みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
4.寝る間もなく暗闇の中を走り続ける長距離トラックのドライバー。希望も安らぎも無い好転しない日々を生きる中年男の悲哀。そんな男が出会う薄幸の女。彼女もまた安らぎの無い日々を生きていた。 冒頭、暗闇の中を眠気をこらえて運転するジャン。ヘッドライトに照らされてぼんやりと見えてくる路傍の看板。まるで先に希望の見えない日々を生きる登場人物の日々のようでもある。 冒頭から結末まで虚しさが支配する映画は好みではないですが、妻だけでなく、娘とも関係が冷え切っている中年男ジャンと家庭に恵まれず父がいない若い女性クロ。こんな2人の日常描写から抑え気味の台詞の中にも一見釣り合わない父と娘ほど年の離れた男と女が互いを必要とし、安らぎを求め合う思いが伝わってくるギャバンとアルヌールの2人の姿が印象に残る作品です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-19 00:07:52)(良:1票) 3.《ネタバレ》 「重要ではない人」という身もフタもない原題の本作。たしかにスーパーマンは登場しないし、奇跡も起こりません。しかし、その当たり前な感じがいい。楽しかったのはほんの一瞬で、あとはずっと苦しいのみ。仕事は辛いし、貧しいし、天気は悪いし、画面は終始どんよりしています。苛烈をきわめる長距離トラックの運転手という設定がまた、非常に今日的でリアルです。 で、最悪の結末を迎えるわけですが、ジャン・ギャバンが元のサヤに収まってサバサバしているところが、救いでもあり、薄情な印象も残します。結局、彼にとってヒロインが夢うつつの中で思い出す程度の「no importance」な存在でしかなかったとしたら、それはそれで哀しいですね。 ちなみに本作を邦画にリメイクした「道」という作品を大昔に見ました。仲代達矢と藤谷美和子の主演だったのですが、本サイトにも載っていないくらいなので、大コケしたのでしょう。たしかに何も覚えていません。しかしテーマ音楽だけすごく印象に残っています。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-21 03:02:24) 2.《ネタバレ》 昔のフランス映画は小難しい印象があったが、本作は大変わかりやすく容易に見れた。 現代は「取るに足りない人々」と言う意味だそうだが、まさにこのタイトルにふさわしく、 どこにでもあるような不倫のお話。でもその等身大の人たちを等身大に描いているからこそ感情移入ができますね。 彼女との馴れ初めはすごくあっさりしてんだけど、家族や妊娠後の展開はしっかりと描かれていて、 おっちゃんの切なさにヘッドライトが当てられております。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-21 15:28:34) 1.ずいぶんやるせない映画で心苦しくなりますが、登場人物がみんな人間臭いので救われます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-15 22:01:06)
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