みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
27.正直言って、けして面白いというような感想は書けない。ではつまらなかったのかと言うとそれもまた違う。作品全体のスケール感、CGなんかじゃない本物の映像による迫力と戦闘シーンの凄さ、力強さ、上空から見えるハワイの海、景色の美しさとそして、何と言っても日本人の出演者の豪華な顔ぶれ、昔の日本映画が大好きな私には懐かしい名前、黒澤組、川島作品、その他色々な俳優陣、タイトルがトラ・トラ・トラと来て少ししか出番のない渥美清、我らが寅さんの登場にもっと見せてくれ!あれだけじゃ全く物足りない。と言うようにとにかく出演者の顔ぶれを楽しむという意味での別の楽しみ方をこの映画では見出すことが出来る。アクションもの撮らせて上手い二人の日本人監督、舛田利雄に深作欣二という監督による演出により、生み出された迫力、しかしながらやはり当初の予定通り、黒澤明監督で観たかった気がするし、それ以上に私としてはこのような感じの作品は岡本喜八監督が最も適しているようにも思える。黒澤明監督が撮っていたら、岡本喜八監督が撮っていたら、いや、トラ・トラ・トラなんだから山田洋次監督だろう!なんて考えてもみたりと、色々考えてしまったりもする。山田洋次監督は喜劇だけの監督ではない。それにしてもこの出演者の顔ぶれを見てしまうと今の日本の俳優のレベルは?と思えてしまう。それだけかつての日本には良い俳優、演技力のある本物の映画スターが沢山、いたんだなあ!と思います。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-26 21:41:31)(良:1票) 26.《ネタバレ》 真珠湾攻撃にいたるまでの日米の苦悩、混乱を描いたドキュメンタリー風戦争映画。序盤の淡々とした政治的駆け引きの云々が長くてしんどいけど、後半の爆撃シーンは圧巻。日米合作とはいえ、この題材をここまで中立的に描いた事が凄い。 ともかく、「パール・ハーバー」とか見るならトラ・トラ・トラ!(パール・ハーバー見たこと無いけど)最後の山本五十六の苦虫噛み潰した表情での一言がとても印象的。どちらにとっても苦々しい結果となってしまいましたね・・・。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-09-25 23:09:18)(良:1票) 25.《ネタバレ》 製作当時では、これほど大日本帝国をリアルに描写したハリウッド映画は初めてだったでしょう(日本人が監督と脚本を担当しているので当然でしょうが)。ただあまりに史実に忠実なので、前半部分は日米とも高官ばかり登場するので退屈と感じる人も多いのでは。しかし真珠湾攻撃の映像は今観ても息をのまされます。機銃掃射を受けて爆発炎上した戦闘機のプロペラがくるくる回りながら吹っ飛ぶシーンは、偶然の産物なのでしょうがまさに映画の神様が降臨したとしか思えません。最も本作は、後年に『パール・ハーバー』というトンデモ作が製作されたおかげで評価が高まったという気もしますが。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-02-14 12:37:23)(良:1票) 24.記録映画のようでエンタテイメント性はないが、史実に基づき結構細かく丁寧に作られているし、演じる役者も似せているので歴史の勉強として見るにはよいかもしれない。1点気になったのは、山本が近衛(演者がちょっと老けてるのも気になったが)に説明したのは「半年か1年の間は随分暴れてご覧に入れる」であって、作中台詞では半年ぐらい多めになっており、ちょっと時間軸が違うかなということかな。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-12 16:52:01) 23.今まで見たアメリカ戦争映画とは一線を画すものがあった。 こういった歴史的事実をモチーフにした作品で、更にそれが戦争であるとなれば、その物語性や面白さよりも実際にどの程度則ってどの程度相違があるのかということに私は着眼してしまうのであるが、現実は検証が難しい。 ただ、この作品はあらゆる面で中立な視点で事実を演出したいという意思が見え、好感が持てる。これから歴史を学んでいく人に見てほしいし、自分もその自分に見たかった。 【さわき】さん [地上波(吹替)] 7点(2017-01-17 23:38:00) 22.《ネタバレ》 いつものアメリカ万歳映画かと思いきやドキュメントタッチで淡々と進行していくのが好感をもてます。 アメリカでの興行は失敗だったようですが、ほとんどアメリカがやられっぱなしなので面白くなかったのでしょう。