。ええ。しかし・・あの母子の年齢差って一体・・・孫じゃねえの?って思いますた。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-12-23 13:56:28) 3.《ネタバレ》 織田ちゃんとても頑張ってる。織田三十郎は違和感全然ない。ただ中村玉緒親子が出てくると、そこまでの流れがブッツリ切れてしまう。この2人素晴らしい女優さんだとは思うが、この作品に関してはミスキャストでは・・・ またR指定回避の為だろうが、血があまり出ないのはリアル感にかける。世相的には仕方ないんだろうけどね。しかしそれを差し引いても期待していなかっただけに面白かった。 【キャラハン】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-12-08 18:46:48) 2.《ネタバレ》 織田裕二の椿三十郎、悪くない。無論、三船と比べるのは可哀相だが、リメイクとしては上出来の部類。そもそもオリジナルの脚本が面白いのだから、当たり前。時代劇なのに血が一滴も流れないという演出は、タケシの某時代劇のようなCG処理に比べればよっぽどマシ(血は流れないが、人を斬ることの痛みは伝わってくる)。 ただ、ラストの決闘はやや拍子抜け。スローモーションのリプレイ、必要か? 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-12-06 21:36:06) 1.オリジナルと比べてしまうと脚本が同じだけあってどうしても比べてしまうが、脚本の出来がいいのでやっぱり面白い。三十郎のキャラクターは若干現代風に変えたということだが、同じ調子のせりふの言い方がどうも気になった。 【HK】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-12-01 21:42:37)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS