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るろうに剣心 最終章 The Beginning

2020年【日】 上映時間:137分
アクションドラマラブストーリー時代劇シリーズもの漫画の映画化
[ルロウニケンシンサイシュウショウザビギニング]
新規登録(2020-04-16)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-03-09)【イニシャルK】さん
公開開始日(2021-06-04)
公開終了日(2021-11-10)


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監督大友啓史
演出谷垣健治(アクション監督)
キャスト佐藤健(男優)緋村剣心
有村架純(女優)雪代巴
江口洋介(男優)斎藤一
高橋一生(男優)桂小五郎
村上虹郎(男優)沖田総司
北村一輝(男優)辰巳
安藤政信(男優)高杉晋作
堀田真由(女優)幾松
池内万作(男優)
原作和月伸宏「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプコミックス刊)
脚本大友啓史
藤井清美(脚本協力)
音楽佐藤直紀
主題歌ONE OK ROCK「Broken Heart of Gold」
撮影石坂拓郎
製作ワーナー・ブラザース(映画「るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning」製作委員会)
集英社(映画「るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning」製作委員会)
配給ワーナー・ブラザース
編集今井剛
スタント伊澤彩織
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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4.シリーズ5本目にして完結編、ポスターには「シリーズ最高傑作、誕生。」の文字。そう謳っても問題ないとは思うが、手放しで褒めるわけにもいかないかな。ベースのOVA「追憶編」は30分×4話、映画化にはちょうどいい尺でありながら、あえて完コピにはしていない。つまり厚くなった部分もあれば、薄くなったり、あるいは削られた部分もある。たとえば剣心の幼少期だ。なぜ彼が新時代を渇望するのか、重要なパートに思えるのだが映画では一切出てこなかった。怨念のこもった傷は治らないとか、白梅香とか、志々雄とか、ちょいちょい欠けた感があったなあ。その分(?)新選組なんかすごく良くて、抜刀斎vs沖田総司は夢の対決感がちゃんと出ていた(斎藤一が剣を合わせなかったのは監督のこだわりとのこと)。そしてなんと言っても有村架純の美しさよ… 実際、ここが最重要ポイントかもしれない。だから満足した、が自分の答え。単純だなあ、また観たい。 リーム555さん [映画館(邦画)] 7点(2021-06-04 17:37:47)(良:1票)

3.今までこのシリーズを娯楽としてみていましたが、今回はちょっとテイストが違いますね。巴は雪女みたいなさみしさを感じさせたし、剣心はよろける姿までかっこよかったし。 海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-08-27 10:51:21)

2.期待した通りの面白さでした。ただ、原作、OVAと同じ話を観ているので、その内容を再確認する作業を感じたことは否めません。今回初めて描かれた抜刀斎と沖田総司の一騎打ちが一番の見どころだったと思います。実写版るろうに剣心のシリーズもこれでラストで残念ですね。日本刀アクションのカッコよさを広く知らしめてくれました。後に続く作品が出てきてほしいです。 次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 7点(2021-12-13 17:28:20)

1.予想通り、ビジュアルは爆発している。
「雪代巴」のあまりにも美しく、あまりにも残酷な斬殺の様。雪景色の白と、血しぶきの赤の、無慈悲な色彩。
あのシーンを、実写映画の中で表現しきったことが、この映画における唯一無二の価値だろうと確信した。

原作漫画の「人誅編」の中で主人公緋村剣心によって語られる“回想シーン”の映画化というよりは、やっぱりTVアニメシリーズの放送終了後にOVA作品として制作された「追憶編」の実写映画化という位置づけが相応しい今作。
個人的に、「追憶編」を観た翌日に今作を鑑賞したこともあり、それぞれの作品の良さや、再現性、そして難点も含め比較しつつ堪能することができた。

まずこの映画シリーズ通じての最大の強みでもあるキャスティングのマッチングについては、今作もその例にもれず良かったと思う。
ストーリー展開上、過去作と比べると登場人物自体がそれほど多くはないが、新たに登場する主要キャラクターを演じた俳優陣は、皆それぞれ素晴らしかった。

高橋一生演じる桂小五郎は、倒幕を掲げる長州藩の長としての非情さと、人心を掌握する人間味の深さを併せ持っており、この俳優らしい“あやしさ”を放っていた。
安藤政信が演じた高杉晋作も、「るろうに剣心」に登場するキャラクターらしい良い意味での実在性の無さが、史実における高杉晋作という人物の傾奇者的なイメージとも相まって魅力的だった。

アクションの見せ場を盛り上げてくれる「新選組」の面々も、ビジュアルのアンバランス感がとても漫画的で良かったと思う。
新キャラではないが、斎藤一役として主演の佐藤健以外では唯一の皆勤賞を果たした江口洋介のダンダラ羽織姿もセクシーだった。

そして、キャスト陣の中で最も印象的だったのは、冒頭にも記した通り、雪代巴の美しさと儚さを表現しきった有村架純だろう。
実はこれまで有村架純という女優に対してあまり好印象を持つ機会がなかったのだけれど、今作の有村架純は、まさに雪代巴そのものだと思えた。
何を考えているか分からない表情の無さ、名が表す通りまるで雪のような儚さと美しさ、そしてその中でふいに垣間見える慈愛と強さ。
有村架純の女優としての存在感と、雪代巴というキャラクター性が見事にマッチしていたのだと思う。



映像作品としてのビジュアル、そしてキャスティングには物凄く満足した。
ただその一方で、ストーリー展開、物語の起伏において、もう一つ物足りなさ無さを感じてしまったことも否めない。
それは、OVA版の「追憶編」を観終わった後にも少なからず感じたことだった。

その要因は明確で、即ちこの二つの作品(「追憶編」と「The Beginning」)で描き出されるストーリー展開が、原作漫画における緋村剣心の“回想シーン”の範疇を出ていないということに他ならない。
もちろん、主人公をはじめとするキャラクターたちの心理描写は、より深く掘り下げて表現されている。
ただ、話運びおいては、どうしても中途半端で、感情的に盛り上がりきれない状態で終わってしまう印象を受けてしまう。
それは、必ずしもハッピーエンドや、分かりやすい大団円で終えてほしいとうことではない。

原作においては、この“回想シーン”を「発端」として、怨念と復讐の権化と化した雪代縁との壮絶な戦いの末に、剣心が時代を越えて長らく抱え続けた悲痛と後悔が、本当の意味で“雪解け”を迎えるという展開に帰結する。
言わば、クライマックスに向けての“前フリ”なわけで、そのストーリーだけを単体で捉えてしまうと、どうしても尻切れ感が拭えないのだと思う。
(「追憶編」はOVAという形態であることもあり、「番外編」という位置づけだったのでまだ受け入れやすかった)

この前日譚を敢えて映画シリーズの最終作に据えた試み自体は、面白いと思えたし、決して間違っていなかったと思う。
連作として先に公開された「The Final」や、第一作「るろうに剣心」を思い起こして、今作の後の物語を鑑賞者側が補完することは可能だろう。
けれど、10年も続いたシリーズの最終作とするからには、今作単体で高揚感を極める何かしらのエッセンスがあっても良かったのではないかと思う。

安直だが、倒幕を果たし血塗られた刀を戦地に突き刺して去った緋村剣心の足元が、次第に“るろうに”として新時代の道を歩む姿になり、「おろ?」と振り返る様で終幕する。
そんな1シーンがポストクレジットでもいいので映し出されたなら、それだけでも、この映画シリーズを追ってきた原作ファンとしては十分に高揚できただろう。 鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 7点(2021-06-06 23:04:10)

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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 6.35点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
327.69% line
427.69% line
5311.54% line
6726.92% line
7415.38% line
8623.08% line
927.69% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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