みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
15.《ネタバレ》 「出来過ぎてる…。」主人公の台詞の通りコンゲームやサスペンスとして鑑賞すれば、成り立たないほど出来過ぎていますし稚拙なところも多々あったと思います。 しかし、カラスのお父さんがカラスの娘達やカラスの仲間の過去の傷を精算し、その過去に縛られて日陰の中にいる現状から脱却させ、まっとうな未来を彼等に送って貰いたい為に仕組んだ筋書きを、神様が余命いくばくもなく過去の過ちを改心した彼に奇跡として叶えてあげたと見れば(あまあまだが…)、コメディ-タッチのヒューマンホームドラマとして大いに楽しめました。 もし隙のない計画で小狡く詐欺を成功させていたら、カラス達への好意はかなり低くなっていたと思います。詐欺の様なコンゲームとヒューマンドラマを相反するテーマと考えると、前者を稚拙でかなり都合の良い展開にして表現する事で、最後まで主人公達への感情移入もしやすくなったと思います。 入川と河合姉妹が親子だと分かってから物語を振り返ると、みんなで一つ屋根の下で家族のように過ごした日々、チンピラ事務所でまひろが咄嗟に機転を利かせた嘘をホテルで「だってテツさんは父親くらいの歳だから…」などは何とも切なくなってしまいます。 また、最後に人の信用を食い物にする詐欺は最低の行為だ、武沢とは詐欺をしていなかったなどの設定も安っぽいですが、それらを入川に言わせた事で物語としては納得いくものになったと思います。 阿部寛さんの演技力は本当に安定していて上手でしたが、その他のメインの役者さんは場がしらける程に下手ではないにせよ、皆一様に上手くは無いように感じました。 村上ショージさんの抑揚のない台詞回しや、ぎこちない所作は「アジがある」、「へたうま」等のレベルでもないと思いましたが、あの役を彼が演じる事によって作品の価値や物語の説得力が数段上がったと私は思います。お笑い芸人の彼の大ファンであることを差し引いても、彼自身が持っている物事に対する誠実さの様なものが、この映画自体の大きなプラスのウエイトになっていたと思います。 逆の意味で言うと出てきてすぐに「あっ、この人は絶対にいい人ではない!」と思わせるユースケ・サンタマリアさんの彼自身が絶対に持っているであろう不誠実さも分かり易すくて良かったです(ごめんなさい)。 「カラス」ではなく「親指」をテーマにして見ると色々許せてしまう映画でした。 【しってるねこのち】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-08 16:38:16)(良:2票) 14.《ネタバレ》 村上ショージ師匠と能年ちゃん目当てに観たけど、存外面白くて得した気分。阿部ちゃんの安定した演技があってこそは言うまでもない。盗聴機の場面はなんか緊張感あってドキドキした。詐欺師が騙されたというのはよくあるプロットなんでやっぱりという気はしたけど、その下地になる設定はハートウォーミングで気分よく見終えることができた。ショージさんが能年ちゃん石原さんと同じ屋根の下過ごすことのできた時間を思うと涙できた。メインの5名と鶴見さんはよい表現ができていたと思います。良作。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-16 10:55:11)(良:1票) 13.原作未読。というか、一応ミステリー物という事なんで、あまりそういうのが得意でないあたしとしてはどうかな?というのが頭にあったのだけど、開けてみればコン・ゲームもので、しかも人情ものときたもんだ。あたし的にはこれだけで十分に楽しめる要素があるわけです。時間が長いという声が多いみたいですがこれはあたしも同感。但し、あたしはこの映画に関しては長いと感じなかったけどね。村上ショージの演技に賛否両論…というか、非が多いのかな?…あるけれど、あたしは過去に村上ショージが出てた映画やドラマ中でもかなり良かった方じゃないかと思います。むしろ、小柳友の演技を問題視するべきじゃないかな?石原さとみの特異な演技や、かなり特異なキャラという事で目立たないけど、はっきり言って、彼の親父のデビュー当時に出てる映画やドラマの演技よりも酷かったよ。もしかしたら、それこそがキャスティングの狙いだったのかもしれないけど、役割程は引っかかりのある必要のあるキャラではないし、コメディリリーフとしても中途半端でしたね。内容的には面白かったけど、やっぱり、無駄も多い気がしました。多分、20分ぐらいはそぎおとせるんじゃないかな。 【奥州亭三景】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-08-20 00:04:00)(良:1票) 12.《ネタバレ》 面白かったです。 この映画に限らず、映画批評で良く、「ツッコミどころが」とか「リアリティが無い」とか聞きますが、フィクション 作品は原作者なり脚本家なり監督なりが最終的に描きたい・伝えたい事があって、それに導くようにストーリーを作って いく訳だからそりゃご都合主義な部分も多々あるでしょう。要はその伝えたい事を観る側が受け取れるか、そしてどう 感じるか、それだけで良いと思います。 この作品では、余命僅かな元詐欺師が自分の過去を悔いて、過去に巻き込んでしまった人達を再生させるためにひと芝居 を打つ。そして皆前を向いて歩いて行く、再出発が出来る様になった。 その過程のトリックも面白かったし、温かい気持ちで伝えたい事を受け止められたと思います。 【夜光華】さん [DVD(邦画)] 7点(2022-09-09 12:50:45) 11.《ネタバレ》 生きてて良かった能年ちゃん 【アキラ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-08-27 22:42:43) 10.《ネタバレ》 こういうハッピーエンド系のコンゲームは大好き。役者陣が割と豪華なのも良いです。 【クレイバード】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-12 22:49:05) 9.《ネタバレ》 少し長いが、最後はハッピーエンドで良かった。 村上ショージの役柄、終始敬語で良い。 大どんでん返しではないが、騙された。 【バッジョ】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-06-08 00:26:29) 8.《ネタバレ》 村上ショージが、意外にも良かった。 主演を食ってしまう勢い、ていうかそういう役回りなのか・・。 脇役の石原さとみが、なんといかネジが飛んでいて、お似合いでした。 詐欺師が入り乱れの映画ですが、もう少しテンポが欲しいかな。 いずれ、自分は楽しんで観られました。怜奈チャンの笑顔でフィナーレかと 思ったら、どんでん返しがあって2回ハッピーになれるのでプラス1点! 【グルコサミンS】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-01-30 00:59:28) 7.《ネタバレ》 なかなか面白かったです。某詐欺師の有名洋画を彷彿させるシーンあり、ちょっとドキドキしました。 村上ショージさんかなり良かったです。あべちゃんは安定。あまちゃんは、かわいかった! 他のかたもおっしゃってましたがラストはたしかに回想シーンはさんだほうがよかったかな。 【まっか】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-11-27 19:52:32) 6.《ネタバレ》 最後30分のどんでん返しがスケールが小さくて残念。 【紫電】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-06-09 21:26:58) 5.《ネタバレ》 チームが揃って仕事を始めるまでが長い 最初の1時間半ぐらいが正味半分でいいんじゃなかろうか 最後まで見るとホームドラマ的な仲間との交流に必然性があるのがわかるが 途中では必要を感じないので「ここ、なんでこんなに長いの?」みたいな違和感があった ここがこの映画の弱点な気がする 実は仲間の関係を必要以上にまったり描くことでオーディエンスを騙す伏線のアウトラインとなっている ヤクザをハメる過程でまったく意外性が無いのがかえって意外な展開 はっきりいってサスペンスは皆無 エンディングでヒロインのまひろが主人公のテツの秘密を知っていたというサプライズがあってなるほどと思わせたが物語はここで終わらず、さらに驚きのエピローグがあった このエピローグで途中違和感があった伏線がほぼ回収されるのは見事 この映画もっと短くしてもう少しサスペンス部分を盛り上げてくれたら傑作になったに違いない おしいなー 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-27 17:55:01) 4.《ネタバレ》 なかなか面白かったと思います。160分あったけれど、長さをそれほど感じることもなく楽しく見れました。闇金のアジトに乗り込んで一世一代の猿芝居やるシーンは、正直あざとさも感じるし、なにより途中で「あ、これは全部芝居なんだな」ってすぐわかっちゃったので、その後みんなで乾杯する展開にカタルシスを味わえなかったのは残念なのですが、個人的にはその大勝負のシーンよりも、それまでの共同生活のシーンが凄く良くて、あの生活の模様をエンドレスでずっと見ていたいと思ったぐらい、雰囲気のいい空間が作れていたと思います。そして、子ども達3人と別れるシーンで、「もうお金おくってこなくていいよ。気持ちはちゃんと伝わってるよ」って振り返って言うシーンが感動的でした。正直、あそこで終わってもいいんじゃないかなとも思うので、その後のさらなるどんでん返しってどうなんだろうという気もします。一切詐欺をしていない、お金は自腹っていうのもなんか綺麗過ぎるような気がするし。でもまぁ、よく出来たお話だとは思うし、いい観賞後はいい気分になったので、7点を献上したいと思います。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-06-19 01:44:00) 3.原作既読。ショージはいっその事、関西人の設定でも良かったのでは?お芝居は嫌いじゃないけど関西弁の方がやりやすかったんじゃないかなァ。道尾作品はおもしろい作品がたくさんある(ドンデン返し多し)ので、もっと映像化して欲しいと思います。 【tonao】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-06-06 15:41:19) 2.《ネタバレ》 上映時間が2時間40分と大変長い。 余すことなく原作の要素をつぎ込むことはとても尊いことですが、そのままでは少し息苦しさを覚えます。 でも膨大な伏線を張ったどんでんがえしと、ラストの「風船」が大好き。 風船に向かって、タケは「どっかで子どもが泣いているかもな」と言うのです。 これは「詐欺師」であったタケが、「他人の気持ちを想像できる」ということを示すシーンです。 オープニングで競馬場から出たときも風船が飛んで行きましたが、そのときはタケは風船を見ることがありませんでした。 このときには、まだ騙された者の気持ちが想像できなかったのでしょうね。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-12-13 00:12:39) 1.《ネタバレ》 原作未読。全体的にストーリーは悪くないと思いました。多少ご都合主義的なところもありますが、「衝撃のラストには、衝撃のウラがある」という映画のキャッチフレーズ通り、クライマックスからラストにかけて二転三転のストーリーが展開します。しかし盛り上がりのピークを過ぎて、オチが付いたと思われる後日談的な静かな段になってから、話が幾度も逆転するというのは、今までにあまり無い感覚でした。役者としては、阿部寛は安定感がありましたが、何といっても村上ショージですね。こんな演技ができる人とは思っていませんでした。もちろん演技が巧い訳ではないし、わざとらしさや棒読み感も若干残っているものの、朴訥さと小ずるさ、下卑た笑いなど、この作品における役割に非常に合っている芝居で、MVPだと思います。石原さとみはちょっと役が不足だったかなー。もうちょっと活躍を見たかった。能年玲奈という女優は知りませんでしたが(「告白」に出てたようですが覚えてません)、なかなかピュアで溌剌としたいい娘ですね。今後NHK朝ドラも決まっているそうで活躍を期待します。 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-25 08:33:07)
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