みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
18.《ネタバレ》 2014.09/19 鑑賞。両親の店に泥棒に入り、店は保険でカバーのアイディアが奇抜で面白い。 2017.07/28 2回目鑑賞。両親の宝石店に泥棒に入るこの設定は斬新でびっくりした記憶がある。でもどんどん泥沼化して行く筋立ては重々しく苦しい。救いがなく気持ちは最悪。また最終エンドの締め方も若干弱く中途半端に感じた。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-28 21:25:56)(良:1票) 17.《ネタバレ》 多角視点モノはもともと好きなのですが、それ以上に、このキャスティングだと、演技アンサンブルだけで十分楽しめますね。大御所アルバート・フィニーが最初あまり目立たないんだけど、途中から地響きを立てるようにせり上がってくる流れなどは、演出側と演技側の双方の風格を感じさせます。マリサ・トメイは、裏で絶対に何かやってるだろうと思っていたら何もなかったのは拍子抜けだったのですが、脱ぎっぷりのよさには力強く拍手。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-03-31 02:09:28)(良:1票) 16.《ネタバレ》 この映画のテーマは「親子」ですね。ハンソン家は、この強盗事件が起きる前からとっくに「崩壊」していたわけです。両親=夫婦間の愛情があったので表面化しなかっただけ。子ども(といってもいい歳のオヤジだけど)たちの心はとっても荒んでいたのね。父親という存在によって。だからこそ、2人とも問題抱えちゃっている。辛うじて家族の要となってくれいてた母親=妻が亡くなったことで、名実ともに「崩壊」しちゃう過程を実に緻密に描いています。子は親を選べない、生れ落ちた環境が全て。愛情不足や兄弟偏愛が人格形成に決定的な影を落としたという点では、親子の確執経験者としては、同情を禁じえないのだけれど、やっぱり「大人」になったら、自分の尻拭いは自分でできるようになりなさいよ、というのが私の信条。いつまでも「アンタのせいで」を燻らせて生きてんじゃねーよ、と。そんな親にいつまで囚われて生きてんだ、と。言わんこっちゃない、結局、燻り続けた思いを抱いていた父親に命まで奪われるアンディ。気の毒としか言いようがないが、彼はそれだけ甘チャンだったとも言える。・・・とは言え、一番憤りを感じるのは、やはりあの父親。ああいう人間が簡単に人の親になれちゃうんだから、世間って恐ろしい。とことん、自分の過ちと向き合わない、息子以上に甘チャン男。我が子を殺して満足ですか、あなた。後味最悪の映画ですが、嫌いじゃありません。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-09 10:50:09)(良:1票) 15.《ネタバレ》 これはもうなんて言っていいか、どう転んでも最悪ですね。ただ最悪の種類が異なるだけで。。最後、弟はどうなったんでしょうかね、逃げ切れるとおも思えませんが。。時間軸を効果的に使った見ごたえのある映画でした。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-08-13 09:21:38) 14.《ネタバレ》 あの名高いルメット監督の遺作。ナゼこれを選んだのか?と疑問が浮かぶほど、暗く憂鬱で救い様のない物語。転落の「始まり」である兄貴役にホフマンを選んだのも何らかの意図が見え隠れする。ある種キャスティングの手堅さは名監督のなする技なのでしょうか。最後、息子を殺し父親は光の中に消えていく。重く、苦しい監督からのメッセージを我々は理解する必要があるのかもしれません。でもなぁ、これは暗く憂鬱過ぎるよ。というか越えてはいけない一線を越えてしまっている、、、。つらく悲しい映画でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-23 21:03:17) 13.個人的には、それほど陰鬱には感じませんでした。たしかに、ある事件をきっかけに登場人物が次々とダークサイドに落ちていくという負の連鎖を描いた作品ではありますが… テンポよく進むストーリーと程よく散りばめられたコミカルなシーンとのバランスが絶妙なので、見続けるのが辛くなったり観終わった後の後味が悪いということはないと思います。その辺りのスマートさは、さすが巨匠ルメットといったところでしょうか。 私が好きなキャラクターは最初から最後まで悲しくなる程に情けない弟ハンクなのですが、どうにもこうにもイーサン・ホークがハマりすぎていて複雑な気分になりました(笑) 好き嫌いは別れるかも知れませんが、とりあえず観てみて欲しい!そんな映画です。 【ヤツ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-29 01:35:45) 12.《ネタバレ》 「十二人の怒れる男」からちょうど50年、シドニー・ルメット監督最後の映画にふさわしい力作だと思う。亡くなられてちょうど1年、謹んで哀悼の意を献げたい。社会派監督としての偉業は、映画ファンにとって決して忘れることはできないだろう。 この映画は最初に問題の強盗事件を示し、その後時間軸を前後に少しずつ変えながら事件に関わった人たちの有様を描いていく。それゆえ、まったくといって目が離せない。それで不明瞭だった部分が少しずつ明らかになり、つながっていく、実に巧みな手法だ。 アンディとハンクの金に困った状況、アンディの妻とハンクの不倫関係、そして安易な強盗計画・・・。計画が失敗し、次々と起こってくるトラブルと不幸、最後は・・・。ずっしりと重い、重すぎる。 ところでこの映画、テレビで見たときは気づかなかったが、DVDで見ると冒頭の2分は昔だったら映倫カットでは? 【ESPERANZA】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-30 15:51:25) 11.《ネタバレ》 ダメダメ兄弟の堕落模様。ありがちなパターンであったが最後の病院での父親と兄のシーンにはビックリ!人生最後の子供のしつけってとこか。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-22 18:08:07) 10.兄弟の共犯関係を描いたシリアスドラマと言う設定が、最近観た「夢と犯罪」に酷似していた。どちらも面白かったが、こちらの方が犯した罪がよりエグく、兄貴の狂いっぷりも相当なので好みだった。ユアン・マクレガーが兄貴役の「夢と犯罪」はわりと等身大の話。それに対して、こっちはフィリップ・シーモア・ホフマンの粘着質で屈折したブッ飛び方が全開で、ストーリーも壮絶な展開を見せる。こっちのほうが実際にはありそうもないけど、映画としては面白かった。脇を固めるアルバート・フィニーやイーサン・ホークもさすがの演技。でも一番凄いのは80歳を越えてこれを撮るルメット御大か。 あと、最後に付け加えるとこの邦題はちょっとしっくり来ないと思う。僕が代わりに考えた邦題はこちら。「兄と弟の犯罪」。うーん、これもイマイチ。何か、ないですか? 【枕流】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-06-05 17:34:53) 9.凝った構成の割には話がわかりやすくて良かったと思います。 【K】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-11 13:26:11) 8.《ネタバレ》 邦題が嫌。時間の前後も気にならずすっきりまとまっているので見やすい。カエルの子はカエル、か。父親も若いときは宝石強盗、そして最後は人殺し。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-22 22:44:47) 7.《ネタバレ》 この手の時間シャッフルものの趣向も珍しくなくなったが、でもやっぱり面白い。なんか映画ならではの面白さに根差しているようなのだ。舞台での芝居も映画も、客が座席に座って出来事を眺めるという点では同じなのに、芝居ではまず時間が順に進んでいくのに対し、映画は平気で逆に戻ったりあっちこっちする。不思議じゃないですか。時間を自由にあっちこっち出来るという発見が映画の文法をかなり豊かにしているはずだ。昔は回想は回想らしく画面をゆらゆらさせて入っていくというような決まりがあったが、もうそれも必要なくなり、こうキビキビとシャッフルそのものを楽しめるようになった。一度あったことが主観を替えて再び現われると、どうしてあんなにワクワクするのだろう。映画の秘密と関わっている気がする。それとこの映画のもう一つの手柄はフィリップ・シーモア・ホフマン。鈍感そうな外観とナイーブな内面の取り合わせの魅力なのか。上機嫌に弟に強盗話を持ちかけるあたりは、この人ならでは。このチグハグさがこの人が演じると納得いくんだな。『M:i:Ⅲ』のように完全な悪役になってしまうとあんまり面白くない。今回のように大物ぶりとナーバスさが同居している役だと、その大物ぶりのウツロさがひときわ生きて、いいのだ。この人のことを最初にノートに記録したのは『ブギー・ナイツ』だった。「小デブは『ビッグ・リボウスキ』の秘書か。いいな」となっている。やはり軽く生きているようでいて、自殺してしまう役だったと思う。 【なんのかんの】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-11-20 12:07:06) 6.時間を遡り巻き戻すシーンの多用と凝っていて、そこはおもしろかったのですが、話が如何せん暗く重くズッシリとくる内容。兄弟の破滅ぶりも然ることながら、父親が事件の発端に気付いた瞬間の形相に、恐ろしい悲劇を感じました。あの闇屋がそう効くのかという…。家族間にあった、屈折した積み重なった思いが、さらに事件を複雑にさせる。女達は蚊帳の外。身内の男に滅ぼされ、自らも堕ちていく様に、何ともいえない気持ちになりました。巧い作品ではあるし、出演者も流石の演技とは思うけど、もう一度観たいか?と言われればちょっと考えるかな…。 【泳ぐたい焼き】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-24 19:30:30) 5.《ネタバレ》 哀れな話だ。多少の金では心の穴を埋められないというのがよく解る。ハンソン一家をここまで黒々と塗りたくった闇は、ガチャガチャと変わる時間軸よりもずっと前に生まれたんだろう。あえてそこを突かずに冷え切った空気を伝えたところに感心する。お父さんの車のガタガタなバンパーが哀愁を引きずっていてたまらなかった。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-10 12:20:28) 4.ストーリーは特別に面白いとか、ここが印象的だったということはありませんが、時間系列とその並べ方に一工夫があります。そして何よりも、主要キャスト4人の演技が、ものすごい緊張感と重厚感を醸し出しています。久々に見応えを感じました。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-20 23:51:01) 3.《ネタバレ》 いやはや、なんと鬱な内容なんでしょう。これだけの高齢で、こんなにダークな作品を作っちゃうシドニー・ルメット。一体どんな裏事情があるのか知りたいものです。うまく言えませんが、運命というものと、そこから逃れようともがいても、あり地獄の様に引っ張られていく、そんな人生の残酷さをそのまま描いたような、そんな作品。それにしてもイーサン・ホークは、こういうどうしようもない役回りが本当にうまい。二枚目なのに、ダメ男を演じたら右に出る者はいない。フィリップ・シーモア・ホフマンも勿論うまい。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-10 22:52:53) 2.ルメット監督といえば、社会派モノや戯曲の映画化を多くてがけているが、この作品は今までのルメットとちょっと違うと思った。「ウイズ」や「グロリア」のような作品にも、ちょっと社会派のスパイスを効かせていたが、この作品はそれがない。ただ、金が人生を誤らせるという点くらいだ。しかし、新しい試みもしている。タランティーノのような演出をしたり、映画ならではの場面変えに新しい試みをしている。老いても、まだまだやれると言った感じで、この監督、ホントすごい。尊敬します。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-06 13:29:39) 1.シドニー・ルメットの最高傑作と言ってしまおう。時間を遡ってある時点から別の視点でリスタートする。別の視点で見せることで謎めいた物語を徐々に露にしてゆくというのはよくあるが、これはこれからの展開以上にそれぞれの過去までも露にしてしまう。何故そんなことになってしまうのかだけじゃなく、何故そんなことをするのかが解かってくる。しかも説明なしに。最後には全ての人物の行動や成り行きを何もかも納得させてしまう。完璧なシナリオにまず脱帽。イーサン・ホークのダメ弟が少しイライラさせてくれるのだがこのイライラが頂点に達するまえに時間が逆回転するもんだから、あまり不快感を覚えることもない。むしろこのダメ弟のダメ弟ぶりが、また顔だけが男前ぶりまでもがこの坂道を転がるように落ちてゆく物語に説得力を与えていることが判明したときは脱帽したうえに頭を深々と下げざるを得ない状態となること必至。全くもって天晴れ。そしてこの洗練された語り口。老人の作る映画じゃない。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-03 14:47:32)
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