みんなのシネマレビュー

天気の子

Weathering With You
2019年【日】 上映時間:114分
ドラマSFラブストーリーファンタジーアニメ青春もの
[テンキノコ]
新規登録(2019-05-05)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2023-08-04)【イニシャルK】さん
公開開始日(2019-07-19)
公開終了日(2020-05-27)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督新海誠
醍醐虎汰朗森嶋帆高
森七菜天野陽菜
小栗旬須賀圭介
本田翼夏美
倍賞千恵子立花冨美
平泉成安井刑事
梶裕貴高井刑事
木村良平キムラ
神木隆之介立花瀧
上白石萌音宮水三葉
花澤香菜カナ
佐倉綾音アヤネ
野沢雅子占いオババ
柴田秀勝神主
島本須美間宮夫人
成田凌勅使河原克彦
悠木碧名取早耶香
谷花音宮水四葉
市ノ瀬加那佐々木巡査
羽鳥慎一
アリソン・ブリー夏美(英語吹き替え版)
原作新海誠
脚本新海誠
音楽RADWIMPS
作詞野田洋次郎「愛にできることはまだあるかい」「グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子」
作曲野田洋次郎「愛にできることはまだあるかい」「グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子」
主題歌RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」「グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子」
三浦透子「グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子」
製作市川南〔製作〕
東宝(「天気の子」製作委員会)
コミックス・ウェーブ・フィルム(「天気の子」製作委員会)
KADOKAWA(「天気の子」製作委員会)
企画川村元気
プロデューサー川村元気(プロデュース)
制作コミックス・ウェーブ・フィルム
配給東宝
作画田中将賀(キャラクターデザイン)
新海誠(絵コンテ/イメージボード)
米林宏昌(原画)
美術山本二三(気象神社絵画・天井画)
編集新海誠
録音山田陽(音響監督)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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10.劇場公開時、評判を知ろうとレビューを軽くみると「恐ろしいほどのセカイ系」とのレビューが多数。
あぁ新海、今回は自分の趣味全開でやらせてもらえたのね…と思いつつどストレートなセカイ系はさすばにちょっと…と思い(&声優じゃない有名俳優女優のキャステイングも気にくわなかったので)劇場に脚を運ばなかったわけですが、今回地上波放送との事で視聴。

後半、覚悟していたその想像を上回るほどのど直球なセカイ系っぷりにはちょっとびっくりで、逆にここまでセカイ系だといっそ清々しい…と感心するレベル。
普通に評価すれば6点とかなんでしょうが、いまどき「セカイの命運より君一人が大事」というセカイ系特有の青臭いテーマをどストレートに描く姿勢はわりと嫌いじゃないのでプラス1点です。
とはいえ映画の出来としては「君の名は」には遠く及びません。
同じセカイ系であっても、一般の人が観る劇場映画なんだからあれくらいうまくそれを隠してほしいのですよ、えぇ。

あとは映画について細かい事をちょこちょこ書くと…
まず前作よりさらに具体的に描かれる細かなリアル東京の姿には感動しました。
描かれる街があまりに具体的なので東京の地理に明るいかどうか…で受ける印象がだいぶ変わってくるのではないでしょうか?

たとえば、冒頭の病院のシーン、彼女が新宿南口のあの病院から小田急の踏切を渡って代々木のビルに行くシーンわけですが、あのシーンで実際に「この踏切閉まると長いんだよな」とか「ここ右まがったひつじ屋おいしいんだよな」なんて事が頭に浮かぶかどうかでだいぶ映画の印象変わるんじゃないかな、と。
そう思うくらい具体的なややマニアックな新宿池袋田端近辺の街が描かれていて、個人的には好きでした。東京好きなんで。

あとどうしても言いたい日本の劇場アニメでよくある「興業のために声優を使わない事」に関しての問題です。
個人的には「キャスティングが嫌だからアニメ映画を観にいかない」人もいる事を制作会社には強く訴えたいのです。

平泉はネタとして割り切るとしても、本田翼はかなり残念。小栗の役は「これが平田だったら…」といちいち思わせてくれるし、じゃぁジブリのように声優嫌いなのかというと、花澤綾音というオタ向きな声優いじりして遊んでくるし、もうどうしたいのよ?と。
主要キャストについては知名度の高い俳優を使えという製作会社の意向なんでしょうが、こういうのはほんとーにやめていただきたい。

そんな中、主演の二人の演技はなかなかよかったと思います。
特に昨今売れてる森七については、今後普通に声優の仕事普通にやってけるよなぁ、と感心するほど。
まぁ主役の声がひどいと例えばプロメアみたいに「観てらんない」ような事態に陥る可能性が多分にあるわけで、そこはさすがに配慮したんでしょうけどね。 あばれて万歳さん [地上波(邦画)] 7点(2021-01-04 02:45:06)(良:1票)

9.つまらなくはない。
途中、ちょっと泣けたし。
ただねえ、印象は「君の名は。の縮小再生産だなあ」。
特に、「君の名は。」同様、エピローグが結構長いんだけど、そこで結構マイナス点。
この終わり方は、あまりいい気分じゃない。
主人公の最後のセリフに、自分は「そうかなあ?」と思ってしまった。 まかださん [映画館(邦画)] 7点(2019-07-19 22:39:55)(良:1票)

8.こんな純粋で素直な少年いないって。マセた小学生は、いるかも。 TERUさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2024-05-17 21:51:17)

7.映像の綺麗さだけで見る価値がありますね。
思春期を思い出させる丁寧な映画だと思います。 東京ロッキーさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-13 15:12:25)

6.《ネタバレ》 傑作ではないが佳作。
ストーリー構成は前作「君の名は。」と同じである。少年少女が出会い恋し、カタストロフィによって少女を失った少年が奪還に奮闘し、再会のハッピーエンド。
では何が違うのか。もちろんスケールの縮小感は否めない。前作はまず敵が「隕石」そして「時間」。男女の体が頻繁に入れ替わるというエロチックさに加え、時間を飛び越えて入れ替わるという新鮮なSF設定が作品の強烈な個性となった。一方、本作は敵が「雨」そして「警察」である。さらに言うと「世知辛い東京」そのものが敵として主人公達に立ちはだかる。
不条理な暴力、少女売春斡旋、門前払い、各所で冷たくあしらわれる場面がこれでもかと繰り返される。前作は「田舎から見た都会の華やかさ」、そして「都会から見た田舎の美しさ」が緻密に計算され画面構成に活かされており、日本中どこに住んでいる観客にも心地良さをもたらす様に作られていた。それが本作はどうだ。東京というコンクリートジャングルにて物語は進行、半地下の様な事務所が拠点となる。新海監督はアニメを作る動機として「自然の美しさを描きたい」と語っていたが、本作にはそれが全く無い。画面構成的にも悪天候で暗さが目立ち、明るい気分にさせられるシーンが少ない。
さらに前作は隕石という天災に巻き込まれる形で大勢の人達と共に命を落とす事になるが、本作は単に晴れを望んだだけでただ一人の人柱にされるという、完全に不条理な犠牲者。これがまたやるせない。さらにそれを助けてしまうと東京全体が犠牲になるという駆け引きが生じ、その選択に異を唱える観客も出て来るであろう。本人達にしてみればたまったものではない。致し方のない事では流せない問題である。もっと言うと、生活に困窮する彼女のために良かれと思って100%晴れ女を商売にしようというアイデアを発案した主人公に重く責任がのしかかる事になる。酷すぎる。いくら何でも色々と不条理を背負わせ過ぎである。
要するに前作に比べ本作が最も強調されている点は、作品全体を纏う「陰鬱」さにあると言える。そこが本作のイメージをワンランクダウンさせている要因ではないか。
本作と似た様な構成の映画が量産された時代があった。地方出身者が東京に出て来て世知辛い思いをする、不条理な動機でお尋ね者となり警察に追われる、隠れ場所を探しながら転々とし、暴力、拳銃…これは日本映画が斜陽となり、暴力とエロスに染まった70年代初頭の作りそのものである。余程強く意識しなければ、これほど極端に70年代のオマージュ作品になろうはずがない。その意図する所はどこにあるのか…なぜか2度も拳銃を拾い2度発砲するなど偶然では有り得ない。このピストル発砲という描写は何かの隠喩か伏線なのだろうかと思ったが、最後まで分からなかった。のちにインタビュー記事を拝読すると「家出をすることで社会から逸脱し、結果として社会と対立することになっていきます。その行き着く先に銃がでてくると物語が明快になる」と仰っておられるが、自分は頭が悪いのか理解出来ませんでした。
「秒速5センチメートル」が悲しい終わり方をしたのは、決して狙って行った構成ではないそうだ。色んなショートストーリーを一本に繋げたらああなっただけだという。どうやら新海監督は油断すると陰鬱なストーリーを作り上げてしまう人の様だ。前作「君の名は。」が軽快で楽しい構成になったのは、氏の成長によるものだと自分は解釈していた。娯楽作品を意識して作ったのだろうと。別に陰鬱な作品が駄目とは言わないが、それに付随するプラス要素が少ない。構成が前作そのままで、スケールを縮小し、新鮮さと引き換えに陰鬱さを前面に押し出したのが本作であるという結論に至ってしまう。その意図が分からないので多少困惑している。主人公達を苦しめた東京をあたかも浄化するかの様に水没させ、果たしてその浄化後の東京に舞い戻り感動の再会を果たす二人。これがあなたが望んだ東京そのものよと綾波レイの声でナレーションを入れたくなる様な皮肉たっぷりのラストであった。一体東京で何があったのだ新海君…。
前作同様ちゃんと泣けたし、ハッピーエンドと言っていい。爽快だった。異常気象など天の気まぐれであり、地球にいる限りこの異常気象と付き合っていくしかないというメッセージも伝わってきた。同感である。終始辛い映画ではあったが、ラストで救われたので加点。
余談だが、有能で可愛い弟というのは「聲の形」を想起させる。女じゃないのが残念だが良いキャラだと思う。なので凪君にも加点しておこう。7点。 にしきのさん [地上波(邦画)] 7点(2021-01-11 23:45:45)

5.美しい映像に圧倒される、大人の俳優たちの声優ぶりもよかったです。
「君の名は」とのキャラクターリンクを見つけるのも楽しみの一つかもしれません。 HRM36さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-10-17 09:05:57)

4.《ネタバレ》 前半20分くらいはどうにもはまれず。


前作よりも艶やかなのは雨が理由だろうが、特に前半の暗いシーンで気持ち悪くすら感じる。
それでいて小物は変なリアリティがあるので、ラブホにからあげクンがあるのはおかしいだろとなる。
それと背景動画がおかしいところが多々あり、しかもそれらのシーンが大抵重要シーンなので見ていてひどいなと。
一番ひどいのは「天気」を描いているのに、気温が10度下回ってもモブが寒がっていないのがおかしい。
雪が降るとき地表気温は平均3度以下だが、雪が降ってるシーン、半袖のモブが普通に歩いてるから。
そこら辺のリアリティが一か所でもないと、この手のはもうダメです、リアルに描かないほうがまだいい。


いわゆる職業声優を細かいところで出してるが、そんなんやるんなら主人公とヒロインを職業声優にやらせろよと。
前作よりも明らかに主人公とヒロインが下手だ。
俳優としては大根と言われる本田翼と小栗旬がなかなかに合ってた。
逆にきちんと攻めたつもりであろう平泉成が聞き取りづらかった。


BGMとしての音楽自体は特に悪くはなかったが、やはり劇中歌が五曲と多すぎ。
せめて前半と後半クライマックス二曲に抑えてくれないと。

物語としては主人公とヒロインがちゃんと出会ってからはなかなかに面白いんだが、
ラストの展開が誰がどう見てもエウレカセブンのラストとだだ被りしているなぁと。
それでもこの手の展開は好物です。
うーん、レンタルで見てみたが、買うには至らないかなぁ。 にんじんさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-30 23:53:32)

3.《ネタバレ》 良かったと思います。ただ、涙まで出た「君の名は」と比べると感動度は薄かったです。
引き続き映像が美しく、その緻密な描写には魅せられるものがありましたね。
空から見る東京の映像、雨が落ちる滴の映像、どれも印象深い。
それから、いわゆる天の気という考え方。自然は、人間のことなどお構いなしに
ただ存在しているだけであり、異常気象なんてないよって。その大局観好きです。
マイナスポイントとしては、「偶然が過ぎる」展開が度々あるなと。それが少し気になりました。
それと終盤の複数楽曲を使っての盛り上げ方は、ちょっとミュージックビデオ感を感じてしまいました。
まぁそんなわけで完成度としては君の名はの方が上ですが、本作も全体的によくできた作品でした。 あろえりーなさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2020-05-29 19:08:00)

2.映像と音楽は相変わらずの美しさ。それだけでも観る価値はあるのだが期待以上ではなかった。神道的世界観から来る神秘的な力によって少年と少女がつながり、最終的に少年が少女のピンチを救うという展開は前回と同じ。次も同じことをやるなら、新海さんはこれしかできないのかとがっかりするところ。それが新海イズムと言ってしまえばそれで終わりだが、創作物というのは新しさあってこそ価値が生まれるのだと思う。あと主人公の少年のテンションに私はついていけなかったので感情移入できなかった。「君の名は」のときも主人公のテンションに「ん?」となる部分があったが、まだ許容範囲だった。しかし今回は完全にアウト。ちょっとやばい奴にすら見えた。 ばかぽんさん [映画館(邦画)] 7点(2019-10-27 22:38:20)

1.《ネタバレ》 エゴを問う物語。『君の名は。』と違って、想い人を救うために東京が水没する。そこに至るまでのプロセスで帆高に共感出来るか否かで評価が分かれる。当然ながら、帆高が何故家出したのかは全く説明していない、監督ならではの作風で、須田の帆高と過去の自分を重ねる言動や、ひとつひとつのディテールで想像するしかない。一番重要なのは、殴られても、血を流しても、何を言われても、自分を貫いて走り続けるかどうか。一連の逃亡劇で象徴されていたように思える。晴れ女のビジネスで儲けようとするのもエゴ、大事なイベントで晴れてほしいと願望するのもエゴ、帆高が起こした"暴走"と何が違うのか。自分の思うように勝手に改造したのが現代社会であるならば、そのツケがいつか回ってくる。自分が望まない物事に対する不平不満がその社会の代償だからこそ、須田のように折り合いつけて生きているだろう。しかし、そのエゴもまた、一つの希望のように思えるのだ。あるべき姿に戻っただけ。いわゆるスタートラインだ。 Cinecdockeさん [映画館(邦画)] 7点(2019-07-19 23:59:17)

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【点数情報】

Review人数 82人
平均点数 6.48点
000.00% line
100.00% line
211.22% line
333.66% line
467.32% line
51315.85% line
62530.49% line
71012.20% line
81012.20% line
9910.98% line
1056.10% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review6人
2 ストーリー評価 5.90点 Review11人
3 鑑賞後の後味 6.90点 Review10人
4 音楽評価 6.30点 Review10人
5 感泣評価 5.80点 Review10人

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