その反省からか後に続くP40無双、東京初空襲そして三文恋愛を入れた「パールハーバー」が作られていったのではないでしょうか? またこの二つの映画結構似たシーンがあって、乗用車で飛行場に駆けつけるや黒人水兵が艦上で機関銃をぶっ放すシーンとか、これは本当の体験談かなにかなのでしょうか? 映像的にはオープニングの長門での登舷の礼、黎明の出撃シーンが良かったです。戦闘シーンも時代的にCGはありませんが良くできています。 【ikuhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-01-14 14:22:56) 21.渥美清他数名を除いた日本側キャスト陣の臭い演技が気になりましたが史実映画としては見応えありました。結末を知らなければもっとハラハラドキドキしたと思います。後半の戦闘シーンも迫力満点でした。目いっぱい背伸びしている日本と余裕をかましているアメリカが伝わってきます。米での興行成績は振るわなかったそうで、反対に興行的に成功した「パール・ハーバー」も観ましたが高予算低内容娯楽作品でした。こうあるべきだと思うことしか認めたくないのが人間なのでしょうが、実話の映画はこの作品ように作ってもらいたいものです。当時の本当に余裕のあったアメリカの懐の広さに感服します。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-18 20:27:02) 20.本作にはアメリカ戦争映画によく見られる「アメリカ万歳」は無く、かと言って反戦をテーマにしている訳でもない。 日米開戦前夜の双方の駆け引きを、双方の主張や余計なドラマ性を排しどちらか一方の視点に偏ることなく再現しようとした日米双方の心意気が伝わってくるような見応えのある力作。 同じ真珠湾攻撃をテーマにした某大駄作をご覧になられた方、ぜひこちらも一度見ていただきたいと思います。ただ、日本パートで多用される、料亭で流れているような落ち着いた味わいがある純和風の琴の音に緊張感がそがれる。日米合作の良さが出ていた作品でしたが、この部分だけが勿体なかったですね。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-09 17:18:41) 19.《ネタバレ》 ブルーレイ版を購入して鑑賞。戦争映画ですがドラマ感、悲壮感等はあまり無く淡々と進んでいく感じです。当時、FOX社が倒産しかかる程?、莫大な制作費を使っただけあって映像に迫力があります、武器や兵器をカッコイイ!と言うのは自分の中では不謹慎なことと思っているのですが「朝焼けのゼロ戦」のシーンはキレイでした・・・。(あと特典映像の「ウラ話」が結構面白かったです)日本側のシーンになるとBGMに琴の音が入ってくるところに・・・「ザッツ、ハリウッド!」 【より】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-10-23 18:45:34) 18.もっとアメリカ寄りの一方的な映画なのかと思ったら、観てみると日本のシーンの方が寧ろアメリカよりもしっかりしていて、日本の事情説明なども丁寧に描かれてはいる。この辺は脚本に日本人が入っていることが大きいか。出演俳優も豪華なもんで、しっかり日本人が日本人を演じているため、見ていて文化的な違和感を感じるところはない。ゼロ戦が編隊を組んで飛んでいく様は、やはりCGでは出せない味があるし、迫力がある。しかしよくこれだけアメリカ軍の馬鹿っぽさが目立つ映画を撮ったものだ。日本人としてのあまり屈辱感を感じることのない稀有な太平洋戦争映画。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-21 17:57:22) 17.パールハーバーを見て何も思わなかった方に、是非見てもらいたい作品。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-31 17:09:45) 16.どこまで史実に忠実かよく分かりませんが、「パールハーバー」と比較するとはるかによく出来ていると思います。「パールハーバー」はかなり無茶苦茶だから比較するのも失礼ですが。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2007-01-12 23:15:53) 15.日章旗を前にして整列する真っ白な夏服の日本海軍の兵士たちや山本五十六ら、日本人海軍将校たちのセクシーなこと(アブナイ!アブナイ!)・・・。