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風の丘を越えて~西便制

(西便制)
Sopyonje/Seopyeonje
(서편제)
1993年【韓】 上映時間:113分
ドラマ
[カゼノオカヲコエテソピョンジェ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-11-12)【にじばぶ】さん
公開開始日(1994-06-25)


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監督イム・グォンテク
配給シネカノン
字幕翻訳根本理恵
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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4.《ネタバレ》 詩情あふれる映像美。朝鮮民族の恨の精神はとても好きになれないけれど、この映画ではそれを超越していた。
求める芸術のために、娘ソンファの目を奪う父の愚行。それを知っても父に恨みをぶつけるでもなく、唱い続けるソンファが健気で美しい。
さほど美形とは思えなかったソンファが、生き別れた弟と共演するシーンでは、限りなく崇高で美しく感じられた。 飛鳥さん [DVD(字幕)] 7点(2016-10-05 23:09:44)(良:1票)

3.《ネタバレ》  人生がそのままパンソリという芸道の追求にある父親ドンホと娘ソンファ、現実世界を見る息子ユボン。
 ただ、ソンファにとってパンソリと同じくらい大切だったものが家族だったのかもしれません。ユボンを失ったときの娘の精神の崩壊というのは、目から光を失ったときのそれよりはるかに大きいものだと感じました。ソンファが唯一パンソリを歌えなくなったきっかけがユボンであるならば、ユボンは唯一ソンファと俗世間とをつなぐ存在だった気もするんです。もしそのことに気づいた父ドンホが、もうひとつの俗世間とのつながりであるソンファの目の光を奪ったとすれば、父ドンホはパンソリと同じくらいソンファを愛していたとも思えます。
 だから結局、ユボンを失い、視力を失ったことで、恐らくはソンファのパンソリはその芸術性をより一層高めていったのでしょう。ところが、父ドンホが求め続ける「恨」の向こう側のような境地、ここには到達することができないわけです。父ドンホは、その境地を見ることなく他界してしまいます。
 数年後、ユボンとソンファが再び再会を果たしたとき、皮肉にもパンソリはその境地に到達しちゃいます。パンソリと最も遠い位置にいたユボンという存在が、ソンファのパンソリを最後の境地に到達させるために必要だったとしたら、これはひとつの芸術が完成されるまでの物語。ただそこに、生身の人生を重ね合わせたことで、私たちのような俗人にも大きな感動と共感を感じさせてくれます。
 最後、子供につられて歩く彼女を見たときに、もはや人間を超越した仙人や神を見る気持ちで、まるで悲劇のようなストーリーが全然悲劇にはなっていない不思議な感覚。娯楽映画とは言えませんが、何ともいえない余韻がしばらく心に残る映画ですね。 たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-24 02:37:55)(良:1票)

2.《ネタバレ》 人生そのものを芸に昇華させる・・・その鬼気迫る芸道の追求ぶりはまさに「巨人の星」のパンソリ版といった感じでしたね。良く韓国には「恨」の文化があると言われますが、その一端を見ることができたような気がします。
TMさん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-17 00:29:19)(良:1票)

1.《ネタバレ》 とても美しいが地味な映画。公開当時、韓国では社会現象となるほど大ヒットしたことを記憶している。ラスト近く、家出した主人公の弟(配役にかなり無理が…)が野垂れ死にや悪の道に走ることなく、製薬会社に勤務し立派に暮らしていることがわかりホッとしたりする。盲目の姉と弟が再会しながら名も名乗らず別れるラスト。韓国人のほとんどがここで泣く。韓国人の恨の思想の象徴だと説明されたが、私には製作者も大衆も現実を超越してとことんメロドラマを希求しているとしか感じられない。そこがまた韓国的なのかも知れないが。 lafishさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-07-13 23:30:27)

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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 7.50点
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100.00% line
200.00% line
300.00% line
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515.00% line
6315.00% line
7420.00% line
8315.00% line
9525.00% line
10315.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review2人
2 ストーリー評価 7.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 7.50点 Review2人

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