みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 メロドラマ風な安っぽさも感じるが、それぞれのエピソードが意外ときちんと有機的に機能しており、優れた映画として評価できる。 「親の気持ち子知らず」、「子の気持ち親知らず」というテーマがきちんと描かれていたのではないか。 父親としては、それぞれの娘に早く自立してもらいたかったのかもしれない。そうでなければ、三人の娘全員を大学に通わせたりはしないだろう。 二人が結婚し、もう一人も自立の目途が立ったので、ようやく行動に出たのではないか。 娘たちに自立してもらいたいが、娘たちに対する「愛情」も持ち合わせている。 日曜日の晩餐はその不器用な「愛情」の表れだろう。 しかし、父親のそんな気持ちを知らずに、長女と次女は父親の世話を重荷に感じながら、気まずい関係に陥っているのが、映画にとっていい味にもなっている。 長女の大学時代の失恋話も、次女(と自分自身)を納得させるだけの口実に過ぎなかったのかもしれない。 一番早くに実家を出たかった次女が、結果的に三女、長女、さらに父親よりも遅くまで実家に残るという構造が見事だ。 ラストも実に秀逸だ。「親の気持ち子知らず」、「子の気持ち親知らず」というテーマが見事に昇華されている。味覚を取り戻し、次女のスープの味が分かることで、「子が父を思う気持ちに、父が気付いたのではないか」と感じさせるものとなっている。 本当に美しいラストである。 やはり、アン・リー監督はアカデミー賞を受賞できるほどの才能を持ち合わせていると感じることができる。 撮影方法に関してもセンスの良さが随所に感じられる。 よくありがちな手法だが、レストラン内の撮影も見応えがあり、料理も非常に美味しそうに撮れている。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-11 01:59:43)(良:1票) 5.《ネタバレ》 完成した料理よりは料理される直前の鯉や鶏の生きた姿を映したショット、またそれらを料理する場面に拘っているようで、"食は命の恵み"といったアン・リー監督の教えが伝わる映画です。食卓の場面は、家族たちが食を共にする場所というよりは重大な告白をする場所として描かれていたのがとても印象的でした。食べるということはすなわち、心が解放されることなのか。中華のようでどこか和食のテイストを持ち合わせた台湾料理の数々、学校や交通網に人間が所狭しとひしめく雑踏から、"台湾"という国の情景が画面を通して十分に伝わってきました。最後蛇足ながら、驚愕のラスト(笑)はどんでん返し系映画の隠れた名作としても一つおススメしたい。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-07-13 15:36:52) 4.いつの間にああなっていたのかさっぱりわからないところがあのどんでん返しのよさなんだなあと、意外にさわやかな気持ちで見終えることができた。食べ物はおいしそうで大変よかったのだが、男の区別がうまくつかなくて自分の中で少し混乱してしまったのが残念だった。 【HK】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-24 17:16:12) 3.《ネタバレ》 娘たちに囲まれる親父さんの吹き替えが久米明さんでほんとピッタシ。 ↓三波さんのおっしゃるとおり、私も一杯食わされました、ご馳走様(笑)。 日曜日のエンゲル指数がドえらく高いお宅ですねぇ(羨)。その確執や和解の悲喜こもごもがなぜか面白おかしいです。 母親という存在の束縛がないということが良い意味でこの三姉妹の強さ弱さを描く材料になっているのもミソです。この監督は’姉妹’を撮るのがホントに上手いですねっ。 池上季実子、じゃないけど彼女にエール!男性はこんな女性を選ぶべき。 【かーすけ】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-05-09 17:16:16) 2.どっか、日本のドラマでこの映画の料理シーンをまねたようなものがあったけど、差がありすぎて・・・。あんりーほど中国人の魅力を伝えることがうまい人は居ないのでは?・・・ああ、チャンさんがいたな。 【如月CUBE】さん 7点(2003-10-06 19:39:50) 1.なんかあちらの日常に触れたような・・・。魅力あふれる映画ですね。本当に、料理美味しそうでした。おじさんが学校にお弁当持ってくとこが好きです。羨ましくて、あのお弁当箱買いました。 【おもち】さん 7点(2003-03-25 00:43:18)
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