みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
21.《ネタバレ》 人類の起源を探る…が余計な大風呂敷だろう。予告ゆえの先入観が返って邪魔をする。 他の人も書いているが、単に「エイリアン誕生」でいいのに。 そう思った方が素直に楽しめる。太古の地球で自爆テロ的にDNAを撒く白マッチョ。 あの人、宇宙人(人類祖先)が造ったアンドロイドって事なんじゃないの?。 宇宙人本人が「地球って星に知的生物を発生させてみようぜ」という科学的試みの為に、 わざわざ遠方の星まで来て命を投げ出すだろうか。NASAの火星探査車と同じで、 「お前、ちょっと行って撒いて来いよ」とプログラミングするだろう。 長期冬眠装置から出て来た途端、会話も無しに暴れ出す。白くてデカいだけで賢くない。 そもそも何も発言しない。あれがアンドロイドなら、まあ仕方ない。 じーさんとロボットの「無駄でしたね」の会話が皮肉たっぷりで良い。 女性主人公が「きっと地球に行くつもりだわ、きっと人類を滅ぼすつもりだわ、 きっと大変な事に…きゃー」とか言ううちに、特攻決定。マジで?。 さて、黒オイルって入り込んだ生命体の遺伝子をイジって環境に適応するらしい。 男に入って女に入って白いタコになって、白マッチョに入って、 そんでベビーエイリアン誕生。解せねえな…。 全自動手術室に、あんなにタコが巨大化する栄養素は無いと思うのだが。 あの星は、究極生命体(黒オイル)を造ってみた実験場・保管庫なのでは?。 セロンとベビーエイリアンが、なんとも美しい映画だった。 【じょるる】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-09-02 00:51:34)(良:1票) (笑:1票) 20.《ネタバレ》 IMAX3Dにて鑑賞。初挑戦ながらリドリー・スコットは見事に3D技術を使いこなしており、3D料金を払う価値のある映像に仕上がっています。この辺りの柔軟性、技術に対する積極性は、さすが巨匠といったところです。。。 本編もまた、良くも悪くもリドリー・スコットの映画でした。とにかく映像美は完璧で、VFXの使い方も完璧。『アベンジャーズ』でコテコテのCGを観た直後だっただけに(あれはあれで楽しいのですが)、ロケーションとVFXが違和感なく融合し、あたかもそこに存在するかのような映像のリアリティには驚かされました。『ブレードランナー』以来30年ぶりのSF映画ですが、この監督のセンスはまったく衰えていません。その一方で、脚本はかなり適当。『エイリアン』の登場人物が7人だったのに対して本作の登場人物は17人に増やされているのですが、不要な人間が何人もいます。特に要らないのが科学者グループで、専門性を発揮することもなくただワァワァ騒いでいるだけ。肝心の研究・調査は同行したロボットがたった一人で進めているという有様であり、これならば科学者グループを丸ごと切ってしまい、代わりにプロメテウス号の操縦クルーを主人公にしてしまった方が映画全体のまとまりが良かったように思います。創造主に会えば寿命を延ばしてもらえると思ったウェイランド社長や、せっかく育てた人類文明を滅ぼそうと考えたエンジニアの行動原理は理解不能であり、これらについてはより突っ込んだ説明が必要だったように思います。製作スケジュールに余裕がなかったためか、スコットは映像表現に全精力を注いで物語は二の次・三の次としているようです。ジェームズ・キャメロンのような完璧主義者とは違い、ある程度のところで割り切ってしまう適当さがスコットらしいと言えます。。。 人類の起源とエイリアンを結び付けようとするそもそものアプローチが、個人的には好きではありません。「出会ってはならない二つの種族が出会ってしまったことによる悲劇」というオリジナルシリーズのアプローチの方がしっくりきます。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-26 01:28:24)(良:2票) 19.《ネタバレ》 いくら科学が発達しても、人間はもろいですね。精神的には発達しなさそうです。好奇心の強さに負けて大事な物を失ったり。ありがちです。宇宙には、人類が未だ知らない想像を絶する生物がいるかもしれませんね。 