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ニクソン

Nixon
1995年【米】 上映時間:192分
ドラマ政治もの伝記もの
[ニクソン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-20)【TOSHI】さん
公開開始日(1996-02-24)


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監督オリヴァー・ストーン
助監督フィリップ・C・ファイファー(第二班監督)(ノンクレジット)
キャストアンソニー・ホプキンス(男優)リチャード・M・ニクソン
ジョアン・アレン(女優)パット・ニクソン
パワーズ・ブース(男優)アレクサンダー・ヘイグ
エド・ハリス(男優)E・ハワード・ハント
ボブ・ホスキンス(男優)J・エドガー・フーバー
E・G・マーシャル(男優)ジョン・ミッチェル
デヴィッド・ペイマー(男優)ロン・ジーグラー
デヴィッド・ハイド・ピアース(男優)ジョン・ディーン
ポール・ソルヴィノ(男優)ヘンリー・キッシンジャー
メアリー・スティーンバージェン(女優)ハンナ・ニクソン
J・T・ウォルシュ(男優)ジョン・アーリックマン
ジェームズ・ウッズ(男優)H・R・ヘルドマン
ケヴィン・ダン(男優)チャールズ・コルソン
アナベス・ギッシュ(女優)ジュリー・ニクソン・アイゼンハワー
トム・バウアー(男優)フランク・ニクソン
トニー・ゴールドウィン(男優)ハロルド・ニクソン
ラリー・ハグマン(男優)‘ジャック・ジョーンズ’
エドワード・ハーマン(男優)ネルソン・ロックフェラー
マデリーン・カーン(女優)マーサ・ミッチェル
ダン・ヘダヤ(男優)トリニ・カルドーサ
トニー・ロー・ビアンコ(男優)ジョニー・ローゼリ
ソウル・ルビネック(男優)ハーブ・クライン
ジョン・ディール(男優)ゴードン・リディ
ジョン・C・マッギンレー(男優)アール
マイケル・チクリス(男優)TVディレクター
デヴィッド・バリー・グレイ(男優)リチャード・M・ニクソン(19歳時)
ジョアンナ・ゴーイング(女優)女子大生
ジェームズ・ピッケンズ・Jr(男優)黒人の演説者
ヴィクター・リヴァース(男優)キューバ人の配管工
ブリジット・ウィルソン(女優)サンディ
リック・ヤング(男優)毛沢東
マーリー・シェルトン(女優)トリシア・ニクソン・コックス
ジェームズ・カレン(男優)ビル・ロジャーズ
バイ・リン(女優)中国人通訳
サム・ウォーターストン(男優)リチャード・ヘルムスCIA長官
オリヴァー・ストーンナレーター(ノンクレジット)
田口計リチャード・M・ニクソン(日本語吹き替え版)
寺田路恵パット・ニクソン(日本語吹き替え版)
石塚運昇アレクサンダー・ヘイグ(日本語吹き替え版)
西村知道E・ハワード・ハント(日本語吹き替え版)
斎藤志郎J・エドガー・フーバー(日本語吹き替え版)
牛山茂ジョン・ディーン / トリニ・カルドーサ(日本語吹き替え版)
渡部猛ヘンリー・キッシンジャー(日本語吹き替え版)
藤城裕士ジョン・アーリックマン(日本語吹き替え版)
有本欽隆H・R・ヘルドマン(日本語吹き替え版)
出演ビル・クリントン(ノンクレジット)
ロナルド・レーガン(ノンクレジット)
脚本スティーヴン・J・リヴェル
オリヴァー・ストーン
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
作曲フランツ・シューベルト“Symphony No. 2 in B Flat Major, D 125”他
アントニオ・ヴィヴァルディ“Gloria”
編曲コンラッド・ポープ(ノンクレジット)
挿入曲サラ・ヴォーン“I Can't Give You Anything But Love”
ペギー・リー“Fever”
撮影ロバート・リチャードソン〔撮影〕
フィリップ・C・ファイファー(第二班撮影監督)(ノンクレジット)
製作オリヴァー・ストーン
アンドリュー・G・ヴァイナ
クレイトン・タウンゼント
ダン・ハルステッド(共同製作)
配給ブエナビスタ
美術ヴィクター・ケンプスター(プロダクション・デザイン)
カイル・クーパー(タイトル・デザイン)
衣装リチャード・ホーナング
編集ハンク・コーウィン
録音ゲイリー・A・ヘッカー
ロン・ベンダー
デイヴィッド・マクミラン[録音]
字幕翻訳進藤光太
その他ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生](指揮)(ノンクレジット)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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5.《ネタバレ》 キューバ、ベトナム、そしてJFK暗殺からウォーターゲートに至るまで、今も真相の多くが闇の中のこの時代を検証するには避けて通れない、しかし1つの映画にまとめる事など不可能と思える2人の大統領がいた。オリバー・ストーンが「JFK」の構想を思いついたのと同時に「ニクソン」の構想も頭にあったのかもしれないですね。アンソニー・ホプキンスの実に見応えのある演技のお陰もありますが、エリート中のエリートでスマートさが漂うジャック・ケネディとは実に対照的な、貧農の出身で喜怒哀楽の激しい、泥臭さが漂うリチャード・ニクソンという男にとても興味が沸きました。崖っぷちに追い込まれたニクソンがケネディの肖像画に語りかける台詞「国民が君を見ると理想の姿を見る。だが私を見ると現実の姿を見る」が印象に残ると共にジャック・ケネディへの複雑な思いを垣間見た気がした。そしてラストシーン、在任中は国民に愛されず常に批判を浴び続けた彼が辞任会見でスタンディング・オベーションの拍手喝采を浴びるとは何という皮肉でしょうか。 とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-28 19:27:23)(良:1票)

4.『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』に『フロスト×ニクソン』、果ては『ウォッチメン』に至るまで、アメリカ人にとってニクソンとは気になって気になって仕方のない特別な政治家であるようですが、そんな数あるニクソンものの中でも本作は決定版とも言える堂々たる仕上がりとなっています。3時間超えという上映時間にも関わらず一瞬たりともダレることはなく、ムダな場面、ムダなセリフは一切なし。大変に見応えのある作品でした。。。
本作で意外に感じたのは、ハリウッドきってのリベラリストであるストーンが、ニクソンに対して非常に同情的な目を向けているという点です。金なしコネなし学歴なし(ハーバード大には合格していたものの、実家が貧しく東部で下宿する費用を捻出できなかったため、仕方なく地元の大学に進学した)の状態から人並み外れた努力によって大統領にまで登り詰めたものの、マスコミから嫌われたために国全体から悪意を向けられ続け、最終的には唾を吐かれながら大統領の座を失った悲しい男の物語として本作は製作されています。政治面では並みの大統領数人分に匹敵する実績を残したにも関わらず、その功績はほとんど評価されず、外交面での目覚ましい成果に至っては部下だったキッシンジャーの手柄にされてしまったという彼のあんまりな人生が、かなりフェアな目線で描かれているのです。ベトナムから撤退した際に「国民やマスコミが望んだ通りにしたのに、なぜ俺が叩かれるんだ」と嘆いた場面などは、特に気の毒に感じました。本作を観れば、ニクソンに対する評価が大きく変わるはずです。。。
一方で問題に感じたのは、客層があまりに限定されすぎているという点です。60年代から70年代のアメリカ社会や世界情勢についての知識を持っていることは当然、ウォーターゲート事件に至っては、リアルタイムで事件を見ていた世代でなければわからない程の不親切な描写となっており、80年代以降に生まれた私のような世代にとっては、かなり厳しい内容となっています。誰でも理解できるように作られていた『JFK』と比較すると、ちょいと不親切過ぎではないでしょうか。 ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2012-10-17 01:57:16)

