みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.映画そのものの恐怖よりも、世界のどこで切り取られ、集められたものかも分からない髪の毛をエクステとして付けている事の恐怖を強く感じました。世界中で、髪を切り取られるだけでなく、内臓や目玉まで奪われるような事が日常的に行われていることを想像すると、世界が狂っていることを実感します。園子温監督は、緊張感を持ってほしいのでしょうか?それとも恐怖感?日常の直ぐ隣にあるような社会問題に目を向け、そこから物語を膨らまし、発想していく監督のやり方はとても素晴らしいと思います。髪の毛そのものが商品になり、それを笑顔で取り扱う全ての人間の欲望を消し去ろうとするのは、髪の毛。女性の美の象徴であったりする髪の毛が、悲しみや苦しみで染まり、それを知らない、あるいは知ろうとしない日本への叫びに鳴らない苦しみのようなものを強く感じました。素晴らしい社会派作品だと思います。ただ、エグいシーンはやっぱり苦手です… 【ボビー】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-06-29 17:59:25)(良:2票) 4.《ネタバレ》 最近、ラジオのホラー映画の宣伝かなんかで誰かが「ホラー好きなので思いっきり悲鳴あげて楽しんできます」みたいなこと言ってる人がいて、ホラーが好きな人って怖くないんじゃなくて怖いのが楽しいんだってことに今さらながら納得して、で、やっぱり私はホラー映画の楽しみ方を知らないのだと再確認した。だからこの映画がホラー映画としての楽しみがあるのかどうなのかは分かりません。でもこの映画は面白いと思った。ナレーションを自虐的に利用した冒頭シーンで一発かましてくれるわけだが、ここでの栗山千明の延々と発せられる声がなかなかに心地よい。そして長い説明は彼女がごくフツウの女性であることはよく分かるが内面に抱えたものまではけして語らない。そういった部分はその後もけしてセリフに組み込まない。そのあたりが実に繊細。『紀子の食卓』に続いて園映画出演のつぐみが主人公とどうやら母親を異にする姉を演じているのだが、その部分も深く切り込んでゆかない。虐待母の過去をいちいち語らないところがいい。主人公がなぜ少女を必死に守るのか。その様はまるで母。つぐみの短いセリフに主人公は小さいときにこの鬼姉に同じようにいじめを受けていたらしいことを伺わせる。そのとき守ってくれたのは母だったのかもしれない。だから同じような仕打ちを受ける少女のために今度は自分が母になって守ってやる。なんてことを想像させてくれる許容範囲の深さはむやみに説明しつくさない映画の強みだ。で、この鬼姉(母)は当然キャラ的に犠牲となるわけだが、最期のシーンでもそのオラオラキャラ(勝手に今命名したが伝わるよね)を維持しながら死に際の言葉を吐くところは思わず笑ってしまったが素晴らしい。そしてちょいとキョーレツすぎる大杉漣(衣装のセンスの悪さがサイコー)の最期もまた爆笑ものだ。美容院にはありえないほどいろんな種類の美人がそろっっているのも嬉しい。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-18 16:08:47)(良:1票) 3.《ネタバレ》 毛も多かったですが、女子の数も多かったですね。 そんな数多くの女子の中から、そうね、もしも自分の好みを探し出して どうぞお一人だけお持ち帰りくださいって状況にでもなったなら? 自分は《ジル・ド・レエ》お勤めの方ではないけど 別の美容室に勤めていらっしゃってたあのお姉さんがよかったですね 松下恵というお方。かわゆらしいお方です。最後、発狂して口の中でツバが糸を引いてしまっていたあのお方です。 彼女をご指名いたします。 【3737】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-10-07 23:55:39) 2.《ネタバレ》 リング、呪怨の流れをくむJホラー作品なのかなと思っていたが、全然違っていた。そして、ものすごく面白かった 基本的に、新米美容師の主人公と、大杉漣演じる髪フェチ変人山崎の二つの視点を交互に切り替えながらこの映画は 進んでいく。通常のホラー映画ならば、普通、作品の核になるのは明らかに後者の方 で、主人公周辺のドラマなどは、ただ観客を主人公に感情移入させといて、後から怖がらせるための、準備段階に過ぎない所なのだが、 この作品では、はっきりいって、このドラマの方が完全にメインの扱いであり、主人公の成長物語の途中に、山崎のパートが挿入され、途中で かなり強引にからみ方をしながら ラストでひとつに収縮していくという構成になっている 全く違う雰囲気を持った二つの物語が、途中で非常に強引な絡みかたをしつつ、バラバラに進んでいくことになるので 退屈することはないが、ひとつの作品として見た場合、まとまりがなく、この作品の本来のジャンルであるホラー要素が不要にすら思えてしまう。 【peeper】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-07-23 23:25:23) 1.これぞ映画。ひさびさ、いやー目がさめました。やってくれるぜ!女の子が、かわいそうではかなくって、けなげで、ちょっと、オジサン、観てられなかったが、みんな、いい味だしてるねえ。 はなしと全然関係ないが、山本未来の”お客様の貴重なお時間をいただいて仕事をしているという気持ちを忘れないで”というセリフが最高に!ためになり、アタマからはなれません。 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-06-09 00:29:57)
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