みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
27.《ネタバレ》 ハーヴェイ・カイテル演ずる、煙草屋の親爺、オーギー・レンのキャラクターが大好きです。胡散臭いけど、有り得ないくらいピュア。ラストの、「どこまで本当か解らない」オーギー・レンの打ち明け話のように、映画全体が、苦いけれど優しいおとぎ話のよう。大切なのは「全部事実かどうか」なんて事じゃない。クリスマスの話のあと、どこまで事実かなど二の次で、嬉しそうに笑い出す男ふたりの笑顔。文字通り、心地よい煙に包まれているような、不思議な余韻が残る映画です。 【i-loop】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-06-20 08:45:25)(良:3票) 26.《ネタバレ》 10年以上毎日同じ時間同じ場所を写真で取り続けるタバコ屋の主人を中心に 妻を亡くし創作意欲を失った小説家、 生き別れの父を探して偽名を使い各地を転々とする青年。 彼らのドラマが語られる。 主人公同士で絡みがあるとはいえ3つのエピソードのオムニバス的作品。 どの話も大きな起伏がある訳ではないがドラマがあり良かった。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-05 16:03:27) 25.嘘つきで、奇形で、かっこいい。いびつで、不細工で、居心地いい。伊坂幸太郎が好きそうな映画だ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-04-21 16:06:52) 24.《ネタバレ》 ストーリーに一本の太い幹があるわけではなく、幾つかのエピソードによってできたオムニバス形式の映画。 起承転結のはっきりした盛り上がりのある映画ではないので、ちょっと苦手なタイプ。 でも、人間が立体的に描かれて体温を感じるような映画になっている。 人間はウソをつかずには生きていけない生き物だ。 ちょっとした見栄でついついてしまうものや、相手を思いやってのものなど、種類はさまざま。 ウソがキーワードになっていて、人と人とが触れ合いぶつかる中で、裏側にある隠れたものが見えるたびに、その人の人生が感じられる。 ブルックリン版「人間交差点」のよう。 ラストのオーギーとポールの会話は、言葉の裏にあるものが深くて、最初は意味が汲み取れなかった。 お婆さんとオーギーがお互いウソだとわかっていながらの交流は、温かくてほろ苦くてなんだか胸に迫る。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-07-06 22:52:52) 23.《ネタバレ》 嘘をつき通すというのは実は結構しんどい、孤独な重みがある。嘘を共有してくれるというのは、真実を明かすのと同じく、その重みを煙のように昇華してくれる。嘘をつくのが上手い人は嘘を見分けるのも上手い。ジャンキーの娘の虚勢を張った嘘もオーギーにはお見通しだった。なんと優しい映画だろうか。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-03-15 01:11:11) 22.ポール・オースター書き下ろしの脚色だけあって、なんと言うか良い意味で小説っぽい映画ですな。それはオーギーはじめ登場人物が、それぞれ丁寧に性格付けされているせいでしょう。NY版下町人情噺というのがピッタリの佳作です。邦画だったら『釣りバカ日誌』みたにシリーズ化させちゃうんだろうな、きっと(『ブルー・イン・ザ・フェイス』はありますけど)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-06-26 00:55:03) 21.《ネタバレ》 なんてことない話、起伏があるわけでもなく、淡々といろいろなエピソードが続いていく。しかし見ていてあっという間に時間だけはたってしまう魔術。 見終わって心がきれいになったような気がした。なんでだろう。そんな感じの映画。 【θ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-03 01:38:42) 20.煙草の煙が染みこんだようなハーヴェイカイテル老練の演技がしみじみと香ってくる。難点は一つ一つのエピソードが全体にからんでこず、どうも小ネタの単発のように見えてしまうところ。ただ逆に一つ一つのエピソードの質は高く、ポール・オースターの力量を感じます。彼の小説が好きなら大丈夫。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-25 19:26:47) 19.派手さはないがものすごく引きつけられる。出てくる人物が皆あたたかくて、とても心が癒された。 【茶畑】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-05-04 21:34:47) 18.渋いおじさまたちの渋く地味な映画ですが、会話がこじゃれていて、ほとんど会話だけで見せる映画になっていますが、退屈さは感じません。それぞれのキャラクターもしっかりしていて深みがあります。大人向けの美しい映画ですね。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-26 14:14:41) 17.お手頃サイズというか、それこそ煙草のように「ちょいと一服」的に観て心を癒す、入り込みやすい映画だった。ちょっと綺麗すぎる感もありますが。 【丹羽飄逸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-01 17:46:00) 16.この映画、一般的にとても評判いいのに、世の喫煙に対するイメージはどんどん悪くなっていくばかりですね…。なんでだろう?画面からは「匂い・臭い」や「煙たさ」が感じられないからか…。もうちょっとスマートに吸えたら、ちょっとはもりかえすかもしれませんが。さて、本題。この映画には、さりげなく何気ないように、日常の中にいろんな事件がちりばめられています。事件といっても当人にはとても大きなことのはずなのに、実はたいしたことないんじゃないかという大きな気持ちにさせてくれるのです。おじさんの何事にも動じないところに安心感があるのかもしれません。そして、タバコとカメラという、少し前のレトロな感じもいいのでしょう。スピードがゆったりで、そこには人と人とのつながりが(あやふやなものではなく)確固とした形となって現れる。そして何事も継続することの力と、人を思いやれることの素晴らしさ。今の時代、いろんなものがあふれて、いろんな選択肢があって、いろんな娯楽がある。ひとつのことを阿呆のように続けていくことの凄さと難しさ、そしてなにげないことこそが庶民の素晴らしい力だったりするわけで。何でも発受信できて、モノや情報に囲まれている今の暮らしにはない(かといってその生活に戻るのはとても勇気がいる)、おとぎ話が描かれていました。 【元みかん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-25 13:36:27) 15.《ネタバレ》 最初に見たときは、やたら緩いテンポとシークエンスごとの一様な長さに面食らったのですが、実はその緩さこそがこの作品のミソだったのですね。忙しいばかりのようなNYの一角にもこのような空間が確保されているという描写が新鮮です。ハーヴェイ・カイテルとウィリアム・ハートも、この作品世界にぴたり合っています。●再見して気づいた点。カメラがほとんど動かない。それはそのまま、都会の片隅で街角の人々を見続けてきた主人公の視点そのものでもある。親子対面の哀しくも妙に可笑しい一幕の後、全員で当たり前のようにしれっとピクニックに行っているのが、さらに可笑しい。全体のトーンとして、「わびさび」という言葉がこれほど似合う映画も珍しいと思う。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-31 14:01:30) 14.いい映画と面白い映画は違いますよね?大きな起承転結もなく、ただ淡々と時間が過ぎて行きます。でも観ていて心地いい!そんな映画です。 【レッドホーク】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-13 01:10:07) 13.《ネタバレ》 最後、ハーベイ・カイテルが真剣に話しすぎてません? 私はウンウンと納得。なのにウィリアム・ハートさん、なんで軽く流すの?と思っていたらあのモノクロ・・。というわけで、未熟な私は一番盛り上がるとこでスカ食らってしまいました。残念。もっと大人になってから(いつよ?)出直します。 【かーすけ】さん 7点(2005-02-05 21:00:16) 12.古き良きアメリカって感じでした。作品全体の雰囲気はとても好きです。 【ぷー太。】さん 7点(2004-04-02 23:29:13) 11.それまでは何ともなかったのに、ラスト、エンドロール時の“あれ”で涙が溢れてきた。余計だ、という意見はよく分かるけども、まあオマケ的に付け加えてる感じだし良いのではないでしょうか。全体的に平坦な展開で進んでいく映画ですが、それがいいのでしょうね。新聞の片隅にある”ちょっといい話”を集めて群像劇にした、という感じ(←もちろんいい意味で言ってます)。使い古された言葉ですが、人って何て温かいんだろう、人と人の付き合いって何て素敵なんだろうって思わせてくれる1本ではあります。 【nothing-to-lose】さん 7点(2004-03-11 12:05:57) 10.評価の高い本作..感動ー!とはいかなかったが、なかなか味のある作品でした..いろんな人生があり、いろんな事が起きるんだ、人生は..って思ったりしました.. “その時何をするか” で、その人の価値、人生が決まるんでしょうね~.. 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-01-21 12:35:09) 9.淡々と描かれるオムニバス的な群像劇が味わい深い。ハーヴェイ・カイテル、ウィリアム・ハートらの抑えた演技が印象に残る。特に最期のエピソードでハーヴェイ・カイテルが語るシーンには派手さはないが、非常に濃厚な感慨深さを感じる。 【鉄腕麗人】さん 7点(2003-12-17 13:58:57) 8.最後のエピソードでハーヴェイ・カイテルが語るシーンはとても味わい深く、心に残る。それぞれのエピソードは決して劇的なわけではないが抑えた演技と演出で静かに感動させてくれる。 【スマイル・ペコ】さん 7点(2003-06-06 02:17:43)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS