みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
11.《ネタバレ》 非常にシンプルで観ている側がそうなるんだろうなと予想する通りのラストを迎える予定調和なストーリー。 観終えた後に思ったんですが、これ監督の手腕でどうにでもなる映画だと思うんです。 例えばもっと感傷的な撮り方をすれば「号泣必須のラブストーリー」になるわけですが、一方で「感動の押し付け」「安っぽい映画」という批判も受けたんじゃないかな、と。 で、ゼメキスは、この話を割と冷めた視点で淡々と撮ったわけです。 そうすると全体に風格みたいな物も出るし、感動の押し付けにならないのはいいんですが、一方であまり感情移入せず客観的に映画を観ていた客は「あぁやっぱそうなるよね」と淡々と思うだけになる。 冒頭古い車が走ってくるシーンで何の説明もなく年代をわからせ、劇中さりげないセリフでここがカサブランカだとわからせ…という見せかたは非常にうまいと思いましたが、そういう小粋さを重視するあまり感動的な要素が薄まってしまったんじゃないか、と。 なかなか難しい匙加減だと思いますが、映画には見栄というか外連味がやっぱ必要だと思うので、この映画に関してはもうちょっと大げさに感動的に撮った方が面白かったんじゃないかな、と思います。それこそBTTFのように。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-11 09:02:00)(良:1票) 10.《ネタバレ》 全編に漂う空気が往年の名画を彷彿させる、実に味わい深い映画でした。そして主演二人、圧倒的にスクリーン映えする二人の "美" をうっとりと見惚れる至福の2時間でもありました。(それにしても、B・ピットはSTINGのR・レッドフォードそっくりだ 笑) 二人の個性を一層華やかに際立たせた衣装、1940年代のカサブランカやロンドンを完璧に再現した街並みや美術も素晴らしく、ストーリーよりは "観ること" を楽しむべき映画なのかと。 個人的には、一つでも鮮明に記憶に残る絵があれば映画としては勝ちと思っています。砂塵舞う大砂漠、車中で抱き合う二人。これはもう、自分にとって絶対に忘れられない一画となりました。 本作は、「時間」をテーマに多くの傑作を生みだしてきたロバート・ゼメキスという巨匠が、長い時間を越えて往年の名画に認めた恋文だと思っています。 そして僕も大スクリーンを通して、シネマの歴史、そして時間というロマンに熱く思いを馳せるのだ。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-02-19 13:48:42)(良:1票) 9.戦争ものは最近観ていなかったが、この映画はちょっと違う。 どちらかというと恋愛もの、という感じ。とても良い出来だが、後半に何故か少し長引く気がする。でもいい作品。 【simple】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2023-11-04 22:14:57) 8.超王道で半世紀前でもありそうな映画だけど ブラピとマリオンコティヤールの演技が迫真で圧された。 最近は不貞や歪んだロマンス題材が溢れてるけど たまにはこんな時代背景でも愛を貫き通すって素晴らしい。余韻に浸れる切なさ。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-11 22:36:37) 7.《ネタバレ》 ドイツ士官を暗殺して逃げたり、空襲の中で出産したりと前半はありえない状況もあったが、妻のスパイ疑惑を疑ってしまう後半はスリリングな展開で面白かった。最後の妻の自害のシーンは、ブラピの悲しみと悔しさの入り混じる表情でもらいそうになった。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-06-24 21:09:24) 6.《ネタバレ》 空襲の中での出産シーンには、おいおいと突っ込みを入れてしまいたくなりましたが…。幕切れは切なかったですが、とても上質なスパイ映画だと思いました。 【ゆっきー】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-05-07 12:58:47) 5.映画とは期待と満足度のバランスで決まると言われていますが、本作はまさにその典型。 ブラピにゼメキスという10年以上前に旬を過ぎた看板に、大作要素を微塵も感じさせない地味な宣伝と、積極的に映画館で見たいと思わせるような作品ではないものの、何となく見始めると2時間がアッという間に終わり、鑑賞後には良い印象が残ります。上手な監督、上手な脚本家、見栄えのする俳優が集まって作った映画は、やっぱりよく出来ていると思いました。 ただし突出した点もないので、数日経つと良かった点も思い出せないという、そんな映画。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(吹替)] 7点(2017-10-14 01:38:24) 4.《ネタバレ》 マリアンヌはスパイのはずがないと思って観ていたので映画後半の展開はこれからどうなるのかと思いながら観ていました。マリアンヌ役の女性は幸せそうな日々の生活においても影を感じさせる印象でした。この映画については全然前知識はなかったので、思いがけず良作に出会った気持ちです。ブラッドピットの演技も良かったと思います。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-10-07 19:10:25) 3.《ネタバレ》 本当にロバートゼメキスは、どの作品観ても、映画の見せ方が上手い。飽きさせることなく、分かりやすい展開で最後まで見せる。安定した手腕だ。でも娯楽何でも屋って感じで、サスペンスの見せ方に特化して観ると、やはりサスペンス職人には敵わない。でも面白かった。最後までマリアンヌは裏切ってないと思ってた。注意深く演技を見ていたが、やはり情報を送っていたかぁ。女優さんは巧いね。ブラピもアンジーに毒を抜かれたか、裏の無い好青年になってしまったね。イングロリアスのブラピは、微塵も感じさせなかった。やはりこの人も陰で色々努力してんだろうなぁ。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-09-06 15:19:56) 2.予告編を見てなんとなく敬遠していたが、R・ゼメキスが監督と知って視聴。前半、非常に良い流れだったが、後半はちょっとぐだぐだ。エンディングも今ひとつ。もっと面白くなる素材なのになあ。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-06-30 23:53:57) 1.《ネタバレ》 とても上手い映画、なのだけれどもイコール面白い映画とはいかないのがなんとも。 カメラがお上手です。シネスコの横長フレームでの構図をキッチリとお手本のように作り、フレームを左右に分断する事で対比し、時としてダイナミックな画を1カットで見せ(空から飛来し、着陸した飛行機のコクピットにブラッド・ピットの顔を見せるとか、通過してゆく装甲車に榴弾を投げ、炸裂し、兵士が零れ落ちる様を見せるとか)。冒頭の砂漠のシーンなどはCGらしさがモロに出てしまっていて、かなり残念な事になっておりましたが、それはごく一部の事。 ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールの表情も印象的。スパイとして作られた表情と人としてのホンネの表情とを行き来する、その揺らぎの中に垣間見える感情の動きが謎とサスペンスを作り出して。 あと、ゼメキス作品お馴染みのアラン・シルヴェストリの音楽が今回は、そんなには「らしくない」点も良くて。毎度の音が鳴ると、それだけで現実に引き戻されてしまうわけで、日頃シルヴェストリにはそれがわりと顕著に見られる傾向があるので。 で、問題なのは物語。読めるんですよね。意外性のようなものはなくて、当たり前のように流れてゆくものを当たり前のように受け入れてゆく状態。見ていて沢山の既成作へのリンクがのんびりと頭の中に展開してゆく始末。映画では物語の創造っていうのも大切な要素な訳ですから、そこに更なるクリエイティビティが欲しかったのですが。 クラシカルな作りの中に異質なモノ(異物、かな)があるのもちょっと気になって(ブラピのおケツも異物ですな)、オーソドックスならばもっと徹底的にやってくれちゃえば、それはそれで楽しみ方があるのだけれど、と思ったのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-02-14 21:55:32)
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