みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
3.《ネタバレ》 くぅおー、タイトルのインパクトから冷やかしで見始めたら、さぁ大変! 自分が生まれる以前の作品とは。 まずは時代劇のスタイルで斬新なこと、斬新なこと。 まあるい乳房がたくさん出てきて、びっくらぽんですわ。 ついぞテレビの最後のおっぱいはバカ殿様か? ゴールデンだと茶の間で嬉しいんだけど嬉しくない贈り物でしたね。 その志村けんさんもコロナで失い、いよいよ封印された感も否めなくなってしまった。 ネットでは氾濫してるのに。 いずれにしても案外おっぱいとちょんまげというのは相性が良いのかもしれません。 ま、だいぶん脱線してしまったが、この映画、おふざけなんだか真面目なんだかわからない作品でしたが、画づくりへのこだわりは半端ない。 間違いなくフツーではありません。 みたことないシーンばっかり! 切腹とおっぱい、波打ち際の逆さ磔、凄かったです。 みたことないからって、ひとめで撮影大変だったんだろうなと感じるこだわりっぷりです。 しかしそれにしても、古来より続いてきた営みの様変わりするスピードは尋常ではありませんな。 昔を懐かしむことはできても、こんな不変なテーマが通用しなくなりそうな世界になっていきそうで、そら恐ろしいです。 とにもかくにもこの作品の女優陣の根性には惚れ惚れしました。 お見事でした! 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-02-12 21:35:22) 2.《ネタバレ》 今から10年以上前、この作品のVHSテープが大阪某所で800円で売られていた。「買うべきか、否かしかし、うぬう」などと、尋常なく懊悩していたが、当時は断念した。テープの劣化具合が気になったというより「徳川セックス禁止令 色情大名」というへなちょこ感あふれるタイトルに、ワンコイン以上の価値を見出せなかった。買っても多分、一回しか観ない。そう思ってスルーした。 そして近年、私の頭の片隅に居座る「徳川セックス禁止令」というパワーワードは、徐々にではあるが「ちっと観てぇ」程度にぶくぶくと肥大していた。そして2018年。何を思い立ったかしらんがTSUTAYAの検索システムで調べたところ、なんとご近所のTSUTAYAに「レンタル可能」との結果が。 いやはや本作がレンタル版DVDでリリースされ、なおかつご近所のTSUTAYAに鎮座していたとは。万能の神による何の思し召しなのかしらんが、とりあえず借りて観てみた。 うーむ。何というか、すげぇな東映。すげぇな鈴木則文。誰にも真似できない未踏のオンリーワン作品である。鳳啓介・京唄子のラブシーン、山城新伍の万能感、サンドラ・ジュリアンの腰、渡辺文雄のヨコモジ恫喝、切腹シーンのヘンテコな音楽、やらせろ一揆(超楽しそう)、ラストの腎虚オチまでもが秀逸。 要するに「行政がセックスにやいのやいの言うねぃ」というテーマで、ここまで異色なファンキー正調時代劇(矛盾)を制作した向こう見ずっぷりに、感動しました。 蛇足ですが鑑賞後、そんなにムラムラこないのは…個人的な嗜好のせいか、作品の及ばぬ力量のせいか、それとも時代のせいなのか。ちょっと考えさえられた。答えはあなたが観て確かめて!ちなみに私、鈴木則文の映画は「少林寺」に続いてこの映画で二本目です。(トラック野郎観ろよ!) 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-04-27 03:12:06) 1.《ネタバレ》 将軍家斉に扮した田中小実昌(!?)が側女を見定めているそのファーストシーンから素っ頓狂を画に描いた展開が繰り広げられるのでそこは覚悟していただきたい。(特に太鼓の音と栗鳥の巣の下りは死ぬかと思うぐらい苦笑いが止まらない)本当下種な部類に入る映画だが、私が感動した点は2点。まずは演出・撮影・演技等東映映画製作関係者のプロフェッショナルな取り組みで制作された娯楽作であるという事。それは冒頭における屋外におけるモブシーン撮影や屋敷や城内のセットの造りに見られ感服の至り。また観客の期待をはるかに上回る熱演を見せる各役者陣(サンドラ・ジュリアンもすごいが個人的には名和宏と三原葉子のプロ根性)には胸を打たれるものがある。そしてもう1点は鈴木監督のこの作品に対する想い。ラストシーンで示される「あらゆる生命の根源たる性を支配し管理検閲する事は何人にも許されない~」。日活ロマンポルノ路線に方針転換→警察庁に刑法175条(猥褻物陳列罪)であると摘発を受けたのが1972年(日活ロマンポルノ裁判は73年から)この作品の制作年にあたる/作中の閨房禁止令を『法令第175条』と呼びひたすら連呼している事=一見して馬鹿馬鹿しさてんこ盛りのこの作品に『「表現の自由を侵害する」為政者』をこのバカ殿で示し、糾弾していたのだ。そこにかっこよさを見る。機会があれば、ぜひ?(鈴木監督初心者は「トラック野郎」シリーズから!) 【Nbu2】さん [映画館(邦画)] 7点(2015-05-05 15:53:00)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS