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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(7点検索)】
5.《ネタバレ》 本作を観終えたとき、原作を読み終えたときと同じように心がざわついていた。悪くないと思う。少なくとも、キャラの性格を読み違えていたとしか思えないドラマよりは原作の味わいを享受できる。しかし、どうにも納得できないことがある。映画は原作とは離れて評価されるべきではあるが、私の原作解釈との違いに言及させてください。以下、ネタバレしますのでご注意。言いたいのは、原作を読んで感じた雪穂と亮司の関係に対して本作の解釈が随分と違うこと。原作には描かれない二人のコミュニケーションをモールス信号にしたのは映画なりの工夫だったが、それによって伝えられるのは雪穂が痛めつけたい相手の名前のみ。まるで亮司を犯罪マシーンとして扱うためのアレンジである。その流れのまま亮司は自殺する。犯してきた罪への呵責であろう。とてもわかり易いのだが、少なくとも原作では雪穂が自身の野望のためだけに亮司を利用していたとは思えない。原作には、亮司が雪穂をサポートするための準備を周到に進める描写がある。殺人と強姦だけではなく複雑な内容も含まれる。コミュニケーションの方法は示されないが、二人は密に情報を交換し、二人で計画を練り、二人で実行してきたはずなのである。亮司は事故死するが、事故さえなければその関係が終わるような空気も無かった。被害者の息子と容疑者の娘として表立って接触できない二人の関係を読み解くヒントは雪穂の「私には太陽に代わるものがあった」という言葉だけであるが、それが本作のような関係だったとはどうしても思えない。解りやすい映画にはなったが、個人的にはテーマに連なる最も大切な部分に安直な回答を嵌めたように思える。「太陽に代わるもの」と捕らえていたのは亮司も同じ。明かされないコミュニケーションの中で、目の前にある障害の排除以外に二人が何を話していたのかは想像するしかない。二人はどこかへ行き着くために犯罪を重ねていたと私は思う。二人で太陽の下に出られる場所を捜していたと思いたい。原作には白夜行の行き先を想像させられたが、本作の白夜行には目的地がありません。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-07 21:05:37)(良:2票)
4.《ネタバレ》 時間の関係からカットされた部分の選択も見事なところで、原作に近い味わいだったと思います。個人的には(比較をしてもしょうがないですが)ドラマ版よりはこちら、です。 堀北真希、高良健吾の活躍はもちろん(あ、船越英一郎さんも)ですが、川島江利子を演じた緑友利恵、そして栗原典子の粟田麗。このふたりの存在が、よりこの映画を『白夜行』にしてくれたのだと思います。内容としても、映画化ものとしても、満足の7点。栗原典子がワインを飲むシーンの全編(バックで笹垣毒殺未遂のニュースが流れているところから)に、心の2点を差し上げます。 【まつもとしんや】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-04-28 17:34:58)(良:1票)
3.原作にほぼ忠実に、子供から学生、大人へと順序だてて話を進め真相に迫る。 時間的制約がある中で2人の内面を描かず客観的に捉えており、韓国版より優れている。 【TERU】さん [インターネット(邦画)] 7点(2023-01-12 22:18:15)
2.原作既読後の鑑賞で情景説明や心理描写に粗さを感じますが、先入観でイメージを作って見てしまうので原作とほとんど同じ満足感か得られました。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-27 21:31:30)
1.原作既読だったが細かい内容は忘れていたので映画を見ながら思い出していった。東野圭吾の物語は犯人の犯行理由が切ないものが多いね。この物語はその典型。でもついつい物語に引き込まれていってしまう。 【ぺん】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-14 22:49:11)
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【点数情報】
Review人数 |
40人 |
平均点数 |
5.45点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 2.50% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 2 | 5.00% |
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4 | 7 | 17.50% |
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5 | 8 | 20.00% |
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6 | 14 | 35.00% |
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7 | 5 | 12.50% |
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8 | 3 | 7.50% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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