みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
17.リンチの原点であり頂点。育児に追い詰められた男の心象風景を見せ付けられているよう。未体験から引き起こされる強烈な不安、そして悪夢という原液にどっぷり浸かったような気分が味わえる、唯一無二の質感。観賞後、食欲を失くすこと間違いなし。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-02-28 23:41:46) 16.こういう悪夢ものってのは、非日常の世界に拉致されてそして日常の世界に戻ってきてヤレヤレってなるのが多いと思うんだけど、これ逆ね。日常のほうが悪夢なの。そしてラストで非日常の側に身を投げ出していってしまう。生活・暮らしそのものが悪夢だって言うんだよね。子どもに代表される鬱陶しさ。夜泣き・保護の義務、生活するってことはなんて鬱陶しいことなんだろう、というイメージを繰り返し見せつけてくる。子どもは積極的には主人公を攻めない、ただ弱々しく泣き続けるだけ、これがポイント。『エレファント・マン』でも舞台のイメージを重視していたけど、ここでも理想郷をそれで表現している。非生活の理想郷としての舞台。それと音響効果。スチームの音とか、遠くの工場の音とか、雑音がざわついている。妻がまぶたをグリグリやる音まで聞こえてくる。それとヌルヌルドロドロのイメージ。変な太ったヒルみたいのがピルンピルン動いていく。この人も好きですねえ。首から消しゴムなんて、どういう発想してるのか。コナをさっと払うとこがなんとも残酷・酷薄な感じ。全編を覆ううんざり感はハンパでなかった。D・リンチは日本ではまず『エレファント・マン』のヒューマンな監督として登場したのだが、次にこの処女作が紹介され、すぐに誤解が解けたのだった。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-22 10:16:18) 15.ここまで気持ち悪い映画を作るのは、ある意味すごい。 【eureka】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-03-15 16:35:27) 14.観ている間、まるで鈍器でアタマを殴られ続けるような感じにさせてくれる映画。 ヘンリーだけでなく観客にとっても正に悪夢と言ってもよいかもしれない。 あまりに耐えられない悪夢なので、自分の妄想のなかで自分のアタマを消しゴムにして粉々に吹き飛ばしてみたくなる衝動もなんとか分からんでもな。 悲惨なオトコの現実逃避を描いた作品なのかもしれない。 そして途中でラジエーターの女性が歌った歌がこの映画を言い表したようなものでしょうか。 頭が変になることもなく、全て上手くいき、悩みなんてない世界、それが天国。 子どもを殺して、最後は自分を天国に行かせてしまったような感じがする。 リンチ以外に作ることは出来ない正にある意味では傑作と言って良い世界観をもった映画。モノクロもいい効果が出ている 個人的には「工場で何してるんだ?」「ただの工員です。」の後に全く動かなくなったオヤジとベッド脇に盛られた土に刺さった草のようなモノが特に気に入りました。 それにしてもあの赤ん坊は作り物としてもリアル過ぎる、特にあの眼の動きは説明することは難しい。 そしてあの口や舌の動き方はなんなんだろう、切ろうとしたチキンが足をばたつかせることの比ではなく説明困難だ。 【六本木ソルジャー】さん 7点(2004-11-14 04:31:48) 13.《ネタバレ》 「マジでイレイザーヘッドやん」と奇才の思惑にまんまとのせられている自分。気味悪いはずの赤ちゃんにときどき愛おしさを感じたりと普段は表れない自分自身が出ているのを感じます (彼女のおばぁは悪魔のいけにえのおじぃを思い出させるキャラですな) まぁ次に観るのはウン十年後だろうけど・・・(香港帰りの初投稿がコレって・・・) 【ヴァッハ】さん 7点(2004-09-05 20:38:39) 12.デヴィッド・リンチの世界が炸裂。血がピュ~ッて出るのが好きなようだ。デューンとかでもやってたし。他人には薦められない映画だね。ちょっと前に流行った「自己責任」で観るべし。 【マックロウ】さん 7点(2004-06-08 15:03:49) 11.クセになるね! 【k】さん 7点(2004-02-03 15:31:29) 10.《ネタバレ》 全編、常にむずがゆい感覚を持たされる映画。夢に出てくる満腹太郎バリの女性、よくこんなキャラが思いつくなってくらいの赤ん坊、おどろおどろしい舞台設定、ゴーゴー鳴っている音、ストーリー性も起承転結もなにもなく突然訪れるエンディング、などなど、ホントむずがゆい。奇人っぷりの原点、ここにあり。 【もた】さん 7点(2004-01-08 01:09:26) 9.うーむ、いいですね、さすがデビッドといったトコですね。ナンダこれはつまらん!という人もいると思いますが、妙に好奇心をあおられて最後まで見入ってしまいました。あのお婆ちゃんが個人的にいけてます(笑 【ブチャラティ】さん 7点(2003-12-11 13:19:46) 8.《ネタバレ》 ダメ男の日常。突然女妊娠。理解できない子供。 なれない相手の親。価値観。すべて不条理な世界観で 現実を表している。不快になったらこの監督の勝ち なんですね。いいです。 【とま】さん 7点(2003-11-15 01:14:30) 7.エド・ウッドの『グレンとグレンダ』を観てた時に何故か思い出してしまったのがこの映画。だいぶ影響受けてるんじゃないかと思ったんですが気のせいかしら。とは言え雰囲気は全然違って、なまじカネをかけたら出せないんじゃないかというような、すさんだ雰囲気が充満してます。一歩間違えれば、観るに耐えない素人作品になりかねないところですが、本作はさすがテンションを維持してます。赤ちゃんがかなりヤな顔しててどうにも忘れられん。 【鱗歌】さん 7点(2003-08-30 19:48:39) 6.評価は極端に上下に分かれて当たり前。何しろ凄い映画です・・・はい。小生、この作品のラストは笑えるタイプです。 【なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154)】さん 7点(2003-06-04 19:36:11) 5.底知れぬ異様な怖さ・雰囲気という点で「2001年宇宙の旅」に通ずるものがあり、この類のグロテスクさとしては「帝都大戦」の胴体が虫になった女の子の姿、あるいは中尾ミエがカニになっているCMが思いつきます。こういう怖さを出すとすれば、どういう映像を撮ればいいのか自分で考えて見たんですが、それを発表します。出産シーンで女性の陰部からまず巨大な蜘蛛の毛だらけの足が出てきてその足が陰部の周りに足を着いて出ようと踏ん張っています。そのときの音響・音楽として蛇が怒ったとき出す声を20声部の多重録音した音にガラスを金属でこすった時のキーンという音を変則に混ぜ、クラスター音を低く鳴らしておいたり、とこんな感じ。次に蜘蛛の胴体が出てくるのですが、その胴体の周囲は裂けていて鋭い歯がぎざぎざに生えていて大きな口になっていて、生まれたばかりなのでその口を馬のように横に微妙に動かしています。蜘蛛の模様は赤と黒と緑と黄色などからなっていて緑が主体。もちろん蜘蛛からは気持ち悪いどろどろな黄色・緑の透明な液がぐちゃぐちゃ音を出しながら出ています。次にはこの蜘蛛を取り上げた医師の手を蜘蛛はその大きな口でパクリと食べてしまいます。そこで医師の手から血が噴出し、出産女性と蜘蛛は血だらけになる。そこで蜘蛛は大きな口を開けて舌を動かしながらゲラゲラ笑っている。終。 【ooo-oooo-o】さん 7点(2003-04-05 14:02:41) 4.D・リンチの頭の中を見てみたい。普通のヒトでは思い付かない様な映画。なんとも云えず、ついつい最後まで見てしまいましたヨ。基本的にモノクロ映画は独特の怪しさが良いデスな。 【魑魅】さん 7点(2002-10-30 21:58:01) 3.すごかった。訳が分かりません。しかし、デビッド・リンチの作品は何となく観てしまう。この映画、最初15分ぐらい全くセリフがありません。しかし、そんなことが気にならないほど引き込まれます。あの赤ん坊はいったい何だったんだろう?あの歌っていた女の子は誰?引き出しに隠したものは何?しかもあの終わり方。全く謎だらけです。すごく怖いし、もう観たくないけど何故か引き込まれる映画。 【もえもえ】さん 7点(2002-10-15 00:43:15) 2.怖い。怖いよー。雰囲気抜群。主人公抜群。赤ん坊抜群。ダンサー抜群。ストーリー不明。カルトな雰囲気に酔いたい人にのみお勧め。 【イギリスオレンジ】さん 7点(2001-11-13 03:13:17) 1.まるで悪夢だ。リンチの初監督作品だが、今だにこれが彼の最高傑作なんかじゃないかと思う。まさに彼の原点だし、気持ち悪さ、息苦しさは半端ではない。 【あろえりーな】さん 7点(2001-09-02 17:50:36)
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