勝利は究極的には自由と民主主義にもたらされると説いた山本五十六、そして(2.26事件、5.15事件などによって当時、日本の民主主義は実際には麻痺状態だったのですが)国民の信託を受けたはずの内閣に権威で対抗するのではなく明治天皇の御製歌を朗読することによって内閣の戦争突入の意向を暗に批判した昭和天皇など、戦争に反対するこれだけの優れた日本人がいながら、外交の敗北という過程を経て日本が戦争に突入していく様がリアルに描かれていたのが良かったです。日本軍による真珠湾攻撃は山本五十六がラスト・シーンで言ったように戦術(tactics)上の勝利であり、戦略(strategy)上での日本の敗北を意味していました。二十世紀前半、人類は一度で懲りずに二度までも愚かな戦争を経験してしまったわけですが、旧戦勝国と旧敗戦国の映画陣が協力し、お互いの情報収集力や俳優、映画技術を駆使してあの頃一体何が起きたのかを冷静に分析し、それぞれの立場で描いたなら、オスカーどころかノーベル平和賞を受賞してもいいような人類全体に資する至宝が次々と生み出されることでしょう。 本作品でのアメリカでの評価はIMBDによると10点満点で平均7.4点(4,665人)、米国Amazon.comでは5点満点で平均4.5点(174人)。因みに「戦場にかける橋(Bridge over River Kwai)」は米国Amazon.comで同点(132人)、IMBDはデータなしです。冷静な分析がなされている戦争映画はアメリカではメチャ受けます。ましてや、この映画は謎に包まれたかつての敵国についてです。 【かわまり】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-29 00:36:51) 14.ある程度の予備知識がないと、ストーリーを追うのは少々難しいかも(特に前半)。でも、零戦が朝焼けの空へ次々と飛び立っていくシーンは、「トップガン」よりもはるかに美しく、神々しく、感動的でした。ところでこの映画、米国では絶対に受けないでしょうね。彼らの信じる“正義の軍隊”がコテンパンに叩かれて終わるんですから。よく企画が通ったものです。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-27 14:25:04) 13.当時としては史実をよく研究してるなぁと。 映像自体は凄く迫力ありますが、エンターテインメントとして面白いわけではない。 日米合作でこういう映画を撮ったことには拍手ですし、日本側パートががっぷり四つで作り込まれてたのが嬉しかった。 濃厚な作品であることは間違いなし。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-04 21:55:28) 12.真珠湾攻撃を日米双方の立場から書いた合作映画。どこまで史実であるかは別として真珠湾にまつわる諸説に興味がある人間には面白い映画である。真珠湾爆撃の迫力は期待ほどではなかった。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-28 07:55:04) 11.スケールが大きく終始画面に釘付けだった。これはお薦めですね。 【ゆきむら】さん 7点(2005-02-09 06:41:19) 10.パール・ハーバーとよく比較されるが、世界観が全く違うこの映画は後世に残すべく作られた作品のような気がする。よって比較する事自体がナンセンスでは無いかと思う。日本側の綿密な計画に対し、統一性のないアメリカ軍によって、真珠湾攻撃は大成功に終わったが、しかし、その後の日本は山本五十六が最後に言った「眠れる巨人を起こしてしまった」に全てが集約されている。 【みんてん】さん 7点(2004-09-07 17:24:53) 9.史実に基づき?まじめにこの歴史的開戦を描いています。日米両国の男たちの葛藤と戦略、失敗と成功に唸らされます。このあとの悲惨な歴史を思うと、ハワイの上空を舞う零戦が美しくも哀れです。そういえば、あの「パール・ハーバー」の前にこれをみているので、あのヘッポコ映画をみたとき怒りがおさまらなかったのでしょう。リメンバー「パールハーバー」、おまえは0点じゃ。 【杜子春】さん 7点(2004-07-22 23:50:29) 8.あまり面白く無かったな。いっそ真珠湾にレキシントン・ホーネット・ヨークタウンetc.がいて艦爆や艦攻に撃沈されるストーリーにしたら良かったのに。(ワラ 田村高廣の淵田美津雄は、なかなか良かった。(親父の坂妻ならもっとよかったが) 【Waffe】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-04-30 17:45:01)
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