【VNTS】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-01-18 15:25:53)(良:1票) 18.《ネタバレ》 エイリアンの前のお話だったとはね~。もう、エイリアンの呪縛から、いい加減ハリウッドは卒業すべきでは?と思いつつ、大好きな映画なので、じつは期待している自分がいる。だから、作るんだろーね。エイリアンに出てきた、巨大な宇宙人の化石の謎を追うという、今までのエイリアンシリーズとは違った視点がいい。僕も、昔からずっとそっちの話を広げてほしかったから、よーやく夢がかないましたよ。ところが、中身は、エイリアンのリメイク的なストーリーで、ちょっと残念。もっと、新鮮で斬新なストーリーを期待していただけに。似てる話をあえて展開してエイリアンファンを喜ばせたかったんかな~。それに謎がこの映画だけでは、完全に解明されてなく、見た人の解釈にゆだねる的な演出が、なんかモヤモヤするとゆーか、まー、いーねんけど。エイリアンで出てきた星は、この星とは別な星みたいなので、同じような実験惑星がほかにもたくさんあるんかな~?あの企業は、宇宙人の化石を調べて、そのテクノロジーはある程度、ひそかに解明されていて、それでのし上がってきたんかな~?地球人をあの惑星に呼んだのは、神に近付く存在にまでなった地球人を確認し滅ぼす罠だったのか~?最初に出てきた宇宙人が地球人の祖先とするなら、彼とこの惑星のいきなり襲いかかってきた宇宙人との関係は?など色々、疑問はわくわけで、続編で、また二転三転するんでしょーな~。物語が最初から考えられてるわけじゃなく、後から、辻褄を合わせる作りが好きやからね~、みんな。基本的には楽しめたので、この点数。僕は、やっぱ、好きなんでしょーねー、こーゆう映画が。 一番インパクトがあって新鮮だったのは、やはり自己帝王切開シーンか。怖すぎて痛すぎ、そしてエグイ。基本的に映画「エイリアン」好き以外は、見なくていい映画です。 【なにわ君】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-01-02 11:34:58)(笑:1票) 17.《ネタバレ》 前夜、十数年ぶりに1972年公開の「エイリアン」第一作目を鑑賞し直した。 改めて見直してみて、30年以上前の作品とは思えない映像世界のスタイリッシュさと何度観ても揺らがない恐怖感におののくと共に、秘められた「伏線」に気づき、よくもまあ30年間もその伏線の回収を放っておいたなと思えた。 そうして満を持しての最新作の鑑賞。 結論から言うと、30年前の伏線の解明は成されている。 しかし、更に新たな謎が幾つも生み出され、それらが放り出されたまま映画は終わってしまった。 全編通して荘厳な映像世界に感嘆する一方で、この映画そのものの完成度という面においては、大巨匠の神通力の低下を疑わざるを得なかったというのが正直なところだ。 製作上において、何か致命的な失敗があったとしか思えないほどに、映画を振り返ってみると、登場人物の言動からあらゆる設定に至るまで説明が成されていない部分があまりに多く、「穴」だらけに見える。 観賞後しばらくは不満と満足の狭間で困惑してしまった。 しかし、「続編」が既に決定しているとの情報を得て、その困惑はすぐに一転する。 詰まるところ、部分的な満足感も全体的な不満感もすべては一介のCMクリエーターから現在の地位までのし上がった巨匠の強かさによるものなのだろう。 プロモーションにおいて、敢えて“エイリアン”というキーワードを極力避けながら、歴史的大傑作の“パート0”を新たに生み出すことで、「謎の解明」という新たな「謎」を描き出す。 そうすることで、過去作への注目を効果的に高め、更なる「続編」への期待感を増幅させる。 ハリウッドの第一線を年齢と逆行するように精力的に突っ走る“現役巨匠”の目論見はまさにそういうことだったのではなかろうか。 当然、「続編」の公開前には、この監督の“得意技”とも言える「ディレクターズカット版」もリリースされることだろう。この映画のあからさまな穴あき具合から、未公開の映像が山のようにあることは容易に想像できる。 映画としての完成度は決して高くない。でも映画世界に対しての興味と期待感は更に深まる。 今回は取り敢えず巨匠の衰えない強かさを感じつつ、ひたすらに続編を待つとしよう。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-26 22:46:19)(良:1票) 16.《ネタバレ》 「面白いSFだから」と知人に進められて全く事前情報なく鑑賞。 先入観なく見ると、途中までは「人類を創った神に会いにいくのかなぁ」と、なんだかロマンのある話。 ところが、途中から、大変な展開になりグロくなり、「なんだかエイリアンに似ているなぁ・・・」という流れで、やはり最後に、口のなかから口が・・・なるほど、これがほんまのエイリアンライジングかぁ。 ホーキング博士が言ったように、宇宙生物とのコンタクトは危険がいっぱい! 【チェブ大王】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-03-08 08:21:19) 15.《ネタバレ》 自らの手を離れた『エイリアン』シリーズが行き着くところまで行ってしまったので、原点と言うかマイナス点にまで戻って『エイリアン』を再構築したいわけですね、リドリー・スコットは。過去の『エイリアン』は暗い宇宙空間が主な舞台だったので、今度は地球型の惑星での探検物語にして荒々しい風景をリドリー・スコットの持ち味である映像美で見せてくれたところは良かったと思いますよ。ほんと冒頭の大滝のシーンといい、どこでロケしてきたんだろうと感嘆してしまいました。もっともいきなり宇宙人が出てくるこのシーンはけっこう謎なんですけど、この場所は宇宙人たちの母星なんじゃないでしょうか。ラストを観ればよく判りますが、スコットは続編を撮る気満々みたいですよね。とくにデヴィッドの謎めいた行動に次作への伏線を散りばめられているみたいです。リプリーに代わってノオミ・ラパスのエリザベス・ショウが強力なヒロインとなるんでしょうね。 一応あのクロワッサン型宇宙船の墜落で『エイリアン』第一作への橋渡しをしたつもりみたいですが、考えれば辻褄が合わないところも有ります。あの宇宙人ですが確かに大男と言ってよいガタイですけど、一作目で発見される死骸はどう見ても体長5メートルはあり比べるとだいぶ小さいと思うんです。そして彼は操縦席に座った姿で死んだはずなのに、プロメテウス号になぜか現れてエイリアンの餌食になるのはおかしいと思うんですがね。 本作で銀河一のブラック企業ウェイランド社の社長がついに登場しますが、彼の言動が思いのほか小物なので笑ってしまいました。はるか彼方の惑星まで出張って来たのは「不死になりたい」からだったとは、お前は始皇帝かよ!それにあんなミイラみたいに醜く老化してるのに永遠に生きたいなんて図々しいにもほどがあります(笑)。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-18 21:59:15) 14.《ネタバレ》 不覚にもエイリアンシリーズの前日譚と知らずに、リドリー・スコット作品だということで無条件に鑑賞。 オープニング直後からの壮大な映像に心を奪われ、宇宙船の中の無機質で静謐な美しさに陶酔していたら、あれ?スペースジョッキー?!およよ、これはエイリアンなのかい?と、そこから自分の中で全く違う映画にw ストーリー的に突っ込みどころがあるのは否定できないが、一枚の秀逸な絵画のような美しさにあふれる映像の数々を堪能しました。 エンジニアの存在やデヴィットの目的、なによりエイリアン創造の意図など、謎だらけのストーリー。ぜひ、そのあたりに踏み込んだ続編を見てみたいなー 【こっちゃん】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-12-14 22:02:17) 13.《ネタバレ》 人類の起源の謎に迫った壮大なSF大作を期待した人にとっては拍子抜けしてしまった方も多いようですね。冒頭の宇宙人の謎の行動は?あの液体の正体は?など伏線を大量に仕込んでおいてまったく回収しないというトンデモ映画ですが、最後にエイリアンが出て来てくれただけで満足です。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-04-16 13:00:59) 12.《ネタバレ》 映像は圧巻の出来。ひたすら美しい。ただ、ブルーレイの特典映像を見ていると、「テンポが悪くなるから削ったよ」とかコメントされている部分が非常に重要なシーンを含んでいたりして、編集の無能さに萎える。 【馬】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-12-05 06:56:34) 11.《ネタバレ》 最後のほう、怪獣映画になってたな。 【わんたん】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-03-24 22:35:56) 10.正直よくわからんかったが、無駄に壮大な映像と、変に気持ち悪いシーンが楽しかった。 人類の起源がどうのこうのって、化物に襲われたらそれどころじゃない。 もはや巨匠と言われるリドリー・スコットが、原点回帰して、金かけたモンスター映画をとってくれるってのは嬉しいね。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-10-17 22:44:28) 9.《ネタバレ》 ツッコミどころはたくさんありますが、観る者を引き付け、 ハラハラドキドキです。 自動手術装置はすごいですね。外科医は要りませんね。 あのシーンだけは手に汗を握って久しぶりに歯医者に行った感じでした。 あと洞窟の最初に使った赤いボールみたいなやつ。隅々まで勝手に行って 形状を調べる装置。 この機械も感動でした。 個人的に気になったのだけど、シャリーズセロンとあの黒人船長は やっちゃったのかな。誰か教えてくれーー 【キャメル】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-09-14 15:23:08) 8.《ネタバレ》 人類の起源云々は余り意識せずエイリアンZEROのイメージで2Dにて鑑賞。ゴールドスミスの初代テーマ曲も耳にすることができて退館後の満足感はありました。今回の宇宙船クルーには規範と合理性に満ちたメンバーで、初の地球外生命体とのコンタクトにも慎重で危険予測及び回避行動にもすぐれていて欲しかったです。例え船長でも危険回避の為に乗船を許さなかったリプリーの様にクールでいて欲しかった。テーマ的には随所に子の親殺し、親の子殺しと過酷なる競争社会が私には見え隠れしていました。成長発展の為により強いものへと寄生し踏み台とし、容赦なく宿主をも食い尽くす。進化を追求し失敗作だと判断するとコレまた容赦なく潰しにかかる…。この繰り返しでわが人類も進化して滅んでいくのでしょうな。エイリアン君には、井上陽水の「夢の中へ」を捧げます♪ 【睡魔】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-09-11 21:38:24) 7.《ネタバレ》 リドリー・スコットの30年ぶりのSF映画(しかも「エイリアン0」)。 どうかなぁ。 エイリアンと人類の起源を一本にというのは、贅沢とも欲ばりともとれる企画。 「エイリアン」がB級SFを映像と演出によって傑作に仕立てあげた作品なのを考えると、この壮大な逸話はいかにも後づけの感。 「2001年 宇宙の旅」もお好き(映像センスはあっても、キューブリックのような異才・鬼才とはちがってよくも悪くもノーマルな人だと思うので、ちょっとムリしてる感がなくもない)なので、あまり情報は入れずにミステリアスにしたいのだとは察しつつ、キャラクターの行動原理が不可解なのでフラストレーションがたまっても当然。 それに秘密が明かされると、スペース・ジョッキーのように神秘性は失われてしまうものですしね。 「エイリアン」のグロを見せるのは最小限だった編集に比べるとこれでもかってほどグロテスクで、そのあたりのセンスは退行してるのかと。 エレガンスも希薄になったし、(ゴールドスミスのワンフレーズ以外)音楽も普通。 でも鑑賞中は「気持ちわるう! 1回でいいっ」だったのが、再見したくなるような魔力を秘めてるのも事実で、リピーターを生むスコットSFは健在? メインの3人は今年他の映画でも見たキャスト、リプリーに似たキャラのエリザベス(ノオミ・ラパス、一番ドキドキなのは彼女の手術シーン)が、ファースト・チョイスのシャーリーズ・セロン(ヴィッカーズ)だったらまた全然ちがったはず、デヴィッド(マイケル・ファスベンダー)は、彼が見ている「アラビアのロレンス」のオトゥールによく似たアンドロイド、アッシュよりHALに近い。 続編もあるようですが、弟トニーを亡くしたばかりで気落ちしてるだろうとか、一緒にやっていた制作会社スコット・フリーはどうなるのかとか考えると、何年も先になりそうです。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-09-09 07:00:02) 6.《ネタバレ》 『エイリアン』シリーズとは別のシリーズだと聞いていたのだが、結局の所、前日譚じゃん。いや、まぁ、エイリアンファンとしては文句はないがw エイリアンの謎がある程度解き明かされてはいるが、新たな謎もでてきており、このまま終わりじゃないですよね。リドリー・スコット監督? どこかで観たような展開もあり、次作(または、ディレクターズカット版か)で全ての謎が解き明かされることを期待して7点を付けたいと思う。 シガニー・ウィーバーを彷彿させるノアミ・ラパスの強さ、凛としたシャーリーズ・セロンの綺麗さが良いね。 本作とは関係ないけど、リドリー・スコット監督の弟のトニー・スコット監督が先日(2012/8/19)亡くなられたようですね。ご冥福を。 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-27 01:18:21) 5.《ネタバレ》 確か企画段階では『エイリアン』のリメイクという話がでていたと思うが、蓋を開けてみれば、今流行りのエピソード0的な内容だった。しかし、『エイリアン』の焼き直しとしても観ることができ、79年当時では技術的に映像化不可能だった部分も改善されている。犠牲者の腹を突き破るチェストバスターのシーンは手術ロボットの帝王切開シーンに置換され、本作での最も「痛い」見せ場になっている(レーザーで腹を切り開いてエイリアンの幼虫を無理矢理取り出した挙句、ホッチキスでバスバス傷口を縫い止める。あんなことして内臓が傷つかないか?)。人類の起源という話から始まり、唐突にエイリアンが出てくるのだから、予告編を観て『2001年宇宙の旅』のような内容を期待していた観客はビックリしただろう。ヒロインのノアミ・ラパスはシガーニー・ウィーバーの再来を思わせる熱演、シャーリーズ・セロンの美しいビッチ振り(コントのような死に方が最高)、ガイ・ピアースは終始老人メイクで誰か分からんよ!(てっきりエンジニアに若返らせてもらってご尊顔が拝めるものかと思いきや、あっさり殺られてるし!)結局エンジニアの行動原理が分からないので、中途半端な感じで終わってしまうが、この後、貨物船ノストロモ号が信号を探知してLV426に来るのかと思えば感慨深いものがある(でもその場合、『エイリアンVSプレデター』はなかったことになる?)。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-25 10:50:12) 4.《ネタバレ》 2001年宇宙の旅のHAL9000が出てきてびっくりした! そう、あいつこそHAL9000の変形である。 そう思うとあいつの謎の行動も理解できるはず。 感情のないはずのあいつがなにを求めていたかである。 そのようにいくつかの点においてエイリアンの前日譚というよりは 2001年宇宙の旅的な印象。テンポも。 生命とはなにか。老境にさしかかったリドリーの本音、心境かもしれない・・。 そして、謎がいっぱい、未消化という人がネットに多いが、 「なぜエンジニアは人間を作り人間を滅ぼそうとしたのか」というセリフと タイトルが「プロメテウス」もうこれだけで私は、謎の答え、もろバレだと思ったんですが(笑) ちゃんと答えをはっきり言わないとだめなんでしょうか、今の人は。 とはいうもののストーリー、脚本はいまいち躍動感に乏しく 音楽もいまいち心を騒がせてくれない。予告の悲鳴のようなBGMはいったいどこいっちゃったの? 特筆すべきは美術。 CGの進歩ではじめてギーガーの創造物がまともに動いたという感じ。 全く古臭くない。改めてギーガーのものすごさを思い知った。 プロメテウス2があるなら是非ちゃんとギーガーを参加させて欲しい。 3Dもすばらしい。 アバターにしろ、空間・奥行きの不連続感、歪み、目の疲れなどがあったが なんと大幅に改善されてる。 今のところ最強の3Dだろう。 見せドコロもすごい。3Dで見る未来3Dホログラフィック映像という二重構造には驚き。 絶対IMAXで見ることをオススメします! 【うさぎ】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-20 00:44:36) 3.《ネタバレ》 ぶっちゃけ娯楽作品として評価するならば失格の作品だとは思います。結論を言いますと脇のキャラクターの描き方が杜撰です。序盤ではビクビクしてるのにエイリアンの巣にまで進んじゃう2人(最初に襲われる人たち)や、終盤で急に男気見せて特攻かます船長の行動に全く納得できない。また会社を第一に考える嫌味な女がいますが彼女も悪役としてキチンと育てない。あれだけ利己的な行動をしているのだから脱出用ポッドに潜んでたフェイスハガーに殺されるんだろうなあと思っているとそんなことも無くまさかの圧死。そこは『エイリアン2』のバークみたく観客に「自分のことだけ考えてそれみたことか」と思わせないとダメじゃないの?ただアンドロイドのデイヴィッドの行動に関して文句言っている方がかなりいらっしゃいますが、彼は結局社長の命令で行動してますから乗組員に不利な行動をしていても不思議じゃないと思いますよ。それからこの映画の素晴らしい所はリドリー・スコットらしく圧倒的な映像美を見せてくれる点とエイリアン1作目の様にエイリアンを単なるモンスターとして描いていない点にあると思いました。勿論『エイリアン』を監督したのはリドリー・スコット自身なので当たり前なのですが。様々な場所で指摘されている通り『エイリアン』のテーマは望まれない性行為・妊娠・出産であり、口から入り込んだり、人間の体に卵を産み付けたり、いちいち生まれたての赤子の様にヌメッているエイリアンは全てこれらのメタファーです。リドリー・スコット以外の監督のエイリアンシリーズはアクション路線のテイストが強くなりこのテーマが上手く機能しているとは言えなかった。今回のプロメテウスはショウ博士のエイリアンの妊娠から出産まで全て見せ切る。小さいポッドの中でエイリアンの胎児を摘出する場面は生まれるべきでなかった生命のおぞましさ、気味の悪さを執拗に見せ付けており実にエイリアン本来の持つテーマが活きていた様に思います。その逆に宣伝文句でも盛んに使われている人類の起源について、なぜ人間は生き、死んでいくのかというような実存的な問いについてはやや薄味に感じました。話としてはキューブリックの『2001年宇宙の旅』の様な話にしたかったのでしょうがモンスターパニック映画としてのアクが強すぎてどうも乗り切れませんでした。何はともあれ続編で本格的にエイリアンが暴れるシーンが見れそうで楽しみです。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-19 00:37:01) 2.《ネタバレ》 「謎が一つ解けたら、二つ謎が増えた」感じで、結局消化不良気味になるストーリー。キャラクターも、少々魅力に乏しい。リドリー・スコットは「エイリアンVSプレデター」をあまり認めていないようですが、「プロメテウス」も内容的には対して変わらないプロットです。惜しいところは一杯ある映画です。しかし、どうしても嫌いになれない映画でもあります。エイリアンの前日譚、と聞いただけでロマンを感じます。前半中盤、痛い、キモイ、怖いの連続でハラハラドキドキ楽しめるし、世界観、美術も見応えがありました。「エイリアン1」と矛盾点があることは作り手が百も承知でやってるのは当然なので、その矛盾点もなんやかんやで想像力が働いて楽しめました。必要以上にハードルを上げるような宣伝もあまり良くなかったかも。「宇宙の最強生物王座決定戦!」くらいのノリで見てもいいんじゃないでしょ~か。最初は微生物だったのが、お互いが襲い合い寄生しあって、まるで振り子の振幅が増幅するように「完全生物」に近づいていく様は必見です。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-08-12 12:36:39)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS