みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.《ネタバレ》 原作未読。たぶん好き嫌いがはっきり分かれる作品かと思います。もっと審査員側の裏話があっても良かったかな。それと日系人以外の最終選考の登場人物も1人くらい触れた方が奥行きが出た。監督はポーランドで活躍してた人なのでポーランドの若手俳優も起用できたと思うが。主演の松岡芙優は大丈夫かなぁと思ったが逆にその不安定さがうまく役にあっていた。個人的には好きな女優ではない。この映画で特筆すべきはやはり新人の鈴鹿くん。何者かほとんど不明な人物なのに、一瞬で神童オーラが出るのは凄い。それと映像がとても美しく、この監督の別の作品も見てみたいと思いました。 【いそろく】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-07-04 17:42:32) 4.《ネタバレ》 <原作未読>これはなかなかの見応え。ピアノコンクールが舞台だがメインの4人は互いに刺激し合って、助け合ったりする。ライバルというよりピアノによって巡り合った友なんだな。残念ながら明石さんは最後まで進めなかったが、残った天才3人がそれぞれ自分との闘いに勝利することで生み出される音楽がそのまま圧巻のフィナーレとなる。ここまで来たら"優勝はあなたの想像にお任せしますEND"でも面白かったかもしれない、なんてことを思ったり。つまりみんなが勝者に映ったってことで、素晴らしい。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-08-11 23:40:51) 3.予告編に釣られ 鑑賞..いや~ 大人の演出、大人の映画でしたね~ 映像 撮影も なかなか上手い~ ただ 小説の映画化らしいですけど もう一歩 心に刺さるものがほしかったかな~ 主人公 亜夜 の覚醒も分かりにくかった..7点! 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-19 11:20:09) 2.《ネタバレ》 架空のピアノコンクールを舞台にしつつも、一重に、演奏場面における厳密なリアリティとその臨場感を映像の中に最大限に引き出しつつ、それを「損なわない」ことに最重点を置いた作風だと言える。言ってしまえば本作はドキュメンタリにより近く、更に言えば「物語」ですらない。それを紡ぐのはギリギリ松坂桃李ぐらいなもんで、あとは森崎ウィンのフルートがどーたらのくだりを除けば、松岡茉優すらも演奏者でなければ殆ど傍観者でしかないという徹底ぶりである。確かに今作、映像は(演奏場面以外も含めて)文句無しに色々と実に素晴らしい出来であった(て褒めてみたら、これ撮影日本人じゃないのですね…)。 しかし、映像に引き出されたそのクオリティの大部分は、もともと音楽演奏が持つ素晴らしさそのものだと言って過言ではない。とどのつまり、本作の感動はコンサートを直に鑑賞したときのそれと全く変わらないのだ。もちろん、音源だけを聴取する場合よりは遥かにリアルな感覚を得られるだろう。しかしそもそも本作には、描くべき物語と表現すべき深遠な音楽観が存在した筈だ。映像作品としての映画に本来求められるのは、映像と音楽、そして物語の調和による世界観・価値観の表出であるべきだと、私は信じて止まない。 映像にせよ音楽にせよ、それぞれの素晴らしさは確実に備えている作品である。特にいちクラシック音楽ファンとして、それを感じ取れることの価値は大いに認めよう。いま一歩、表現者としてその先を見据えて欲しいのだ。 【Yuki2Invy】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-05-04 17:17:15) 1.「才能」を持つ者と持たざる者、その境界を描いた話が好きだ。 無論、私自身には特別な才能などなくて、「天才」なんて存在はあまりにも縁遠いものだけれど、物語を通じて、彼らが辿り着く境地に触れ、その視界の一端を垣間見れたとき、何とも芳醇な気持ちになることができる。 そこには、嫉妬や諦観、拭い去れない羨望も入り混じり、かつて自分自身が心から「才能」を欲した過ぎた日々のことも思い出させる。 恩田陸のベストセラーを知らぬまま、本作の予告編を観たのだが、瞬間的に「ああコレは好きなやつだ」と思えた。そして、主演は松岡茉優。そりゃあ観ないわけにはいくまいと思った。 人物たちの背景描写を最低限度にとどめ、本編の大半をコンクールの数日間における若きピアニストたちの「共鳴」で描き連ねた構成は潔く、この物語が持つ性質に対して真摯だったと思う。 主人公をはじめ、メインで描かれる4人がどういう人生を歩み、どういう葛藤を現在進行系で抱えているのかが、非常に気になるし、その描写があったとしてもとてもドラマチックに映し出されていたと思うが、それらを排し、彼らの人生模様そのものを「音楽」で伝えようとしたことは、この映画の在り方として圧倒的に正しく、原作の本質を捉えていたのだろうと思う。 原作は未読だが、恐らく相当に映画化が難しい題材であり、文体であったろうことは想像に難くない。 そもそもがチャレンジングな映画企画だったと思うので、もっと偏った独善的な踏み込みを見せることができれば、更に特別な映画になり得たんじゃないかとも思うけれど、それはあまりにもリスキーなことだろう。 それでも、若い演者たちを中心に、「音楽」そのものの多面的な表現に挑み、映画作品としてきちんと成立させてみせたことは、称賛に値するし、ちゃんと面白かった。 特に、主演の松岡茉優の存在感と佇まいはやはり素晴らしく、クライマックスの「演奏」は、それが「演技」であることを忘れさせるくらいに圧巻だった。 勿論、私自身はピアノなんて弾けるはずもないが、劇場の手すりに置いた手が、鍵盤を打つかのように小刻みに反応していた。 そういう反応を引き出す「音楽」をスクリーンに映し出せた時点で、本作は映画としての価値を示していると思う。 天才ピアニストの一人を演じた森崎ウィン、誰だっけなーと思ったら、「レディ・プレイヤー1」の「俺はガンダムで行く」の彼だったか。流石はスピルバーグに抜擢されただけあって、フレッシュながらも安定した存在感を放っていたな。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-10-08 22:37:25)
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