みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
7.レスリー・チャンが危うく、罪深い。 この俳優が自ら命を絶ってから10年が過ぎ、初めて観たこの映画で彼が演じた“ヨディ”という男と、彼自身に対して、まったく同じようにそう思う。 ウォン・カーウァイ×レスリー・チャンの組み合わせ思い出されるのは、やはり「ブエノスアイレス」か。 10年前に、俳優の訃報に触れ、初めて鑑賞に至ったことを覚えている。 当時、僕はまだまだ若輩者で、同性愛に対して軟弱な拒否感を持っていた頃に観たのだが、そんな拒否感など一蹴する色濃さに圧倒された。 久しぶりに、ウォン・カーウァイの映画世界に息づくレスリー・チャン、アンディ・ラウ、そして一寸だがトニー・レオンの姿を見て、胸が熱くなった。 そこには、性別の価値観を超えた憧れとときめきが満ち溢れている。60年代の香港の鬱蒼とした熱気と湿り気が、そういった感情を更に濃くしていく。 場当たり的なストーリー展開は、そのまま登場人物たちの錯綜する人生を表しているように見えた。 いつになく散文的でまとまらない。この思考がままならない感じも、この映画を観た後では相応しいとすら思える。 ラストふいに登場し、謎のシーンを残すトニー・レオン。彼が主演予定だったという幻の続編も観てみたかったな。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-28 01:57:25) 6.最後の質問が長すぎ。あそこをもっと簡潔にしてくれたらとてもかっこいいのに。ただ覚えていたってだけでいいじゃん。フィリピンは怖そうだから行きたくなくなった。 【Skycrawler】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-15 01:31:30) 5.《ネタバレ》 何と切なく、そしてどこか悲しさを漂わせる作品なのだろう。 私は心の底で、ヨディの生き方に憧れみたいな想いを感じた。何にも縛られず、すごく自由な感じがして・・・。 でも、彼はどこか寂しそう。何かを求めている気がした。凄く温かい何かを。 劇中でのヨディの言葉は、突き刺さるものが多々あった。中でも、強く印象に残っている言葉がこれだった。 「脚のない鳥がいるそうだ。ただ飛び続けて、疲れたら風に乗って眠る。地上に降りるのは、死ぬ時だけだ・・・」 この言葉を聞いた時、ふと、あの時の事を思い出してしまった。 彼は本当に突然に、地上に降りてしまった・・。ずっとずっと飛びつづけて、そして悩みつづけて・・。 改めて、彼の偉大さ・素晴らしさを知った作品でした。 【まるこ】さん 7点(2004-08-14 19:06:17) 4.内容は正直よくわからない。僕が映画を観始めて最初の頃に観た映画だから、理解できていなかったという事もある。しかし、「この映画は理解しようと頑張る映画ではないような気がする。」という詭弁で終わってしまうのももったいない作品である。あえて言えば、「一瞬一瞬の主役であるレスリーチャンの心の動きを丹念に追いかけ、その煌きの満喫していけば、その空気となる質量を持たない思考の沈積が、この映画を創り上げている。」といった風に感じられたと言えるのですが、これも一つの詭弁でしかない。評価の難しい作品。 【fero】さん 7点(2004-01-17 20:37:50) 3.ヨディもお養母さんも愛したひとに憶えていて欲しくて傷つけることばかりする。忘れる事がいちばんの復讐だと知っているから?あんな理由で養子にされたってヨディは知っていたのでしょうか。あんな風でもあんな女でも血のつながりがないことが悲しいほど愛されてたように思うんだけど。忘れたフリするのも愛情。足の無い鳥は留まれないから一瞬で人の視界から消えるから忘れないで欲しいけど愛してくれたあなたには早く忘れて欲しい。そんな風に思いました。 【まい】さん 7点(2003-05-04 02:07:52) 2.レスリーの悲しい死をきっかけに久しぶりに見かえしました。この映画のレスリーは特に好き。この繊細さと倦怠感は彼にしかだせないんじゃないかな。全体のジメジメした雰囲気も日本とは違う熱帯のアジアならでは。ねっとりした背景が映画をより印象深いものにしています。それにしても惜しい俳優を亡くしました。悲しいですね。 【たーふじ】さん 7点(2003-04-14 16:59:30) 1.最後に出てきたトニー・レオンの役割がよく分からないが、レスリー・チャンの気怠げな演技はよかった。アンディ・ラウはオーバーアクションなしでいい演技ができる俳優だと気がついた。作品内容そのものより俳優の演技を楽しむ映画、という気がします。 【みんみん】さん 7点(2001-07-01 22:29:22)
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