3.この人の映画は締まりがいいほうではなく、ブワブワと始まるが、語っていくうちに熱を帯び、ゴチャゴチャしながらもある感動の時を迎える、ってのが多いけど、これもそうだった。『JFK』の時のように、言いたいことがあってそれに集中していくのではなく、なんとかニクソンという魅力的な人物を掴まえたいが掴まえ切れない、という悪戦苦闘ぶりが面白い。まず、ケネディコンプレックスがある。ほとんど『アマデウス』のサリエリのようで、ラスト、ケネディの肖像を見つつ「国民はケネディには理想のみを見、私には現実のみを見る」って言わせるのが一つの結論。理想の最たるものはリンカーンだったが、映画は南北戦争の死者とベトナム戦争の死者とを重ねて、彼にも皮肉な目を向けていた。そしてベトナム戦争は、ハト派のケネディによって始められタカ派のニクソンによって終わったという事実もあるわけだ。あるいは、成り上がって失墜していく『バリー・リンドン』的な悲劇として捉える見方。制御できぬ野獣のごときものとしての権力の不思議さを、遠くから眺めた映画でもある。時間をあちこちするシナリオだったけど、これなんか時代通りに順にやったほうが良かったのではないかな。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-16 12:02:01)

2.《ネタバレ》 この時代について詳しいわけではないので、はっきり言って誰が誰だか完全には分からなかった。
また、本作に描かれた内容が事実に即しているのか、中立なものかを判断する尺度も持ち合わせていないので、そういった観点からも批評はできない。
決して面白い映画ではないと思うが、映画自体のレベルは非常に高いと感じられた。
確かに、焦点はボヤけているとは思う。
本作では「ニクソンはこういう人物である」とはっきりとは描かれていない。
「ニクソンは最低の大統領だ」と一義的に決め付けて、その方向に向けて製作することは簡単かもしれないが、あえてオリバー・ストーンは方向性を決め付けずに多角的な視点からニクソンを描き出そうとしていると感じられた。
父親、母親、兄弟との関係、妻や娘との関係、部下や支持者との関係、戦争を反対している若者との関係、他国の指導者との関係など余すところなく描かれている。
ニクソンという人物が薄っぺらく描かれているのではなく、かなり深みが増して描かれている。
そのため、本作を見たそれぞれが、それぞれの思いでニクソンをジャッジできるのではないか。
賛否両論のある者を描く際にはもっとも適したアプローチをオリバー・ストーンは行ったと思う。
Wikipediaを読んだ方がよほどマシと思える映画ではなく、やはり彼の手腕は本物だと感じられた。
ニクソンについてよく知らないので、あまり書くべきではないが、本作を見た印象としては、「白を黒と言い張り、黒に変えてしまうほどのパワーのある政治家」のような気がした。
まさに政治家らしい政治家といえるかもしれない。
政治家として黒と主張すること自体は悪くはないが、貧困な家庭環境等の影響のためか、根底となる“魂”が歪んでいたような気がする。
彼の外交政策は評価するところが多いにも関わらず、彼が嫌われた理由としてはその辺りにありそうだ。 六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-17 22:07:25)

1.《ネタバレ》 JFK同様の大統領ものですが、こちらは主に伝記のようなものになってますね。
やはり、JFKと比べると少々見劣りしますし、半生を描くにしても駆け足で過ぎ去っていくため(まあ、本題が大統領就任前後なのでそれは仕方ないですが)、ちょっと物足りなさを感じます。
しかし、それを差し引いても、やはりドラマのある人なので、見ていて引き込まれますし、予測や仮説が織り交ぜられているとはいえ、こうした政治の裏側(真相)を窺い知ることができるので、とても見ごたえがあるものでした。 クリムゾン・キングさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-03-31 03:34:02)

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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 6.65点
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4210.00% line
500.00% line
6840.00% line
7525.00% line
8420.00% line
900.00% line
1015.00% line

【アカデミー賞 情報】

1995年 68回
主演男優賞アンソニー・ホプキンス候補(ノミネート) 
助演女優賞ジョアン・アレン候補(ノミネート) 
脚本賞スティーヴン・J・リヴェル候補(ノミネート) 
脚本賞オリヴァー・ストーン候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1995年 53回
主演男優賞(ドラマ部門)アンソニー・ホプキンス候補(ノミネート) 

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