みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.《ネタバレ》 空の青。森の緑。野いちごの赤。いろんな花のいろんな色。この映画に必要な色がキチンと余す事なく撮られていて、そしてそれは今の日本映画にあってはとても贅沢で見事。更にいちばん褒めたいのは衣装担当の人。ここまで映画の色をきちんと把握して、それに合った色をハメ込んでるって、なかなかないです。ゴージャスな衣装ならともかく、日常の生活の中にある服に、こんなにも注目できる映画は大変珍しく。あえて緑と土の色を着せて背景に溶け込ませ、上着のオレンジだけが鮮烈な彩りを放つとか、魔女をブルーや淡いパープルで彩るとか。さて、映画は予想されるままの映画で、そこから針がプラスにもマイナスにも振れないままに最初から最後まで流れてゆくので、そういう意味では少々物足りない感じもするのですが、リアリティぎりぎりなこの世界で語られるメッセージは、嫌味なく素直に受け止められるものでした。ベタベタと甘いだけで語るテもあったのでしょうけれど、あえて苦さを残した物語にした事で、主人公が踏み出した人生を真面目に見つめる映画になっているのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-07-13 22:05:30)(良:2票) 8.《ネタバレ》 慈愛に満ちて且つ凛とした祖母に癒されました。生き生きとしたスローライフをを見るにつけ、学校へ行けない等、子どもが皆と同じでなくとも恥じる必要はなく、荒んで腐ってしまうのを恥じるのだと思いました。ほろ苦い別れを経た永遠の別れ、無限の後悔にさいなまれた心を救うメッセージに祖母の有り難味を痛感しました。 【The Grey Heron】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-05 17:58:41)(良:1票) 7.《ネタバレ》 俗世を完全に超越したスーパーおばぁちゃんが孫を諭す。。なんて映画ではなく、孫に感情をコントロールしてといいつつも、大好きな孫が遠くに行くことを自分で決めたとき、言って欲しくない言葉を言われたとき、動揺するわな~タバコだって吸いたい時もあります。そんな人間らしい部分も随所に入れた監督の構成の上手さは、最高ですよホント。甘いだけでなく、酸っぱい部分も世の中にはあるよ。。つまりはワイルドストロベリージャムって事でいいんですかおばぁちゃん 【マキーナ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-12 11:41:47)(良:1票) 6.まるでトトロがでてきそうな森で、気持ち悪いくらい優しいおばあちゃんとジャムを作ったり、畑仕事したり、手洗い洗濯したり。贅沢この上ない田舎生活は見てるだけでも楽しい。 文部省選定なのでテーマは道徳の授業みたいだけど、たまにはこういう映画もいいか。 【テツコ】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-12-27 13:27:34)(良:1票) 5.《ネタバレ》 原作を読んでみてガッカリしたので、まったく期待していなかったが、思いのほかおばあちゃん役が良かった。 全体的に抑えた演出のなか、柔和で優しくまいを導く祖母の存在が素晴らしかった。 あんなステキなおばあちゃんや父親がいればひねくれもしないだろうに、と思えるほど、最後まで悪感情を拭きれない孫娘がこれまた適役なのか妙にハマっている。 前半は癒される展開だが、郵便屋さんのエピソードから雰囲気は暗転していく。 「死ねばいい」とおばあちゃんにブチ切れられてビンタされても、まだ更生しないところがリアル。 結局魔女修行がうまくいかずに、悪感情を捨てきれないまま別れてしまうことになるのが切ない。切ないんだが、これもまた学びというわけだ。男子の修行がいっぱしの「戦士」になることだとしたら、女性の場合は「魔女」ということなんだろう。 そこで大事なのが、実は規則正しい生活、食事、運動が大切だと明らかにされていくのが、この作品の一番のテーマであり大事なミソでもある。 そうさ ”Yes,I know“ まだおばあちゃんの魂は消えてはいない。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-01-18 14:33:41) 4.《ネタバレ》 児童文学らしい優しい空気に包まれた作品。日本らしからぬイングリッシュガーデンの様なお婆ちゃんのおウチが素敵で素敵で。お婆ちゃんがヤサグレてタバコふかしちゃうシーンが印象的。あんなに完璧で優しいお婆ちゃんも日々頑張って精進してるんだなぁと思わせるシーンでした。メッセージを受け取った孫も日々精進していくんだろうなぁ。私も精進せねば。。。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-07-18 21:52:57) 3.《ネタバレ》 サチ・パーカーの「魔女」役が非常に嵌ってましたね(お母さんであるシャーリー・マクレーンも魔女みたいな女優さんですからね)。特に独特な日本語の発音が絶妙でとても心地よかったです。そして、その「魔女」の魅力を垂れ流すだけでなく、考え方の違いから来るすれ違い、感情のぶつかり合いもしっかり描いてるのも良かったと思います。 山梨の風景も非常にきれいで、大画面のスクリーンで見たかったですね。まあ、ゲンジ役の木村祐一がどうみても怪しい関西のオヤジだったのはちょっとアレでしたけど・・・。 派手さはありませんが、じんわりと心に響いてくる映画でした。 【TM】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-07-02 00:27:49) 2.梨木さんは最近独自の不可思議でちょっと気持ちが悪いような路線に走ってますが、このころはストレートな作品を書いてたんですね。驚くほどではないけれど、原作から違和感のない作品に仕上がっています。ただもうちょっとアップダウンが欲しかったですね。おばあちゃん役のサチさん、シャーリー・マクレーンの娘さんで、幼い頃日本に育っているんですね。日本語の話し方がとてもしっとりとして、すごくいい雰囲気を出していました。役作りというよりは、こんなふうに話す人なのかなあと思ったんですけど、どうなんでしょう? ほかの作品を見たことがないのでわかりませんが。 【小原一馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-03-01 00:17:47) 1.《ネタバレ》 原作は大のお気に入りです。 大事なことは何か。 人を否定することでもなく、いわゆる常識を押し付けるでもなく 自分を持つこと=責任主体。 また、多感な中学一年生という少女にありがちな独特の残酷さや頑なさ、 自分の世界を壊されることへの怒りと怖れ。 思い通りにいかないことへの苛立ち、自分を一番に考えてほしい小我の欲求。 すべて誰もが一度通り過ぎた時代で、当時の自分を鮮明に思い出しました。 サチ・パーカーさんの演技と豊かで美しい自然、インテリア、雑貨、食器に至るまでは完璧といっていいくらい原作通りです。 セリフも原作にかなり忠実なのにもかかわらず、なぜ原作にないエピソード(郵便屋さん関係すべて)を入れたのか全く無意味で、肝心な少女まいの気持が伝わらないところが多かったのが残念です(涙) どうせなら原作通りしてほしかったのでマイナス3点です。 【おれみみ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-06-08 14:14:24)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS