みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
23.《ネタバレ》 学生時分に観ているものの内容を全て忘れています。会社権力争いものではなく営利目的未成年者略取ものだったとは。毛色が変わっているのが攫われたのが運転手の子だった点。葛藤の末に身代金3000万円(昭和38年時の!)を払い、無事だったしんいちに全速力で駆け寄り抱きしめる後姿は私も泣けてしまう。竹内にたどり着くまでの警察ワンチームの使命感溢れる理詰めな捜査模様は鑑賞歴中最上で頭が下がる思い。なので、監督の主張であったとしてもその後身柄確保に至るまでのやり口に無理筋を感じるところ。ラストの面会は圧巻。どん底に落ちても前を向く権藤と拗ねるだけの竹内のそもそも器の違いをまざまざと見せつける二人の名演が忘れ難い。 【The Grey Heron】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-06-11 01:52:40)(良:1票) 22.《ネタバレ》 どうしても「前半傑作」の感が残るのは、私が単なる娯楽好きミステリ好きな人間であり、主題を解するだけの思慮や感受性がないからであろう。映画が鑑賞者を選ぶのだとすれば、私は前半しか選ばれなかったということか。何てことだ。 誘拐事件が起こり、身代金受け渡しまでの展開はある種の密室劇にも似て、素晴らしい迫力である。演者たちの緊張感が伝わってきて、その先の展開を期待させる。しかし身代金受け渡しを終えると、一気にトーンが変わり、犯人はいきなり現れてミステリ的な興味は薄れる。もっとも黒澤監督にミステリ映画を撮っているという感覚はないだろうし、むしろここからが主題なのだが。漫然とした捜査会議をそのまま流すのもどうかと思うし、こんなのありかという捜査手法等々、引き込まれた前半からすると緊迫感の低下を感じた。 ラスト、若き山崎努氏の熱演と無機質なシャッター音の温度差が非常に印象的ではあるが、飽食の時代にダラダラ生きてきた私には主題の全ては飲み込めなかった。申し訳ありません。 【カツルギ】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-05-04 21:13:18)(良:1票) 21.昔の映画ながら、気にならずにそこそこ楽しめました 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-15 01:38:37) 20.《ネタバレ》 創作も含まれているだろうが、黄金町の阿片窟のような様子、外国語で書かれたメニュー、あの雰囲気には圧倒された。 巻玉火薬の銃で昔よく遊んだっけ・・・ 【チェブ大王】さん [地上波(邦画)] 7点(2020-01-02 22:07:49) 19.まさに映画のお手本。 お手本を参考にして作られた映画やドラマがたくさんある。 そのせいで、かなり損をしているような…。 後発映画を観てから、オリジナルを観ることのほうが多いから。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2012-12-19 20:08:30) 18.《ネタバレ》 医者が儲からない時代があったんですね 【シン】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-05-13 23:42:36) 17.《ネタバレ》 某海外の映画監督がリメイクするかもしれない、と噂を聞いて観賞してみました。子供は殺されるのか、ちゃんと身代金払うのか、犯人は捕まるのか、緊迫感と不安に襲われ、気分はイライラ心臓はバクバク。観ながらこれは映画の中の人物が感じている気持ちなんじゃないか、と思いました。ふと考えたのですが「天国と地獄」は犯人の心情のことかも?要求している時は支配感に満たされ、天国気分だったのではないか?犯人の目的は権藤氏の精神を「堕とす」ことにあったのではないか?人を恨み、社会を恨み、自分と同じように彼の魂が堕ちるのを望んでいた。彼は身代金を払い、無情に会社を追い出される。それでも、誰も恨まず、相変わらず靴を作っている。それを知った時の犯人は地獄を味わっていたのではないか?命をかけてまで自分のやったことは、意味をなさなかったと思い知るから。なんて哀れな男なのだろう。最初から最後まで、緊張と不安で不愉快感があった。現代と比べるとテンポは遅い。今の映画って観客を飽きさせないように、なんて配慮があるけどこれは違う。媚びがない(昔は映画って「芸術的」だったけど、今は「アトラクション的」なところがあるかもしれない)やっぱ職人体質監督の映画だな~と強く思いました。リメイク出来るのかな? 【果月】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-02 10:23:14) 16.巨匠といわれているが黒澤監督は失敗作も多く、面白いのは脚本が良いものばかり。本作も、やっぱり映画は脚本が命と思える映画。 【ダルコダヒルコ】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-09-20 23:56:37) 15.《ネタバレ》 さすが巨匠、見ごたえのある作品で一気に最後まで持っていかれた。 主人公三船のどっしりとした雰囲気、警察のリアリティ、犯人の迫力。どれを取っても一級品。 ほとんど口を開かなかった犯人が、最後に思いのたけを話す演出がまた良かった。 (2019.3追記) 10年ぶりに見たが、ほとんど内容を覚えておらず、とても楽しめた。 長尺だが、最後のほうで犯人がさんざん歩きまわってグダるのが気になるぐらいで、飽きずに見られる。 8点に近い名作! 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-05-31 15:59:34) 14.《ネタバレ》 ラストのガシャーンッてのと、貧民窟の描写がよかった。 【翼ネコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-01-29 20:38:45) 13. この映画はモノクロがかえっていい影響をもたらしていると思います。 【ファンオブ吹石】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-12-28 16:43:53) 12.《ネタバレ》 サスペンスとしてすごく良くできていますが、逆にできすぎてるかなぁ・・・とも感じました。 麻薬街のシーンがショッキングでした。昔はあんなところが本当にあったんでしょうか? こういう昔の映画を見て毎回楽しみなのが、あの名優がこんなところに・・・っていう場面。今回も色んな人が出てますね。 【かすお】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-06-11 00:57:17) 11.まあ、面白かった 【なますて】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-02 11:30:12) 10.《ネタバレ》 前半の密室劇は、緊迫感があり、見入ってしまった。そして、後半の展開も上手いです。三船の演技も、いいですねぇ。ラストも結構あっさり感があるが、個人的には好きなとこです。ところで、犯人を泳がせて捕まえようとして、犯罪を誘発させてしまったことは、罪に問われないのかな?w 【瑞鶴】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-17 12:12:45) 9.《ネタバレ》 凝ったサスペンスに溢れ返っているこの時代に観ても、申し訳ないがそれ程のインパクトがなかった。後の作品に影響を与えているであろうことは十分に伺えるので、さすが黒澤といったところに敬意を表してこの評価。煙のシーンだけは鮮烈なインパクトを受けた。シンドラーのリストはこれパクってたんですね。今まで知らなくてスイマセン。 【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-21 11:21:55) 8.かっこいいなぁと。いわずもがなの列車のシーン。何パターンか出てくる自動車内のシーン。窓の手前と奥。夜の歓楽街。モノクロなのに光と影が美しい。仲代達矢(若い!)。やっぱ違うよな。細かいとこがいちいち違う。世界で評価される理由がちょっとだけわかった気がする。序盤はちょっと退屈。中盤辺りからの犯人との駆け引き、緊迫感のあるシーンはすばらしいがどこかで見たような印象も。ああ、でもこっちがオリジナルなんだろうな。当時これを観た人は斬新過ぎて逆に理解できなかったのではなかろうかと余計な心配もした。そしてラストシーンで全てがぶっ飛ぶ。すごい。あのシーンだけで語れる迫力がある。ん?でもそれまでのくだりはなんだったんだ?最後のシーンが浮いて見えるのは自分だけかな。ちょっと長いのとやっぱり絵が古いのを覗けば現代でも充分鑑賞に堪えると思った。残念なのは完全に初見では観られないこと。大監督だからいろいろな人やモノにに影響を与えてるし、観てはいなくてもちょこちょこ聞きかじりしてしまってもいるからね。 【まこと】さん 7点(2004-08-08 18:24:20) 7.《ネタバレ》 前半は、善くも悪くも、リアルなストーリーが展開します。 子供の取り違え、細工された鞄による犯人の発覚など、観るものをドキドキさせます。 ただ、残念なのは、不自然で饒舌な台詞が目立つこと。また、黒澤映画ほとんどがそうなのですがーー尺がやたら長いです。 犯人のデティールがじゅうぶんでないことも、不満です。後半、麻薬がからんでくるあたりから、ストーリーにも嘘くささを感じるようになりました。 【DONGYAOS】さん 7点(2004-06-03 18:39:36) 6.《ネタバレ》 実のところは相当ヤバげなハナシなのである。絶対悪のなくなった社会で、セッセと「絶対善」を追求する刑事たち。そうでなければならないように、入念にシナリオが組まれているので、刑事達と一緒に犯人追求の醍醐味を味わえる訳だが、最後の犯人対面シーンでその醍醐味がドカーンとブチ壊れてしまう。山崎務の迫真の演技で、映画自体の存在価値がひっくり返ってしまうのだ。このラストでは天国と地獄が絵的にキッパリ分かれているが、地獄の方に漂いまくるリアルな不条理が、見る者の心を捉えて離さない。ごく普通の生活から、普段目にする些細な風景によって人生を狂わせて行く犯人の姿。この映画で徹底して貫かれてきた「社会正義」はここでものの見事に崩れ去って、日常生活に漂う不安がシュールに浮かび上がって来る仕掛け。悪への同情はなく、悪への憐れみがある映画だ(そしてこの作品への徹底したアンチテーゼとして天藤真・岡本喜八の『大誘拐』がクリアに浮かび上がって来る)。 【エスねこ】さん 7点(2004-05-30 03:37:47) 5.初めて見た時は間違いなく9点だったのだが、2度3度見る毎にインターンである彼がどうして共犯者やアヘン窟の女を殺す事が出来るのに子供を生かして無事返したのか?シャブ中はヒトじゃないから殺せるのか?この犯人ならば子供を帰すことがどれだけ危険な事かわかっている筈なのに。共犯者に全ての罪をきせて子供も一緒に殺す事も可能だった筈なのに納得いかない。犯人が特定されるまでのスリリングな展開は文句無く面白い。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-11-16 11:23:25) 4.もう出だしからグイグイ引き込まれていく。最初から、警察のブリーフィングまでのシーン、ここまでは最高。ただ、そっからが長いんだよなぁ。「生きる」でも思ったけど、物語の核心に到達したら、そこから先はもっとテンポ良く見せて欲しい。前半10点、後半4点。壮絶なラストシーンで+1点。8点にしたいけど、8点は「DVDを買う作品」という位置づけ。黒澤のDVDはクソ高いので7点。あと「天国」と「地獄」の描写はさすが黒澤明だったよ。 【C-14219】さん 7点(2003-09-19 17:21:37)
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